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マジック ジャパングランプリ2001を取材
(2001/08/17-18)

渋谷で、EMC(エリート・マジシャンズ・クラブ)主催、マジックカードPROを販売しているティーアイ東京の協賛によって、08/17〜08/19の3日間、プロ・アママジシャンの祭典「マジック ジャパングランプリ2001」が開催された。このイベントの前半2日を取材。他の締め切りが押していたため、残念ながら3日目は取材できなかったが、マジックカードプロを使って展開される真夏のバトルはマジで熱かったのだ。
8月17日13:00〜14:00 ジュニア部門
 大会1日目の会場は東京山手教会の地下にあるライブホールTheHall。そこで午後から開催されたのは、6人の若手マジシャンによるクロースアップ(テーブル)マジックの勝負。その6人の中でダントツに上手く、ぶっちぎりの優勝を飾ったのは、この中曽根翔志しょうしくんだった。軽快なトークをしながらの演技は観客を引きつけて離さない。技術も見事なら、ショーマンシップも見事!! 彼の演技は見るたびに上達しています。

14:10〜14:30 大会優勝者 模範演技
 ベテランプロマジシャン8人が模範演技を披露。緒川集人さんのコインスルーザグラスは、マンガ『マジック・マスター』の中で、星野サトルがマジック勝負の演目として披露したもの。仕掛けのある道具を一切使わず、普通のコインとグラスだけで演じる華麗なマジックに、目の前で見た観客はみなアゼンとしていた。

16:00〜17:00 表彰式
 ジュニア部門の参加者一同。左から紅一点・中学3年の遠山友里さん、今大会最年少の中学1年生で友里さんの弟の遠山友章くん、前出の中曽根翔志くん、そして瀧澤幸元ゆきはるくん、高橋直也くん。まさに『マジック・マスター』読者の世代である、明日のマジシャンたちなのだ。みんながんばってほしいぞ!!


 大会2日目の8月18日は、場所を東武ホテルに移し、プロフェッショナル部門の勝負が行なわれた。
 左の写真はマジックキャッスルのレギュラーメンバーを今年の春に取得したスターたなかさん。誰からも好かれる飄飄としたキャラクターで好演。途中、2回戦では制限時間を大幅にオーバーするというアクシデントに見舞われつつも、決勝戦では、あえて3つのマジックを同時進行で演じる大技に挑戦。素晴らしいチャレンジ精神を発揮しておりました。

『マジック・マスター』の監修スタッフでもある、マジック界のエリート・秋元正さんは、安定した演技を披露。さらに今回はマジックカードPROを使ったマジックもたくさん披露してくださいました。間もなく秋元さんの執筆したマジックカードプロの攻略本も発売されます。そちらの情報は、リンクページからティーアイ東京のホームページへどうぞ。

 髪をバッサリと短くして金髪にしたかみや陽子さん。キュートなドレスで彼女らしい可憐な演技を披露。
 マジックカードPROのブースターパックに入っている特殊カードを使ったアイデアあふれるマジックが面白かった。

 18:00からは、ディナータイム。観客はフルコースディナーを食べながら、テーブルを回ってくるマジシャンの演技を見るという趣向だ。左の写真は、マジックキャッスルレギュラーメンバーのひとり、Mistyミュウさん。
 ぼくは昨年11月にも、この東武ホテルのマジックディナーショウを見に来ているが、今回はこのディナータイムもまたマジシャンにとっては勝負の場所なのが前回とはちょっと違う。観客は、テーブルでのプロマジシャンの演技を見て、それを採点するのである。和やかな会場の雰囲気とマジシャンたちの真剣さが不思議なコントラストをかもし出していて面白かった。
 ちなみに今回、プロフェッショナル部門で優勝したのは緒川集人さんでした。


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