Top 柴又名画座 No.152 | Back |
『タイム・トラベラー』最終回「タイム・エネルギーの謎」(1972年 NHK総合) |
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タイム・トラベラー テーマ曲 (※要QuickTime Plug-in) |
物語は……、ある日の午後、理科室の掃除当番だった中学三年生の芳山和子(島田)が、理科準備室を掃除中に、フラスコに入った薬品の匂いをかいで失神してしまう。そして彼女は、それをきっかけとして時間を跳躍する能力を身につけたタイム・トラベラーとなってしまったのだ。実はそのフラスコには、700年後の未来からやってきたケン・ソゴル(木下)という未来人の少年が、和子の同級生・深町一夫になりすまし、密かに作っていたタイムトラベルの薬品が入っていたのだ。それをきっかけとして、和子とケン・ソゴルをめぐるはかなくも不思議なドラマが始まる。
低予算のスタジオドラマながら、毎回、物語の最初と最後に城達也のサスペンスフルな語りが入り、まるで「ヒッチコック劇場」や、「ミステリーゾーン」を思わせる良質のSF作品となっている。
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NHK少年ドラマ アンソロジーI 「タイムトラベラー」 「明日への追跡」 <Link to Amazon> |
ということで、この作品は、ぼくにとっては、まるで昨日放送されたばかりのように記憶が鮮明だったため、今回、再見してみて新たに発見した部分というのがまるでなかったのが残念だった。第1話から全話通して見られたらまた新たな感想があるのかも知れないが……。むしろ、このDVDで初めてこの作品を見た人の感想がぜひ聞いてみたいところですね。
因みに、このDVDには、『タイム・トラベラー』全話の音声トラックと、後に放送された『続タイム・トラベラー』の全話の音声トラックも収録されている。