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ということで、本日も仕事ははかどらず、連続して柴又名画座を開館。先日に引き続き『新・座頭市物語』を上映。 comment and picture
夜、W邊さんと電話で打ち合わせ。基本的なストーリーラインに関してはOKが出たが、キャラクターの掘り下げを中心とした若干の修正を依頼される。
夕方、少し集中力が落ちてきたので、柴又名画座を開館することにした。今日は時代劇が見たい! ということで『続・座頭市物語』を上映。 comment and picture
15:30、秋葉原へ向かい、本日発売のDVDソフト『NHK少年ドラマシリーズ 少年ドラマアンソロジーI「タイム・トラベラー」「明日への追跡」』を購入する。
ということで、2ヵ月ぶりの柴又名画座はもちろんコレ! スペシャルプログラム『タイム・トラベラー』を上映だっっ!! comment and picture
夜は、『マジック・マスター』次回原作の改訂第5稿を執筆し、深夜、編集のN川さん宅にファックスで送る。
14:00、神保町の集英社へ行き、「オースーパージャンプ」編集のM沢さんと、今回から新たに『HAIKARA事件帖』の担当になったW邊さんに会う。そのまま3人でタクシーに乗り、マンガ家の里見桂さん宅へ向かう。
15:00、大泉学園の里見桂さん宅へ到着。旧担当のM沢さんから新担当W邊さんへ引き継ぎを行ない、そのまま次回『HAIKARA事件帖』のプロット打ち合わせをする。
「スーパージャンプ」本誌で『ゼロ』を連載している里見さんの作画スケジュールが、あいかわらずタイトなため、今回の原作を早目に仕上げて、1本ストックを作っておきましょうということになる。実はそんな話はずっと前から旧担当ともしてたんだけど、なかなか実現できなかったのだ。でも今回こそぜひそうしたいよね〜。
18:30、M沢さん、W邊さんと練馬で別れ、電車で新宿へ。新宿NSビル前で「少年ガンガン」編集のN川さんと待ち合わせ。NSビル内の喫茶店で、夕食を食べながら『マジック・マスター』の次回原作改訂稿について打ち合わせをする。こちらはすでに第4稿まで改訂が進んでいるので、ほぼフィニッシュ状態で精神的には楽な打ち合わせだった。しかしこちらも、これから先のエピソードで難しいシチュエーションが待ち構えているため、原作のストックを作っておきたいという話になった。やっぱビンボー人にヒマはないってことですね(涙)。
20:00、N川さんと別れて、新宿西口のヨドバシカメラとソフマップで、デジタルビデオカメラ用のワイドコンバージョンレンズ(raynox DVM-700 X0.7 税別4,880円)とマルチPCカードリーダー・ライター(MEMOREZ UMC300 税別9,799円)を購入。
22:00、帰宅後、さっそくそのワイドコンバージョンレンズを取り付けたデジタルビデオカメラでぼくの仕事場内のパノラマ写真を撮影、PixAroundというソフトウェアを使って、360°ぐりぐり回転写真を作成した。どんなものかは、WORKSHOPのコーナーで公開したので、ぜひ見てください。
実はこの PixAroundというソフトウェア、手塚プロ公式ホームページ「手塚治虫@ワールド」の手塚治虫記念館・館内探検コーナーにも使われている。シェアウェアで、1,980円(税別)と値段も安いので、試しに使ってみたところこれがなかなか操作も簡単で超楽しいのだ。デジカメで遊ぶのに最高のソフトなのである。
ということでさっそくレジストした。さらにこの360°ぐりぐりパノラマ効果を強調するにはぜひともワイドレンズが欲しい! ということで、今日買ってきたワイドコンバージョンレンズも、このPixAroundのために買ったようなものなのだ。またパノラマ写真向きの素材を見つけたら撮影して公開しますね。
24:00、今日打ち合わせした内容を踏まえて『マジック・マスター』の次回原作の改訂を行ない、深夜ファックスでN川さん宅へ送る。
20:00、集英社の「オースーパージャンプ」編集部へ行く。実は先日、新担当編集としてH木さんを紹介されたばかりだが、編集部の内部事情によって、急遽、H木さんではなく別の担当編集がつくことになったのだ。そして新たに紹介されたのが入社10年目というW辺さんである。ぼくと同じ大学の出身だとのことで、気も合いそうだし、ぼくの『HAIKARA事件帖』のシナリオもずっと社内で読んでいたということだから、今後の作品の発展にも力を貸していただけそうで大いに期待が持てる。ま、その分、ぼく自身もがんばらなくちゃいけないんだけどね(笑)。
ということで、さっそく先日送っておいたプロットについて細部の打ち合わせをする。基本的なストーリーラインについては合意点に達したが、来週、火曜日の夜までにシナリオの第1稿を完成させることになった。『HAIKARA事件帖』のシナリオは時間がかかるので、けっこうタイトなスケジュールである。
帰宅後、確定申告のための書類整理をする。計算してみると、あと50万円ほど経費を使っておけば、なんと8万円もの節税になっていたことが分かった。この確定申告額は、あとで区民税・都民税や、国民健康保険の支払額にも反映されるから、それを併せて考えると、最終的に余計に払わなくてはいけない金額は10万や20万では済まないことになる。
ここで「あ〜、ペンティアム4のフルスペックパソコンでも、キャッシュでポーンと買っておくべきだったかなぁ」などと景気のいいことを一瞬思ったのだが、よく考えてみると、大した貯金もなく安定した収入もないぼくに、そんなムダ遣いをする余裕なんてどこにもないなずなのだ。
使いたくもない経費を使わなければその分を税金として持っていかれてしまうというのは何かがおかしい。納税は国民の義務だとは分かっていても、理不尽さは拭いきれない。江戸時代の大名の参勤交代とか農民の年貢とかと同じように、いつの世も、時の為政者は下々の者に富を蓄えさせないために巧妙なシステムを作り上げているとしか思えない。お願いだから貧乏人から金を搾り取らないでくれぇ!! 言ってもムダだけどね……。
深夜、頭が痛くなり悪寒がしてくる。花粉症のために喉や鼻の粘膜が荒れっぱなしのために、どうやら風邪が慢性化してしまったらしい。確定申告の書類を書き上げたところでエネルギーが切れ、電話が鳴っても出る気力もなく爆睡する。うーむ……。
16:30、秋葉原へ到着。表通りにある大型店を一通り歩いてみた。機種はすでに決めてあるので問題は価格だけなんだけど、どこもだいたい似たり寄ったりの価格だったので、結局、よく行くT-ZONEの下のミナミムセンでファックスを購入した。 snap photo
続いてデジタルビデオカメラを探す。これももう欲しい機種は決まっているので問題は価格だけ。しかしこちらは、店によって5,000円〜1万円ほど価格に開きがある。そうなると、こんどはあまり安すぎる店は心配になってくる(笑)。店の信用度とか店員の応対なども見ながら決めたいところだ。そして30分ほどあれこれ迷いながら歩いた結果、大型家電店の老舗ナカウラで、希望機種が特価セールになっていたため、ここに決定。めでたくデジタルビデオカメラを購入した。ファックスの購入レポートが異常に長くなってしまったので、こちらのレポートはまた後日書きます。
『マジック・マスター』原作の改訂第3稿を執筆する。
ところで、懐かしドラマといえば……!! ぼくが中学生の時に見て、大感動した、NHK少年ドラマシリーズ第1作『タイム・トラベラー』が、今月、DVDで発売されるのだ!! こちらはもうファンなどというものではなく、もうぼくの体の一部ともなっているドラマだけに、必ず絶対買わなければならないソフトなのだよ吉山君!!
当時はビデオなどなかったから、ぼくはテレビの前に三脚を立てて映像を写真に納め、再放送の時にはテープレコーダーで全話を録音し、それをずっと宝物としてきた。そうしたら後で知ったんだけど、当時、そういうことをしてた人というのは全国にいっぱいいたんですね。
1980年代の半ばに大和書房から石山透のシナリオ本が発売され、もちろんぼくも購入。しかしぼくが録音しているテープの音声とくらべてみると細部にかなり違いがある。映像化される段階で変わってしまった部分があるのだ。それだけに、ぜひもう一度映像を見てみたいという気持ちはひじょーーーーーに強かったのだ。
このシナリオ本が発売された当時、ぼくは勁文社で『全怪獣怪人大百科』という本を編集しており、その本に『タイム・トラベラー』も収録しようとしたんだけど、残念ながらNHKの版権担当者が「スチル写真を掲載するには出演者の許可が必要だが、それは事実上不可能」と言われて許可がおりず収録は幻となってしまったのだった。ところが、その直後、大和書房からこのシナリオ本が出て、ショックを受けたぼくは、大和書房の担当編集者さんとも連絡を取り、翌年、再度NHKにかけあったのだが、やはりNGだったという苦い過去がある。ただ、そのシナリオ本の担当編集者さんとは、その後もしばらくの間連絡を取り続けていたのだった。
しかーし!! これだけの傑作ドラマであったにもかかわらず、作品を保存するという意識も見識もないNHKは、あろうことかマスタービデオテープを消去してしまったのだ。そのため、『タイム・トラベラー』はこんにちまで幻のドラマとなっていたのである。ただ、何年か前に関係者のひとりが最終回だけをダビングテープで持っていたことが判明し、それを映像ソースとして、日曜日の早朝に再放送されたことがあった(ぼくはこの再放送を後で知って地団太踏んでくやしがった)。
そして今回のDVD化であるが、たぶん、その再放送時の個人所有テープをマスターとしているのだろう、映像が収録されているのはやはり最終回だけで、あとは全話分の音声データ(これはNHKに保存されていたらしい)のみが収録されているのだという。
しかしそれでもいいのだ。ぼくは自分で持っている録音テープをスリ切れるまで何度も聞いているので、音声だけを聞けば映像は頭の中に完璧に再現できるのである。
この『少年ドラマ』シリーズを愛するファンのホームページと、DVD化の情報ページへは、映像関連リンクのコーナーからどうぞ。
15:30、ウイザードイン事務所へ移動し、代表の柳田昌宏さん、秋元正さんを交えて打ち合わせの続き。
18:00、ひさびさに夕方に打ち合わせが終わったので、マンガ専門古書店・まんだらけに立ち寄って、仕事の資料や仕事の資料でないマンガ本などを購入する。
ところで、先月の中旬ごろから調子の悪かったファックスが、いよいよ送信でも受信でもトラブルが出るようになってしまった。普段、シナリオなどの文字原稿を送るときはパソコンから直接ファックスモデムで送信してしまうのでファックス専用機はいらないんだけど、受信はやっぱり専用機の方が使い勝手がいいし、たまに資料写真などを送信するときにも、やっぱりファックス専用機が必要だ。そこで仕方なく、新しいファクシミリを買う決心をした。
そして夕方、ファックスはパソコンで受信するように設定しておき、車で近所の大型家電店100萬ボルトへ行ってみた。が、目指す機種が予想価格より数千円高かったため、結局、この日は購入しなかった。
その後、夕食と仕事を兼ねてファミレスへ行くことにしたが、今日は気分を変えて、いつものガストやジョナサンではなく、環七沿いにあるフラカッソに入った。ここで閉店時間のAM2:00まで粘り、第2稿を書き上げて、ファックス(モデム)でN川さん宅へ送る。