2002/09/22(現地時間)

 8:00、柳田さんからの電話で目が覚める。バーガーキングへ朝食に行かないか、とのお誘いだったが、昨夜遅くまで『HAIKARA事件帖』の原稿を書いていたのと多少の時差ボケで眠かったので、丁重にお断わりする。

 10:00、ようやく起き出して、全員でスーパーマーケットへ買い出しにいく。コーラもポテチも何もかもがキングサイズでびっくりである。肉なんてドカーンと塊で売られていて、およそ1kg以下なんていうチマチマしたパックは1つもない。しかも安い。アメリカ人に太った人が多いのも納得できる。それから、人工着色料で毒々しく色づいたお菓子やドリンクが非常に多いのも、日本じゃあまり見られない光景だ。色だけはカラフルだけど、うまそうなんだかマズそうなんだか分からない物がいっぱいある。そんな中で、ためしに日本じゃ売ってない飲み物を飲んでみようと、ワリと無難そうなチョコレート味の豆乳を買ってN川さんと一緒に試飲してみたのだが、マズかった……。


 そして昼過ぎ、本日もマジックキャッスルの取材に向かう。日曜日の昼間はサンデーブランチと言って、マジックキャッスルに21歳以下が入城できる唯一の時間で、クラブメンバーが家族連れで食事を楽しみ、マジックを堪能することができる。またこの時間は正装をする必要もない。ぼくらと同行した少年マジシャンの伊東くんと富村くんのふたりが堂々と入れるのもこの時だけなので、彼らはそれこそキャッスル内での体験の一瞬一瞬をとても大切にしておりました。
 もちろん昼食はキャッスル内でバイキング形式のブランチを堪能。緒川集人さんお薦めの、コックさんが目の前で焼いてくれる野菜たっぷりオムレツはなかなかの味でありました。

 18:00、柳田さんや緒川さんらは今日は夜までキャッスルに残っているというが、ぼくとN川さんは部屋へ戻り、ぼくは『マジック・マスター』の次回シナリオ第7稿を執筆。一方N川さんは、時差ボケがかなり来たようで爆睡しておりました。


 夜は、昼間買い出してきた材料で、Misytミュウさんとかみや陽子さんが作ってくれた手作りカレーを食す。これがまたうまい。取材旅行なのにこのアットホーム感!! 仕事なのにこんなことでいいのか? もちろんいいのだッ!!(笑)
 左の画像は、食後になぜか柳田さんと緒川さんの指導で、合気道のレクチャーが始まったところ。緒川さん(左)に技をかけられているのは、少年マジシャンの伊東くんだ。

 そしてこちらは、その合気道を見ながら、今まさに深い眠りの淵に落ちていくところのN川さん。出発前に仕事でほとんど寝っていなかったのと、体が大きいために往きの飛行機の中でも充分に眠れなかったのが響いたらしい……。
 そしてこの後、富村くんと伊東くんの未成年コンビも、若さゆえの過ちから体力の配分を完全に間違えて、次々とダウンしていくのでありました……。結局、最後まで元気だったのが、柳田さんを始めとするウイザードインの面々。海外旅行慣れしているっていうのもあるだろうけど、それにしても、ぼくと1歳違いの柳田さんのタフさにはいつも驚かされちゃうのだ。

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