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その後、ウイザードイン事務所へ戻り、次回作に登場するマジックを若手マジシャンの金森駿くんに演じてもらい、資料用にビデオ撮影をする。
16:20、ようやく完成した原作をファックスで編集部へ送る。
すぐにK口さんから電話があり、「これでOKです」と言われた。ふー。何とか間に合った。実は明日から3日間、夏休みをもらったのである。まぁぼくはフリーだから毎日が夏休みみたいなもんなんだけどねー、夏に夏休みをもらうのは気分の問題でもあるから重要なのだ(笑)。
夜、テレビでF1GP第12戦ドイツグランプリを観戦。佐藤琢磨は8位スタートの8位入賞。チームメイトのJ・バトンが13位スタートの2位入賞なので、それとくらべるとかなり残念な結果だったけど、ホットなオーバーテイクシーンを3回も見せてくれたので、レース自体は熱く楽しめた。
その後、『マル暴鑑識官』15話の原作第1稿の執筆を再開。ようやくゴールが見えてきた。
と、ここで『マル暴鑑識官』の原作の執筆の手を止め、『マジック・マスター』次回シナリオ第6稿の仕上げを行う。
29:49、完成したシナリオをファックスでN川さん宅へ送る。
夜、ペースが落ちてきたので、気分を変えて『マジック・マスター』の次回シナリオ第6稿を執筆。
14:00、気を取り直して『マル暴鑑識官』第15話の箱書きの続き。ほどなくしてようやく箱書きが完成し、いよいよ原作の執筆に入る。でも本当はもう完成原稿をとっくにUPしていなければならない時期なのだ。
24:00、車で西新宿のスクウェア・エニックスへ。電話でN川さんを呼び出し、いつものジョナサンキッチン西高井戸店で『マジック・マスター』次回シナリオ第5稿打ち合わせ。今回は打ち合わせであまり紛糾することもなく、比較的順調に改訂が進んでいる。
夕方、ふとエアコンを見ると、何とまた水漏れが発生しているではないか!! 先週修理に来てもらったばかりなのに、どうやら治っていなかったらしい。そこで再び三洋電機の修理受付センターに電話をかける。すると再び修理に来られるのが30日だというではないか!! そこで「何だと!? おうおう、最初に修理依頼の電話をかけたのは6日なんだぜ、早く治してもらわなければ困るじゃねえか!!」 とは言わずにていねいな口調で主張したら、明日23日に来てくれることになった。これはわがままではなくユーザーの権利の主張だと思う。
26:59、完成したシナリオをファックスでN川さん宅へ送る。
夜、『マジック・マスター』次回シナリオ第4稿を執筆。
26:48、完成したシナリオをファックスでN川さん宅へ送る。
14:00、さらにエアコンの効率を上げるため、半日かけて部屋を片付ける。
夜、『マル暴鑑識官』の第14話箱書きを作成。
27:00、ちょっと小休止をしようと思ってテレビを付けたら、日本映画専門チャンネルで、ちょうど勝新太郎の『兵隊やくざ』第1作が始まるところだったので、本日の柴又名画座を開館することにした。 comment and picture
20:00、夕食後、車で家を出て、代々木の国立オリンピック記念青少年総合スポーツセンターへ向かう。今日はここで午後7時から、夏に開催されるマジックマスターズオープン2004の東京予選が行なわれているのだ。そこに「少年ガンガン」編集のN川さんが取材に行っているため、合流して打ち合わせをする予定なのだ。
21:00過ぎ、センターに到着。予選はAとBの2ブロックに別れて行なわれており、ぼくはBブロックの6人の演技を見ることができた。
22:00、N川さんと車で打ち合わせに向かう。今日はN川さんの提案で、いつもと気分を変えて初めて入る店にした。向かった先はジョナサン松庵店。入ってみると、昔のジョナサンの内装のままで何だか懐かしい雰囲気である。しかし椅子とテーブルの間隔が狭くて打ち合わせにはちょっと……。しかし仕事はやらねばならない。『マジック・マスター』次回シナリオ第2稿の打ち合わせを行なう。
25:00、帰宅後、何とかF1グランプリの放送時間には間に合ったが、佐藤拓磨のレース結果は……ノーコメント……。
帰宅後、さっそく昨日購入したパソコンパーツの取り付けを始める。 snap photo
16:00、電車で神保町へ。喫茶店古瀬戸で「週刊漫画ゴラク」のK口さんと待ち合わせ。次回『マル暴鑑識官』第15話のプロット打ち合わせ。ぼくが持っていったネタにはK口さんが難色を示し、没になっちゃったけど、その場で新たなプロットを考え直し、結局、面白そうな設定がまとまった。
17:30、地下鉄で岩本町へ移動し、秋葉原でお買い物。デスクトップパソコンのハードディスクが満杯になってしまったので、増設用HDDとDVD-RWドライブを購入するためだ。HDDはすでに品物を決めてあって、性能対価格比で今のところいちばんコストパフォーマンスのいい HITACH IBM の160GBを予定している。
DVD-RWドライブの方は、先日LG電子のGSA-4082Bが9000円台で売っていたので、さらに価格がこなれていることを期待したのだが、秋葉原に着いてみるとGSA-4082Bはすでにどこの店頭からも消えていた。うう、残念。1歩遅かったか。
PC関連商品は、価格がどんどんと下がって下げ止まると、なぜかある日突然、一斉に店頭から姿を消してしまうのだ。この理由は謎だけど、ぼくの推測では、旧製品の際限のない値崩れで新製品が売れなくなるのを防ぐためにメーカーが回収してしまうんじゃないかと思うんだけど、どうなんでしょ。単に売り切れただけなのかな。
で、どうしようと、TSUKUMO eX.に入ったら、NEC製の DVD+R/DVD-R8倍速ドライブに、TVチューナー&ビデオキャプチャーボードがセットになったI・Oデータ社製のパッケージ製品 DVR-ABN8/TV が税込み12,190円で売っていた。DVD+-R8倍速ドライブだけでもそれくらいの値段の値段がするものもあるので、これは買いかも……そろそろHDDレコーダーが欲しいと思ってたけど、予算的に厳しいし……。ということで、結局、これをお買い上げ。その他、前に安物を買ったら使いにくかったキーボードとマウスも新たに買い直し、本日の出費は合計で33,577円也。キビシーッ!!
19:00、中央線で新宿へ移動。新宿西口で「少年ガンガン」編集のN川さんと待ち合わせ。青梅街道沿いのジョナサンで、『マジック・マスター』次回プロット打ち合わせ。こちらは基本設定はすでに決まっているので、それをいかに面白く料理するかが打ち合わせのポイントとなる。
22:00、帰宅後、さっそく『マジック・マスター』次回シナリオ第1稿を執筆。
26:18、完成したシナリオをファックスでN川さん宅へ送る。『マジック・マスター』のシナリオの場合、第1稿〜第2稿あたりは、まだ後で原稿の書き直しをすることを前提に書くプロット的なものなのであまり時間をかけずに書くことができる。けど、ここから決定稿までが長いんだよね〜(苦)。
20:30、車で自宅を出て、JR上野駅公園口で「少年ガンガン」編集のN川さんと待ち合わせ。いつものジョナサン上野桜木店で『マジック・マスター』次回プロット打ち合わせ。
今回の打ち合わせは、のっけからぼくとN川さんで、とある登場人物に対する解釈のずれがあり、その1点だけで議論が30分以上白熱した。ところがよくよく話してみれば、実際は双方にそれほど大きな見解の相違があったわけじゃなく、お互いの合意点さえ見つかれば、後の打ち合わせはスムースに進んだ。
たまにはこうした議論になるのも、お互いの作品に対する見解が確認できて、結果的には良いのである。ストレス解消にもなるしー(?)。
夜は、期待のF1フランスGPを見る。が、佐藤琢磨はまたしても16周で、エンジントラブル発生、即リタイヤとなってしまった。しくしくしくーーー。
と、その時点で、もう続きを見る気は失せちゃったんだけど、惰性で見てたら、何とシューマッハがものすごいことをやってくれた。それは、常識では考えられない4回ピット作戦であった。
現在のF1のレギュレーションでいくと、ピットイン回数は通常2回か3回にするのがベストな選択で、それより回数が多くても少なくてもリスクが大きくメリットは少ないと考えるのが普通なのだ。
だからシューマッハが最初から異常に早いタイミングでピットインを繰り返し、3回目のピットインをしたときは、誰もがチームの作戦ミスか、マシンに何らかのトラブルを抱えているに違いないと考えた。もちろんぼくもそう思った。
事実、トップを行くルノーのアロンソを追って2位を走っていたシューマッハは、3回目のピットイン後、4位にまでポジションダウンしてしまったのだ。
ところがそれからがすごかった。ピットイン回数を細かく分けることによって積載する燃料は少なくなる。つまり車体は軽くなるわけで、さらには新品タイヤによるグリップ力もあるから、シューマッハはアロンソより1秒以上早いラップタイムで猛然と追い上げを開始したのである。そして両者の間隔は見る見る縮まっていき、アロンソが3度目のピットインを終えたときには何とシューマッハがその前を走っていた!! アナウンサーも解説の片山右京も呆然。もちろんアロンソも、ルノーのピットも全員呆然としていたに違いない。
フェラーリチームの監督ジャン・トッドが考えたというこのトリッキーな作戦を可能にした理由は大きく3つあった。1つ目は、フランスGPの開催地マニクールサーキットのピットレーンが短いために、ピットインによるロスタイムが他のサーキットより少ないということ。2つ目は、フェラーリの履くブリジストンタイヤとアロンソの履くミシュランタイヤに特性の違いがあり、ブリジストンタイヤが特にこの作戦の走りに適していたこと。そして3つ目は、シューマッハがこの常識はずれの作戦を計画通りに実行してしまう実力を持っている天才ドライバーであったということだ。うーん、恐れ入りました。
実は80年代以前のF1には、こうした予想を超えるドラマはいくつも起きていた。それは選手にもチーム監督にも、さらにはチームオーナーにも並外れた個性のあるキャラクターが何人も揃っていたからである。まるで個性のかたまりのようなキャラの立ったおじさんやお兄さんが、お互いにいかに相手チームを出し抜くかにしのぎを削っていた様子は、時にはレースよりもピットの方が面白いことさえあったほどだった。
それがやがてカリスマたちが次々と第一線を去り、レギュレーションの締め付けがどんどん厳しくなっていく中で、奇抜な作戦はほとんど生まれる余地がなくなってしまったのである。
そんな中での今回のフェラーリのキテレツ大作戦である! 久々にかつてのF1を見て燃えたあのわくわく感がよみがえってきた。
F1にこんなドラマチックな「事件」があったとき、ぼくはその展開をもう一度頭の中で反芻し、イメージの中で映画のようにカット割りをしてみる。どこでコマを割るか、誰にどんなセリフを言わせるかを頭の中で再生産するのだ。
シューマッハが逆転トップに立った瞬間、彼はどんなモノローグを吐くのだろうか。ヘルメットのバイザー越しに、ピットから出てくるルノーマシンがチラリと見え、それがたちまち後方へと消え去っていく。その瞬間の彼のつぶやきとはいったいどんなものなのだろうか……。また逆にアロンソを主人公にしてアロンソの視点からこのシーンを描いたらどうなるだろう……。そんなことを想像していると、1度のレースが何度でも楽しめちゃうんですよね。
ありきたりの表現だけど、筋書きのないドラマは、フィクションの物語作りにもっとも役立つときがある。今回は大いに勉強させていただきました。ありがとうシューマッハ。
……というわけで、シューマッハがひとり勝ち状態でも、佐藤琢磨がリタイヤしまくってても、まだまだ今シーズンは面白くなりそうなF1だぜーーーーっっ!
機種は、富士通 や SONY などのメーカー品だと、いろいろな機能やソフトが付く替わりに価格も高くなってしまうため、ぼくはショップブランドを薦めることにした。
結局、ぼくがTさんに選んだのは、TSUKUMO から出ている eMachines のベーシックモデル J2820 である。CPUはCeleron2.8GHz、メモリ256MB、HDD 80GB、8X DVD+-RWドライブと8-in-1メディアリーダーが付いて、17インチの液晶ディスプレイをセットにしても何と税込み96,800円からある。これの液晶ディスプレイを、プリンストンからI・Oデータ製にアップグレードすると+2,000円。さらに液晶ドット欠け保険を2,400円で付加しても総額101,200円と、ほぼ予算内におさまる。液晶ドット欠け保険というのは、正確な名前は今ちょっと分からないけど、TSUKUMO が独自に設定している保険で、液晶ディスプレイ購入時にこの保険に加入しておくと、通常はクレーム対象とならない1ドットからのドット欠けでも無料で新品交換してくれるという保険である。液晶ディスプレイのドット欠けは気にならない人は気にならないが、気になる人は1ドットでもものすごく気になる。しかも中古で売るときの価格にも響いてしまうので、ドット欠けはないに越したことはない。ということで、この保険は実にありがたい。
因みにこの3日後に、最新CPU Celeron D325 を採用した新型モデル、J2828が発売される予定ではあったが、こちらは3,000円高となるため、Tさんは旧モデルで一向にかまわないという。これで機種は決まった。
14:00過ぎ、秋葉原に到着。しかし駅前は再開発が進み、公営の立体駐車場がなくなってしまって駐車スペースを探すのにひと苦労。再開発が終わればビルの中に駐車場ができるというが、それまでは車で秋葉へ来るときに困るなぁ……。
しかしそれでも何とか裏道でパーキングチケットの駐車スペースを見つけ、ツクモ本店地下の eMachines売り場へ行き、わずか10分でTさんは、ぼくのおすすめセットをお買い上げ。別にぼくは TSUKUMO の回し者ではないけれど、Tさんにとって、現時点ではベストな選択だったと思います。
16:30、途中ファミレスで遅い昼食を取って帰宅後、さっそくTさん宅でセットアップのお手伝いをする。Tさんが今まで使っていたのはおよそ4年前のIBM製薄型デスクトップで、CPUはPentiumIII WindowsMeマシンである。最近はこれではさすがに非力になってきたのと、動作も不安定になってきているという。
まずは旧マシンから新マシンにメールデータや各種設定を引越しだ。WindowsXPに標準で付属するファイルと設定の転送ウイザードプログラムをフロッピーに書き写し、旧マシンで、そのフロッピーからウイザード実行することで、旧マシンの各種設定とユーザーデータをファイル化することができる。
後はそのデータをCD-Rに焼き、新マシンでウイザードを実行すると、メールデータやIEのお気に入りなども含めた環境設定がまとめて転送できるんだから今は簡単です。
もっとも、ぼく自身のパソコンの場合は、フォルダも設定も改造しまくってるので、こう簡単にはいかないんですけどね(笑)。
また新マシンのほうも WindowsXP HomeEdition のプリインストールマシンだから、こちらも設定はサクサク進んだ。起動してユーザー情報を入力しただけで、自動的にインターネット接続設定までが終わっていた。後は WindowsUpdate を実行し、アップデートパッチを当てれば、基本準備は完了だ。
ここで昔話をしてもしょうがないけど、Windows3.1の時代には、インターネットに接続してブラウザやメールを使えるようにするだけでも半日がかりの大仕事だったんですけどねー。いやはや、最近の若いマシンときたら……。
OSのアップデートが終わったら、先ほどの転送ウイザードを使って旧マシンの設定を新マシンに移植し、愛用のマウスドライバやプリンタドライバをインストールする。
後は NortonInternetSecurityをインストールし、さらにTさんが常用しているプログラムのいくつかを新しいパソコンにインストールして作業は終了。
Tさんはあまりパソコンをカスタマイズしないで使っているので、旧マシンとほぼ同じ作業が新マシンでできるようにするのに、およそ3時間で済んだ。いやー良かった。
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