Top monologue 2000/09/25 その2 | Back |
これまで5年以上、メインのライティングマシンとして使ってきた富士通のノートパソコン FMV BIBLO 475NL/Tがいよいよ役不足になってきたため、新しいノートパソコンを買うことになった。
必要なスペックは、持ち歩き+メインマシンとして使える十分な性能ということで、CPUがCeleron500MHz以上、HDD12GB以上、重量1.8kg以下、液晶はXGA表示。
このスペックだけなら、最近はいくらでも候補はあるが、いざ買おうとなると、実用面で一長一短であり、なかなかどうして、すぐに決まるものではなかったのだった。
これがいいと思った理由は、基本的なスペックの充実に加えて、LAN端子と、携帯電話端子を標準で装備していること。2代目マシンとして買うからには、この両者は必須なので、最初からついていれば、カードやUSBのスロットをふさがずに済む。 また、メモリも最初から128MB積んでいる。つまり価格に対して基本性能に妥協がない点が好印象であった。 さらに、シャープ独自のブラックTFT液晶が、実際に店頭で見比べてみても普通のTFTよりかなり見やすかったこともよかった。 しかし、問題点は、バッテリーの持ち時間がカタログ値で1.2時間とかなり短かったこと。別売オプションで、シートバッテリーという本体下部に装着する薄いバッテリーがあり、それを付けると3.5時間に延びるんだけど、メーカーに電話で聞いたところ、そのシートバッテリーの重さが約600gもあるという。ということは、1.6kgの本体と合わせると2kgを越えてしまう!! これではとてもしょっちゅう持ち歩きはできない。 ということで候補から脱落。それ以外のスペックが十分だっただけに、非常に残念でした。 | |||
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それでは、バッテリーの持ちを優先して考えてみたらどうだろうという観点から絞りこんだのが、上の3機種。左から順にバッテリーの持ち時間がカタログ値で、3.5時間、3〜5時間(!)、3時間となっている。これならどのマシンでも文句なし。
ここで機種選定に行き詰まっていたところへ、IBMの新製品発表のニュースが入ってきた。それが右の ThinkPad i1620 である。頑丈な匡体と無骨な外観。これならば、前の2機種のマイナスポイントはクリアしている。しかも実売予想価格が 242,000円(実際はオープンプライス)と、バイオの実売価格 249,800円とほぼ同じでありながら、CD-ROMドライブとFDDドライブを内蔵するウルトラベースが標準で付属している。しかも Windows Me搭載。CPUはCeleron500MHzなので、バイオの PentiumIII 700MHzよりもワンランク落ちるが、3D CGもゲームもやる予定はないのでこれで十分。ということで、こいつはかなりいい! | |||
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そこで、さらに雑誌を調べていると、このThinkPad i1620 には、他に企業向けモデルとして販売されている X20 という別のシリーズが存在していることがわかった。 匡体は i1620と同じで、X20には PentiumIII 600MHz、メモリ128MB、LAN端子標準搭載と、i1620の弱点をほぼ完全にカバーしているではないか! 問題は、純正のCD-ROMを装着するウルトラベースが現時点では未発売で、10月中旬にならないと入手できないことだが、それは別売のCD-R/RWを購入する予定なので、むしろ不要である。 ということで、ようやく、このマシンに決定したのでありました。 |