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帰宅後、『HAIKARA事件帖』の次回作の箱書きをやる。箱書きというのは、まんがの、ストーリー全体の流れを考えて組み立てることです。
16:30、神保町の新企画社で、編集長の渡辺くんから、単行本のカバーデザインのラフを見せていただく。
そのまま続けて同編集部のA木氏と、次回単行本の打ち合わせ。ネタがインターネット入門コミックなので、打ち合わせの途中で編集部にあるパソコンを操作してみたりしたのだが、動作がサクサクと早〜い!! うーん、我が家のパソコンは2世代、いや3世代前のマシンだからなぁ。
18:30、皇居二重橋前の東京会館で、集英社第四編集部寄稿家新年パーティに出席する。
しかし…知り合いがいない…。最近は集英社であまり仕事をしていなかったせいもあるが、出版社のパーティでこれほど知り合いが少ないこともめずらしい。
ということで、前半は「MANGAオールマン」の編集者に軽くあいさつをしただけで、ひとり寂しく立食をしていたのだが、途中で、いきなり後ろから声をかけられた。振り返ると、かつて「週刊少年サンデー」で仕事をしていたころに知り合った人で、当時はまんが家N・Hさんのアシスタントだったけど、現在は「ヤングジャンプ」でまんが家として活躍されている紅林さんでありました。
それで、後半はその仲間のところで会話にまぜていただいた。それにしても、紅林さんはすっかりまんが家の貫禄がついていて、驚いてしまいました。
帰宅後、エニックスの「少年ガンガン」の原作の改訂をして、深夜、編集部にファックスで送る。
深夜、ひと段落したので、先日の尾瀬岩鞍スキーツアーの写真をこの monologue に掲載した。見てね。 snap photo
午後から、ずっと新企画社の次回単行本のコンテ作成。早くこれを終わらせないことには、他の仕事に取りかかれない。
しかし、ひたすら仕事をやってるのに、チリチリとお尻が焦げるような焦燥感があってぜんぜん落ち着かないぞーー。
ということで、夜までに第1章分を書き上げてA木氏に e-mail で送る。しかし今後の予定がかなり狂いそうだぞ。うーむ。
午前4:00、小腹が空いたので、冷蔵庫をあさって夜食を食べようと思ったら、なぜか、いつのまにか鍋一杯のカレーを作ることになっていた。 snap photo
深夜、今年2本目の柴又名画座を開館。本日のプログラムは、1950年代のモンスター映画の古典 『蝿男の恐怖』 を上映。comment and picture
17:00、神保町へ移動し、集英社のロビーで、「オースーパージャンプ」編集のM沢氏と『HAIKARA事件帖』の原作打ち合わせ。昨年暮れに発売された「オースーパージャンプ」に掲載されたエピソードが人気投票で1位だったというので、次回作にも力が入る。
18:00、そのまま同じ神保町にある新企画社へ行き、A木氏と単行本の記事部分について打ち合わせ。今週中に記事部分のコンテを見せてほしいと言われる。
A木氏とは今回初めて仕事をするのだが、最初、ぼくは、A木氏がのんびり話をしているから、それほどせっぱ詰まってないんだろうと思って「(コンテを書くのは)来週いっぱいでいいですか?」と聞くと、「いえ、今週中にいただかなければ困ります」と、静かな口調で断言されてしまった。そう。A木氏は、あまり感情を表に出さないタイプの方なのだった。
そのあと、閉店間際の書泉グランデや古書店を足早に見て回る。M沢さんから、去年の暮れに立て替えていた資料代を清算してもらったので、サイフには万冊が3枚もある。立て替えていたお金を返してもらっただけだから、別に儲かったわけじゃないのだが、何となく気が大きくなってしまい、わずかの間に1万円近く本を買ってしまった。俺ってバカ(笑)。
帰宅後は、サトウの福餅入り鏡餅を開封して鏡開き。缶詰のゆであずきでお汁粉を作っていただきました。
夕方、A木氏がメールを受け取ってくれたかどうか、確認のつもりで新企画社に電話を入れると、その電話で、すぐに続きの原稿が欲しいと言われてしまった。えーっ、次の締め切りまで少しは余裕があると思ってたのにぃ。こっちから電話しなかったら彼はどうするつもりだったんだろう。こういうのをやぶへびというのだな…。
風邪は若干持ち直した感じ。しかしここでダメ押しで、風邪薬とうがい薬を買ってきて、さらにみかんを20個ほど追加。鍋に半分残っていた昨日の甘酒も全て飲み干したら、夜にはほとんど回復。いや〜よかった。
夕方、遅ればせながら柴又帝釈天へ初詣に行く。しかし午後5時には帝釈天脇の車道の交通規制が解除されると警察が拡声器でアナウンスをしていて、そこに出ていた露店があたふたと店仕舞いを始めており、なんだか寂しいかんじ。やっぱ初詣は元日に行かないとだめでしたかね。
しかし、いちおう今年は早々からおかげさまで仕事が立てこんでいるので、お賽銭は、例年の50円から、奮発して4倍の200円にしたのであります。もちろん願掛けの内容は、作品のヒット祈願!!
帰宅後、今年最初の柴又名画座を開映。プログラムは、今さらながらの 『スピード』 である。しかも本日地上波で放送された吹き替えトリミング版。 comment and picture
まずは一安心、ということで柴又名画座を開館したのだが、睡魔に耐えられず中断、眠ってしまった。
11:00、年賀状を読みながらお雑煮を食べる。最近は電子メールで年賀状をくださる方も多くなってきたが、やっぱりぼくは物理的に手に取れる年賀状の方が好きだなぁ。
と思っていたら、友人から電話があり、ぼくの年賀状がもう届いているとのこと。投函したのは30日と31日だったんだけど、今年はけっこう早く着きましたね。大昔は、31日に投函しても必ず元旦に届いてたんだけど、10年ほど前から30日投函でも元旦には届かなくなっていたのだ。今年は郵便局も電子化が進んだのかな。
午後は軽く仕事をする。周囲が静かなのでけっこう集中できるぞ。