monologue |
< または日記 の・ようなもの >
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トキワ荘メニュー キャベツだけ炒め |
夕方起きたけどボーッとしてただけで、もう日付けが変わっちゃったい。もったいない!!
14:30、神保町へ移動し、新企画社で編集長の渡辺くんと、単行本のスケジュールの再調整打ち合せ。今まで1章書くのに1ヵ月近くかかっているのを、10日に1章のペースで書かないといけない見込みだ。エンジン全開でがんばらないと。
パソコンに向かって、昨日まで書いたところをざっと読み返してたら、書き直したい部分が出てきしまった。それでそこを書き直しているうちにすでに夜。あまり進まない。書いている原稿の内容自体はぼくが大好きなネタなので、書くことそのものは楽しいんだけど、ページが遅々として先へ進まないのがもどかしい。
夜、コンビニでドリンクやレトルト食品を山ほど買い込み、明日と明後日は一歩も外出せずに仕事に集中する予定だ。
夕方、気分転換に自転車で隣町まで夕食の買い出しに行き、ひさびさにゲーセンでゲームをやる。しかし特に目新しいゲームはなし。しかし、プレステ2のカーレースゲーム、楽しそうですね。ボディに周囲の風景が映り込んでいたりするリアリティが楽しそうです。
あまりに寂しすぎるので、深夜、友人を誘い出してガストで夜食を食べる。ガストは、昔は超山盛りのフライドポテトとか、チョコパというアイスクリームと生クリームにチョコレートシロップをかけただけというシンプルな山盛りチョコレートパフェなど、アナーキーなメニューがいろいろあって楽しかったんだけど、今は普通のファミレスになっちゃいましたねぇ。
月も半ばになってしまったけど、ちょっとした時間を盗んで今月初めての柴又名画座を開館。本日のプログラムは、昨日 WOWOW で放送されたライアン・オニール主演の痛快泥棒アクション 『おかしなおかしな大泥棒』 である。 comment and picture
ところで、机の上に山積みになっていた書類を片付けたら、ちょっと前に自宅の郵便ポストに入っていた、ある寿司チェーン店のチラシが出てきた。この画像はそのチラシの一部をアップにしたものなんだけど…季節がら寿司屋でこのコピーはかなりヤバイのではないだろうか?
10:00、神保町の小学館で、新企画社編集長の渡辺くんと、小学館の編集者を交えて打ち合せ。
11:30、少し時間が空いたので、資料探しのために神保町の古書店を回る。収穫が5冊あった。
12:30、再び渡辺くんと合流し、一緒に昼食を取ったのち、西新宿の某プロダクションへ行って再び打ち合せ。
15:00、渡辺くんと別れて、別の打ち合せのために四谷へ向かう予定だったが、自宅の留守電に先方から「本日はキャンセルしたい」との伝言が入っていたため、予定を変更して神楽坂の日本出版社へ。たまっていたデスクワークを片付ける。
17:30、早稲田のスタジオハードへ行き「コンバットコミック」編集長の松田氏と打ち合せ。
夜、BS2 で放送されている「BSマンガ夜話」を初めて見た。何度か拾い見したことはあるけど、きちんと見たのは初めてである。
というのは、ぼくは同じ業界の人たちがまんがについて語るのをテレビで見るのはあまり好きじゃないからなのだ。出演者がいいことを言ってれば悔しいし、言ってることが間違ってたり、突っ込みが甘かったりすればイライラするしで、どちらにしろ精神衛生上よくないからだ。また、これまでこの番組で取り上げた作品の中に、ぼく自身思い入れの強いまんががなかったということもある。
しかし今夜のテーマは藤子・F・不二雄の『ドラえもん』だ。これはイライラしようが精神衛生上悪かろうが、ぜひとも見なければならない。
というとこで、ビデオの録画予約もセットし、放送時間前からテレビの前に座ってスタンバイして、万全の体制で観賞(拝聴)したのであった。
それにしても、出演者全員が(司会者も含めて)、皆さんよく勉強されていて驚いてしまう。出演者のひとりであるいしかわじゅんも「週刊アスキー」のコラムで、この番組は予習が大変だ、と言っていたしね。
ということで、今回も夏目房之介が「ドラえもんは地蔵菩薩である」とか、「ドラえもんのドラマは、のび太の快楽原則によって成り立っている」とかうまいことを言っているのを聞いて悔しくなり、はたまた、「『ドラえもん』には藤子不二雄(A)さんは関わってるんですかね?」と聞かれた岡田某が、「ふたりの分業については、よくわかんないんですよね」とか、ピンボケなことを言っているのを聞いて、「おいおい、誰が見ても『ドラえもん』は藤子・F・不二雄だろう」と突っ込みたくなってイライラしたりして、結局、精神衛生上よくなかったのだった。
しかしその岡田某も、「第2のドラえもんを描こうとして多くの人が失敗している中で、唯一成功したのが実は『こち亀』なんですよね。実は『こち亀』というのは、『ドラえもん』と同じ構造をしているんですよね」とかスルドイことを言っていて、シャクだけどなるほどと納得させられてしまった。
ぼくは常々、岡田某はオタキングなどと自称しているわりにマニア度は薄く、その知識量は別として、本当に思い入れを持ってある種の作品群を愛しているマニアな人ではない(つまりオタクではない)と思っているんだけど、例えばこういう部分で一般の人にも「へぇ〜」みたいに思わせるのはさすがにうまいと認めざるを得ない。
そこが彼がメディアの中で生き残っている理由なんだろうな。適度なバランス感覚と知識を持っていて、それを言葉としてうまくまとめることができる。ならばメディアはオタクだろうがそうでなかろうがいいわけですからね。むしろ彼が本物のオタクならメディアは相手をしきれないだろう。
ということで、あとからよくよく考えてみれば、本当に『こち亀』は『ドラえもん』なのか、とか疑問もフツフツと沸いてくるわけだけど、とりあえずその場は「なるほどねェ」などと納得させられてしまうわけで、やっぱ彼にはメジャーになるだけの才能があったわけですね。うーむ。