19:30、編集部を出て渡辺くんと一緒に食事をする。渡辺くんとはかつてぼくが2年間だけ勤めた勁文社という出版社の同期だった(厳密にはぼくは最初の1年間はアルバイトだったので、彼の方が1年先輩になる)ので、話は自然と、勁文社をやめて現在各方面で活躍している先輩や同期や後輩の話となる。
勁文社には、かつてぼくが入社する前にはルポライターの佐野真一氏が在籍しておられたというし、ぼくの1年先輩にはいしかわじゅんのまんがにも登場する異色編集者の関智氏や、コラムニストの綱島理友氏がいる。そして後輩には、ぼくは面識はないけど『不夜城』の馳星周氏がいたりしてなかなか面白い会社なのであった。
いつの頃からだろう、小学生の通学風景からランドセルと黄色い帽子が消えたのは。いつの頃からだろう「夕焼け小焼け」を唄いながら家路を急ぐ子供を見なくなったのは。いつの頃からだろうお好み焼にマヨネーズをかけるようになったのは。いつの頃からだろうお好み焼き屋のおばちゃんが、もんじゃの焼き方を客に教えるようになったのは。
18:30、友人と地元のお好み焼き屋へ行ったのだが、またしても、この店のオバチャンが焼き方をいちいち指図するのだ。しかもこの店では、奥の厨房からオヤジまでがこちらの様子をうかがっていて「まだ生だよ、それは」とか口を出す。さらにはもんじゃの「も」の字も知らないような若い店員を寄越して、ぼくが焼いているもんじゃに手を出しやがるのだ。まったくこんな店ばかりになったらもんじゃも終わりだ。とにかく、ぼくはただ好きに焼いて食べたいだけなんだ!! ぼくにはぼくの掟があるんだ!! 二度と行かないぞ、京成高砂駅裏の吉兆!! 味はよかったけど…。
15:30、早稲田のスタジオハードでコンバットコミック編集長松田氏と打ち合せ。
16:30、神保町で資料を買う。こちらも久々に来たので、またいらん本をたくさん買ってしまった。
深夜2:30、明日の朝食のパンを買いにコンビニへ行く。途中、高校生らしき2人の少年が、真っ暗な路地の片隅にスクーターを停めて深刻そうに話をしていた。通りがかりに会話の断片が耳に入ってきた。「あいつとは終わったよ、もう何もかも…」。うーん、青春してますね。
16:30、早稲田のスタジオハードでコンバットコミック編集長松田氏と打ち合せ。
13:00、帰りに、秋葉原で期間限定オープン中の手塚治虫ショップへ立ち寄る。 snap photo
13:30、神保町の通販ショップSGKで井上社長と打ち合せ。
16:00、半蔵門線で渋谷へ。東急文化会館内の喫茶店で、「コンバットコミック」に執筆中のまんが家小林たけし氏と打ち合わせ。
17:30、小学館第6編集部へ立ち寄り、三宅部長から頼まれていた件を報告する。頼まれていた件というのは、三宅部長が関節的な知人からレトロ玩具のコレクションを売りたいという依頼を受けており、それについてレトロおもちゃ専門家(笑)の私に相談が来たのであった。
その後、15:00と17:30に打ち合せの予定が2件入っていたのだが、どちらも先方の都合で急にキャンセルとなり、時間が空いてしまったので、以前から、小学館の三宅氏に頼まれていた件を片付けるため、南青山のアンティーク玩具ショップ「ビリケン商会」へ行く。
17:00、ビリケン商会で店長の三原氏としばしお話をしたあと、麹町へ移動。
19:00、麹町の文芸春秋社近くのビルの中にあるステーキ料理の名店「桂」で、山田貴敏氏の『アクシデンツ』連載終了の打ち上げ食事会に参加する。「少年サンデー」編集長を始め、編集部の歴代担当やアシスタントも参加して、超豪華なステーキを食したのであった。恐らくおひとり様3万円コースくらいであろう。
21:00、食事の後、数人が仕事に戻ったが、山田氏ほか十数名のメンバーはタクシーで六本木へ移動し、カラオケボックス→クラブ→クラブと移動して4次会まで楽しんだのであった。帰宅時間午前4時半はひさびさだー。
15:00、上石神井で、「コンバットコミック」編集長松田氏に、まんが家のもりやてつみ氏を引き合せる。もりや氏が「最近、ずっと家にいるから人と会うのが唯一の楽しみなんですよ」と言っていたが、わかるような気がしますね。
17:00、松田氏とともに神楽坂の日本出版社へ移動し、社長を交えて編集会議を行う。
深夜、風呂から出て、気分転換に近所のファミレスへ行って仕事の続きをする。午前4時過ぎ、パソコンのバッテリーが切れたので帰って来たが、まだたくさん客がいた。みんな夏休みなんだな。
15:30、新宿で松田氏と別れ、東口のさくらやウオッチ館へ腕時計の修理に行く。3月にココで買ったイタリア製の腕時計の調子が悪くなってしまったのだ。定価 98,000円の時計を 9,800円で購入。つまり安物だったわけね(笑)。しかし笑えないのは、修理に何と1ヵ月もかかるというのだ。「代わりの時計は貸してもらえないんですか?」と聞いたら「そりゃあないですよ、あなた」とフフンと鼻で笑われてしまった。最初から貸してもらえるとは思ってなかったが、ちょっとムッとしたぞ、おやじ。
仕方ないので一時的に 1,980円の時計でも買って使うかとも思ったけど、前に使ってた時計なんてまさに 1,980円の時計で5年も使えたんですよ。1ヵ月使うだけなのに5年使える時計を買うのも時計がかわいそうだし…。ということで、しばらく時計なしの生活をしてみることにしました。みなさん、待ち合わせに遅れたらゴメンネ。なにしろいま時計がなくてサー(笑)。
14:00、神楽坂の日本出版社で社長と打ち合せ。今後の「コンバットコミック」にぼくがどう関わるかを話し合ったのだが、結局、もうしばらくは“編集協力”という形で関わることに決まった。今までよりは関わり方が少なくなるので当然収入減だが、そのぶん時間の余裕は増えるわけだから、他の仕事をがんばらないと。
16:00、神保町へ戻り、杉山さんと待ち合わせ。杉山さんは近く引っ越しを控えていていろいろ大変だとか。また彼は大変なアジア通なので、タイに関する最新情報などもうかがった。トランジットで降りた開港直後の香港新空港はコンピュータがトラブって大変だったとか。
WOWOWで来週から『鉄腕アトム』が再放送される。これは全部録画したい、それに他の録画と重なると困る、ということで4台目のビデオデッキを買った。 snap photo