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< または日記 の・ようなもの >
2004.06


04/06/30
 今週は小学館の学習まんが人物館のシナリオの書き直しのために予定を空けておいたのだが、小学館出版局のT山プロデューサーから連絡があり、「シナリオの方は、マンガ家さんとの打ち合わせで修正できそうですので、黒沢さんに書き直していただく必要はなさそうです」 と言われる。

 ということで、いきなりポッカリとスケジュールが空いてしまった(笑)。フリーで不規則に仕事をしていると、地獄のように忙しい日もある一方で、ごくまれにこんなこともあったりするんだよね。

 だったら散らかり放題で部屋の隅はホコリだらけの部屋をどうにかしようと思ったのだが、気力が湧かず、挫折した(笑)。たまっていたビデオを見たり本を読んだりしてだらだらと過ごす。

04/06/29
 先日の箱根合宿の時に、愛車パジェロのエアコンが一瞬きかなくなってしまった。そのときはしばらくしてすぐに直ったのだが、その症状が昨日また再発した。きくときは普通にきくので、まだ完全な故障というほどではないのだが、これから夏に向けてエアコンが効かなくなるのは非常に困る。
 ということで、いつもの東京三菱自動車販売葛飾店へ点検に持ち込んだ。店は案の定、クレーム対応で何となくバタバタと落ち着かない様子ではあったけど、そんな中でもいつものサービスのM本さんが親切に対応してくれた。
 その場ですぐに点検をしてくれるというので、ロビーでノートパソコンを開いて仕事をしながら待つ。
 約15分後、点検をしたがやはり症状が確認できないとのことで、そのまま車を預け、徒歩で近くのマクドナルド6号線金町店へ行き、『マジック・マスター』次回シナリオ第7稿の続きを執筆。

 帰宅後、完成したシナリオをファックスで編集部へ送る。

04/06/28
 箱根合宿での打ち合わせの内容を踏まえて『マジック・マスター』次回シナリオ第7稿を執筆。
 しかし合宿の疲れがまだ抜けきらず、夜になって集中力が落ちてきたので一時中断。久々の柴又名画座を開館。本日のプログラムは、現在アメリカで『華氏911』が公開されて賛否両論・話題沸騰中のマイケル・ムーア監督の2002年度作品『ボウリング・フォー・コロンバイン』である。 comment and picture

04/06/27
 10:00、ぎりぎりまで寝ていて、大急ぎでチェックアウト。

 ロビーで記念撮影をした後、マジシャンの皆さんはこれから大涌谷を観光して帰るというが、ぼくとN川さんは渋滞を避けて早く帰りたかったので、一同と別れ、前回の合宿でも立ち寄った箱根神社に参拝して帰ることにした。

 12:00、参拝を終えて帰路につく。この時間の東名高速上りはガラガラに空いていてとても気持ちがいい。時速100km+αで一気に東京へ。八幡山でN川さんを下ろして帰宅する。

04/06/26
 11:30に起床して昼食。他の合宿参加者の皆さんは午前中から講義を受けているのだが、ぼくとN川さんは朝食を抜いて、特別に昼まで眠らせていただいた。

 しかし昼食を食べてもまだ眠い。1時まで仮眠を取らせてもらって、2時半からの講義に出席する。この時間の講義のテーマは『Eyes Method』。つまりマジシャンが演技中に視線をどうしたらいいかという方法論の講義である。

 16:00、ホテルのロビーでN川さんと『マジック・マスター』次回シナリオ第6稿の打ち合わせ。

 19:00、バイキングの夕食を食べてみんなでワイワイ温泉へ行く。この露天風呂につかりながらのマジシャンの皆さんとの語らいの中からいいアイデアが生まれることもある。ただ遊びに来ているわけじゃないのである。

 20:30、部屋へ戻って、N川さんと『マジック・マスター』次回シナリオ第6稿の打ち合わせ。

 23:30、マンガ家さんの作画用資料にするため、ロビーの一角で遠藤大河くんにマジックを演じてもらいそれをN川さんがビデオで撮影する。昨日は深夜までぼくらの到着を待っていただき、今日もこんな夜中になって撮影につきあってもらい、今回は遠藤くんに大変お世話になりました。ありがとう遠藤くん。

04/06/25
 途中までやって止まっていた持ち歩き用ノートパソコン ThinkPad s30 の環境設定を大急ぎで始める。今夜から、ウイザードイン主催の恒例箱根マジシャン合宿の取材に行くため、夜までには、外で原稿が書ける環境を構築しておかなければならないのだ。
 すでにWindowsの再インストールとアップデートは完了し、ルータ経由の光接続インターネットとLAN環境の構築は終了している。また、日々の作業に不可欠なフリーソフトとシェアウェア群もほぼインストール済みだから、今日中に必要な作業はおおよそ下記の通りとなる(文末の汗マーク は、作業の手間と所要時間などから総合的に判断した大変度を表わしています)。

1.USB CD-R/RWドライブの接続とドライバのインストール
まず、何をおいてもこれをつなげないとソフトが入れられない。
2.WZ Editor のインストールと環境設定
原稿執筆のインターフェイスとなるこのソフトの快適性は、何より仕事のパフォーマンスに関わるから、通常の環境設定に加えて、自作マクロの最適化と画面サイズ・画面の色、カスタム・ショートカットキーの設定などが特に重要なのだ。これらをひとつひとつチューニングしていくと、それだけで2〜3時間はかかってしまう。
3.日本語入力IMEの 辞書登録単語 をデスクトップから移植、色とキー設定をカスタマイズ
管理工学研究所のIME松茸が Windows XP に対応してくれないから、XPでは仕方なく MS IME 2000 を使っているけど、キー操作や外観はできる限り松茸に似せている。
4.ファックスソフト STARFAX のインストールと環境設定
通常のモデム経由の環境設定に加えて、NTTコミュニケーションズが提供するインターネットファックスサービス iFAX も利用しているから、そちらの環境設定と動作確認も必要。
5.辞書ソフト(日立デジタル平凡社世界大百科事典第2版スーパー統合辞書2000)のインストールと環境設定
この作業自体は難しくはないが、USB1.1規格の6倍速CDドライブからの辞書ソフトのインストールは、データサイズが大きいから時間がかかる。それとスーパー統合辞書2000は、広辞苑、現代用語の基礎知識2000、研究社英和・和英辞典、漢字源という4つの辞書が統合されたEPWING規格のソフトだが、付属の検索ソフトが使いにくいので、全ての辞書をDDWinというフリーのEPWING用辞書検索ソフトに登録して使用する。辞書インストール後にそちらのインストールと環境設定も必要。
6.モデム経由のダイヤルアップによるインターネット接続環境の設定
本当は、MOBILE CARD N2を使ったFOMA経由のインターネット接続の環境設定も同時にやっちゃいたいところだが、今日は時間がないのでパス。
7.QuickTimeProのインストールと環境設定。
マジックの資料としてFOMAで撮影した、3gpp(MPEG4)動画の再生に必要。
8.画像閲覧・管理ソフト ACDSee のインストールと環境設定
このソフト、インターフェイスの自由度の高さと動きの素早さが気に入っていて、日本語バージョンが出る以前から使ってるんだけど、バージョンアップのたびに動作が重くなってくる。そろそろ高機能化はやめて軽量バージョンを出してくれないかしら。
9.Briefcase で自宅用パソコンと外出用パソコンのデータを同期させる
Windowsにおまけで(?)標準添付されてくるデータ同期ソフト Briefcase を使って、シナリオ原稿、メールデータ、資料データなどを無線LAN経由で自宅用パソコンと同期させる。これも物理的には簡単な作業だけど、最初の1回だけは、IEEE802.3規格の激遅無線LANで、500MBほどもあるデータをノート側に転送しなければならない。これだけで1時間以上かかる。
10.NortonSystemWorksNortonInternetSecurityのインストールと環境設定
実はこれが一番の難物なのだ。CPUパワーの低いノートでは、これを入れただけで動作が激重になってしまうのだ。しかし一度ウイルス被害にあっているぼくとしては、最低限SystemWorksに含まれるAntiVirusは入れておきたいし……。

 ということでさっそく作業開始。PCの安定した動作環境を得るためには、ただソフトを次々とインストールしていけばいいわけではない。
 1つのソフトをインストールしたら、まず一通りの動作確認をし、その後、そのソフトの公式ホームページを調べてアップデートパッチが出ていたらアップデートを行い、続いて自分用に環境設定を整える。その後、再度動作確認をして、ようやくインストールが完了となる。しかし、ここまでで何度パソコンを再起動することか……。ひたすら疲れるのである。
 でも、これをやらないで大物ソフトを立て続けにインストールすると、後でもし不具合が起きた場合に、どのソフトが原因なのかを特定しにくくなってしまう。最悪の場合、ソフトをアンインストールしただけじゃ元の環境に戻れない場合もあるのだ。だからここは慎重にも慎重を期さなければならないのである。

 ということで、上の表の9番までの作業はおおむね順調に進んだ。ところが! 心配していた、最後のNortonのインストールでつまづいてしまった。インストール後、パソコンの起動時間がおよそ10分もかかるようになってしまったのだ。しかもあらゆるソフトの起動時間も動作も恐ろしく重くなってしまった。
 実はこれと同じ症状は再インストール前にも起きたことがあって、そのときは、細部の設定をあれこれチューニングをすることで何とか解決したのだ。
 ところが今回はどこをいじっても少しも早くならない。ついにあきらめて InternetSecurity をアンインストールすることにした。実はこの2つのソフトを、CPUパワーの低いパソコンに同時に入れると激重になるのは経験済みだったのである。この s30 では、インターネット常時接続環境でヤバいサイトにアクセスしたりはしないと思う(笑)から、まっ、いっか。
 ということで、一度2つのソフトを全てアンインストールし、SystemWorks だけを再インストールすることにした。

 と、この時点ですでに深夜の 23:30。N川さんとの待ち合わせ時間が迫っているため、もう家を出なければいけないんだけど……と思って編集部に電話をすると、N川さんも仕事が忙しくてまだしばらくは編集部を出られないという。
 そこで SystemWorks のインストールを大急ぎで終え、ウイルス定義だけを最新版に更新し、簡単に動作確認をして作業を終了。まだ熱々の s30 をカバンに押し込み、車で家を出る。

 25:20、西新宿のスクウェア・エニックス前へ到着。「少年ガンガン」編集のN川さんを電話で呼び出し、一路東名高速で箱根を目指す

 4:00過ぎ、御殿場インターで降りて山道を行く。途中はものすごい濃霧で、視界は5mくらいしかない。フォグランプを点灯しても前が全然見えず、道路のセンターラインを頼りに進むしかない。カーナビがなかったら絶対に道に迷っていたか、目的地を通り過ぎていたと思う。

 4:35、何とか無事に箱根桃源台にあるホテル箱根アカデミーに到着。若手マジシャンの遠藤大河くんやプロマジシャンの林敏明さんらが、寝ずに待っていてくださったので、一緒に深夜の露天風呂につかる。空も白々明けてきていい感じ。寝るには惜しいさわやかさだけど、明日はハードに仕事の予定だからもう寝ます。

04/06/24
 昨日集め切れなかった『マル暴鑑識官』の作画資料が、ようやく全て揃え終わった。それをまとめてコンビニでカラーコピーし速達で発送。やれやれ。

 帰宅後、『マジック・マスター』次回シナリオ第6稿の執筆に取りかかる。

04/06/23
 午後起きて、すぐに『マジック・マスター』次回シナリオ第5稿の執筆を始める。

 19:47、完成したシナリオをファックスで編集部へ送る。

 24:30、車で西新宿のスクウェア・エニックスへ。電話でN川さんを呼び出し、いつものジョナサンキッチン高井戸西店へ。先ほど送っておいた『マジック・マスター』次回シナリオ第5稿の打ち合わせをする。

04/06/22
 所用があって終日外出。

 帰宅後、昨日の資料集めの続きを行い、コンビニでカラーコピーをして、田中つかささん宛てに速達で送る。

04/06/21
 午後、「週刊漫画ゴラク」のK口氏から電話があり、昨日お送りしておいた第1稿でOKとのこと。そこでさっそくマンガ家さんにお渡しする作画用の資料を集める。今回のストーリーには懐かしおもちゃが登場してくるため、資料の収集にはいつもより力が入るのだ(笑)。
 しかし冷暖房のない資料倉庫のアパートで資料をかきまわすのはつらい。たちまち脱水症状に見舞われフラフラになる。
 結局、この日は資料はすべて揃えられず、「あとは明日だな!」ってことで。

04/06/20
 午後起きて『マル暴鑑識官』第13話の原作第1稿の続きを執筆。ようやく終わりが見えてきた。

 24:00、ラストスパート。原稿を書く手を早める。だってもうすぐ……F1GPの放送が始まっちゃうんだもん!!

 25:50、仕事の手を休めてフジテレビをつける。今夜はF1グランプリ第9戦アメリカGPなのだ!! 先週は予選結果も最悪で本戦でも早々にリタイヤしてしまったBARホンダ佐藤琢磨だが、今週は……キターーーーー!! またまたフェラーリの2台に続いて予選3番グリッドを獲得!! 今度こそ、14年ぶりの日本人F1ドライバー表彰台への期待が高まる!!

 ところで、その14年前の1990年10月21日、F1第15戦日本GP(鈴鹿サーキット)の日、ぼくは鈴鹿サーキットにいた。ビッグコミックスピリッツの読者を招待した観戦ツアーを、ライターとして取材しに行ったのだ。
 レース前夜、貸し切りの夜行バスで小学館前を出発、25名の招待読者たちに加えて、当時スピリッツでカーレース漫画『F -エフ-』を連載中だった六田登先生もゲストとして参加。車内でF1のビデオを見たり、ぼくがF1クイズを出題したりして遠足気分のツアーであった。
 この年のF1シリーズには、日本人ドライバーは中島悟と鈴木亜久里がフル参戦していた。そしてこの第15戦は、セナとプロストの不仲が噂される中、まさにその二人がチャンピオンシップを争っており、この戦いで勝敗が決すると見られていた。ポイントはセナがリードしており、両者が共にノーポイントだった場合、セナがシリーズチャンピオンを獲得する。一方、セナがノーポイントでプロストがポイントを獲得した場合、勝敗は16戦に持ち越され、プロストに逆転優勝の可能性が出てくる。そんなプロストにとっては厳しい状況だったのだ。
 そしてそのレース展開は……というと、何とスタート直後に第1コーナーでセナとプロストが接触し、両者そのままリタイヤ。その時点でセナの選手権優勝が決定した。そんなことはないと信じたいが、セナがわざとプロストにぶつけたのではないかとの憶測も流れた疑惑の事故だった。
 結果はベネトンが1、2フィニッシュし、優勝はロベルト・モレノ。フットワークの鈴木亜久里が3位で日本人F1ドライバーとして史上初めて表彰台に立ち、ホンダの中島悟も6位入賞と、この日は2大王者があっという間に戦列を去ったにもかかわらず、日本人ドライバーの活躍で鈴鹿は沸きに沸いたのだった。
 ぼくは、鈴鹿観戦のお気に入りポイント逆バンクコーナーでスピリッツ読者と共に見ていたが、終盤は、この2台が通過するたびに周囲が総立ちになって両者に大声援を送っていたのが、体が震えるほど感動的だった。
 また、不遇な時代の長かった苦労人ロベルト・モレノにとってもこれが初優勝であり、表彰台のてっぺんで彼がボロボロと涙を流していたのも実に美しい光景で胸が熱くなった。
 あ、ちなみに、この1990年のレースの展開については全て記憶だけで書いてますので、部分的に記憶違いがあるかも知れません。

 さて、またまた時間を早送りして現代に戻そう。本日ただいま生放送中の2004年アメリカGPである。スタートでフェラーリの2台に阻まれた佐藤は4位にポジションダウン。さらに途中、セーフティカーが導入された際に給油タイミングをミスったために、佐藤は何と1回目の給油後に11位まで大きくポジションダウンしてしまった。
 あ〜、今日もだめか〜、と思ったら、何とそこからがすごかった。佐藤琢磨は鬼神の走りで並み居るベテランドライバーたちを次々とごぼう抜き、ついに再び3位に返り咲いて、そのままゴーーーーーール!! 日本人F1ドライバーとして史上ふたり目、14年前ぶりに表彰台に立ったのだった。おめでとう!!
 ゴール後、解説の片山右京が「かつて日本人はF1には通用しないと言われていた、それが間違いだったことを彼は証明してくれました」 と言って言葉を詰まらせていた。声だけで表情は見えなかったが、彼は泣いていたと思う。元F1ドライバーでありながら表彰台に立てなかった彼にもいろんな思いがあったんだろう。しかし今は心から後輩の栄光を称えている姿がとても素敵に感じました。
 それに、14年前の鈴木亜久里の3位にも興奮したけど、やはりあのときは2大王者のいない中での3位でしたからね。それが今回は、皇帝シューマッハ健在な中で、正々堂々とバトルをした結果の3位なのである。こう言ってはなんだけど14年前の3位より価値はずっと大きい。いよいよ次回こそ立つか、立っちゃうのか!? もしかして本当に表彰台のトップに立ってしまうのかーーーーーッ!! そうだ、立て、立て、立つんだ琢磨ーーーーッ!!

 28:15、……という興奮状態のまま、『マル暴鑑識官』の原稿執筆を再開。一気にスパートをかけて、完成した原作をファックスで編集部へ送る。ゴーーーール!!

04/06/19
 午後起きて『マル暴鑑識官』第13話の原作第1稿の続きを執筆。

 25:30、車で西新宿のスクウェア・エニックスへ。電話でN川さんを呼び出し、今日は気分を変えて、いつものジョナサンキッチンではなく、不二家レストラン西永福店へ入って見た。不二家レストランは、店舗によってドリンクバーとサラダバーがある店とない店があり、しかもそれはお店に入って見るまで分からないのが難点なんだよね。そしてこの店は残念ながらドリンクバーが設置されていなかった。コーヒーはおかわり自由なんだけど、やっぱりドリンクバーがあった方が、打ち合わせの途中で飲み物を作りに席を立ったりして気分を変えることができて調子がいい。これはぼくとN川さんの意見が一致するところだ。やっぱ打ち合わせはドリンクバーのあるジョナサンか、ロイヤルホスト(こちらもドリンクバーのある店とない店がある)にしましょう。

 28:30、帰宅後、『マル暴鑑識官』第13話の原作第1稿の続きを執筆。明日には何としても完成させないと。

04/06/18
 午後起きて『マル暴鑑識官』第13話の原作第1稿を執筆。

 25:30、疲れてきたので3分の1くらい書き進んだ『マル暴鑑識官』の原作の手を止めて、中断していた『マジック・マスター』次回シナリオ第4稿の続きを書く。またまたスケジュールがタイトなのでかけもちなのだー。

 27:56、『マジック・マスター』次回シナリオ第4稿が完成した。

04/06/17
『マル暴鑑識官』第13話の原作第1稿を執筆。

 24:00、車で西新宿のスクウェア・エニックスへ。電話でN川さんを呼び出し、いつものジョナサンキッチン高井戸西店へ。昨夜送っておいた『マジック・マスター』次回シナリオ第3稿の打ち合わせをする。

 27:30、帰宅後、休む間もなくすぐさま『マジック・マスター』次回シナリオ第4稿を書き出す。

04/06/16
『マル暴鑑識官』第13話の箱書きを作る。

 午後、郵便で「週刊漫画ゴラク」の見本誌が送られてきた。来週発売号に『マル暴鑑識官』第12話が掲載されるから、今週号にはその予告が載ってるはず……と予告ページを見たら、前回まではアオリの文句が「ゲスト読みきり」だったのが、今回は「シリーズ連載」になっていた!! うう……ようやく「連載」として認知してくれたのね……。ということで、さっそく WORK SHOP の『マル暴鑑識官』のところを「読み切りシリーズ作品」から「シリーズ連載作品」に書き変えた。

 夜、『マジック・マスター』次回シナリオ第3稿を執筆。

 28:56、完成したシナリオをファックスでN川さん宅へ送る。

04/06/15
 久々に午前中に起床。11:00、京成高砂駅近くの喫茶店Candyで、(おおぞら)出版の副編集長O野氏と会う。宙出版は、最近NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX 挑戦者たち」をコミック化して出し、注目を集めている出版社だ。

 なぜ今日、この方とここでお会いしているかというと、話せば長くなっちゃうんだけど、実はこの出版社で今年の2月に発売した『プロジェクトX 挑戦者たち・男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける』の作画を、友人のマンガ家正木秀尚さんがやったのだ。
 これはカシオの技術者たちがデジタルカメラ開発に打ち込むドラマで、その作画に入る前に、正木さんから作画資料としてぼくの持っているデジカメ CASIO QV-10Aを貸してくれないかという話があり、貸してあげたのである。
 知ってる人は知ってると思うけど、QV-10というのはカシオが1995年に発売し今日のデジカメ人気の基礎を作った画期的なデジタルカメラである。
 QV-10Aはその翌年に発売されたマイナーチェンジモデルで、そのころ、ぼくはちょうどホームページを作り始めたばかりの時期だったので、これを発売直後に購入し、ホームページの画像をこれで撮影して公開していた。
 画素数は25万画素で撮影画像は最高画質にしてもわずか320X240ピクセル。徹底した小型軽量化とコストダウンがなされたために、ストロボもズームも光学ファインダーも付いてない。しかし1.8型のTFTカラー液晶モニタが付き、レンズ部分が回転する機構を持っていて自分撮りができるなど、今日のデジカメの基本的な用途と魅力を備えた夢のカメラだったのだ。
 パソコンとデータ連携させるためには、専用のシリアルケーブル(USBはまだ存在していなかった)とソフトウェアが同梱された別売のパソコン接続キット(Win用とMac用があった)を別途購入しなければならなかったというのも時代を感じさせる。

 というわけで、話したら長かったけど(笑)、O野さんから、正木さんにお貸ししたQV-10Aを返却していただき、さまざまな単行本製作の裏話などをうかがった。
 また、ありがたいことにこの場で原作の仕事のお話もいただいたんだけど、残念ながら今のところ、レギュラーだけでいっぱいいっぱいなので「いずれまた折を見てやらせてください」 と言って、今回は丁重にお断りさせていただいた。こうしたノンフィクションマンガの原作の仕事は過去にもいろいろやっていて、大変だけど楽しいんですけどね。

 午後から『マジック・マスター』次回シナリオ第2稿の続きを執筆。

 24:30、完成したシナリオをファックスで編集部へ送る。

 25:30、車で西新宿のスクウェア・エニックスへ。電話でN川さんを呼び出し、いつものジョナサンキッチン高井戸西店へ。先ほど送っておいた『マジック・マスター』次回シナリオ第2稿の打ち合わせをする。朝までかかるかと思ったが、意外にも打ち合わせは2時間弱で終了。

04/06/14
 午後、起きてすぐ次の仕事に取りかかる予定だったんだけど、昨日の学習まんが人物館最終章のラストスパートで疲れてダウン。とりあえず体は動くんだけど気力がわかない〜。ということでテレビを見たり雑誌を読んだりしてだらだらと過ごす。

 昨日のF1カナダGPもビデオで見たけど、佐藤琢磨は予選でミスしてピットスタートとなり、さらに本戦でもまたまたエンジンブローして早々にリタイヤ。うう……流れが、ものすごくいいところまで来てたのに、またこのまま低調になってしまうのだろうか。いや、そんなことはないぞ、来週末に期待だ!!

 深夜になってようやく気力が戻ってきたので、『マジック・マスター』次回シナリオ第2稿を執筆。

 25:00、小腹が空いてきたので、ファミレスにでも行って夜食を食べつつシナリオの続きを執筆……と思ったんだけど、持ち歩き用ノートパソコンの環境設定がまだ終わっていない。それで仕方なく自宅作業用のThinkPadX20を持ってジョナサン柴又店へ行くことにした。
 ところが、食事を終えて原稿を書き始めたら、わずか1時間ほどでバッテリー警告が出てしまった。家でACアダプターをつなぎっ放しにしてるからバッテリーが弱っちゃってたんでしょうね。ということで、仕方なくすぐに帰宅し、続きを執筆する。

04/06/13
 今日は、近所に住む友人からある頼まれごとをされたため、その友人宅へお泊まりすることになった。もっとも、頼まれごとといっても大したことじゃなくて、友人といっても独身女性じゃなくてファミリーなんですけどね(笑)。

 しかしお泊まりはしても仕事を中断するわけにはいかないので、ノートパソコンを持参し、ぼくだけひとり深夜に人ンの居間でカタカタとキーボードを叩く。
 しかし現在、持ち歩き用のノートパソコン ThinkPad s30 は、先週日曜日に起きたトラブルのため、まだ環境の再設定が途中のため、まったく原稿を書ける状態にはなっていない
 そこでやむなく、自宅作業用のWindows98SEマシン ThinkPad X20を持参してきているのだ。けれどもこちらのマシンにも問題があって、いまいちOSの動作が不安定なのと、FOMAでネット接続できるように設定していないため外出先からはネットにつなげないのである。しかしまあ、とりあえず今夜一晩、何とか無事に動いてくれるといいんだけど……。

 28:27(午前4:27)、ついに学習まんが人物館第6章のシナリオが完成。これで最終章までのシナリオ第1稿が全て完成したことになる。万歳! 老マシンもなんとか持ちこたえてくれました。X20くん、ありがとう!!

 しかしネットに接続できないので原稿は自宅へ戻ってから送信することにして、この monologue を書き終えたら仮眠を取ります。あ、もちろんこの原稿をサーバーにアップロードするのも帰宅後です。それでは、おやすみなさい。録画予約しといたF1GPの結果はどうなったかな〜!?

04/06/12
 小学館の学習まんが人物館第6章のシナリオを執筆。最終章なので盛り上げていると、筆はどんどん進むんだけど、それだけ時間もかかり、ページ数も増えていく……。

04/06/11
 終日、小学館の学習まんが人物館第6章のシナリオを執筆。本当は本日中に終わらせる予定でT山プロデューサーに約束してあったんだけど……。

 29:27(午前5:27)、8割方完成したのだが、ついに集中力が尽き、続きは明日にすることに……。ガクッ。

04/06/10
 午後起きてすぐ、小学館の学習まんが人物館第6章のシナリオを書き始める。

 夕方、案の定ペースが落ちてきたので、いつもならここらで気分転換にファミレスかマックへ行って原稿を書くところだが、今は携帯用のノートパソコンが環境復旧中なのでだめ。仕方なく机で仕事を続ける。むー。

04/06/09
『マジック・マスター』次回シナリオ第1稿を執筆。

 15:57、完成したシナリオをファックスで編集部へ送る。

 その後、すぐさま小学館の学習まんが人物館のシナリオに取りかかるつもりだったんだけど、なかなか気力が充実せず、ノートパソコンの環境設定をちょこちょことやる。

 夜、今度こそ学習まんが人物館のシナリオを……と思っていたところに、近所に住む友人のTさんから電話がある。パソコンのメール設定を変更したいのだがうまくいかないから見て欲しいというのだ。Tさんのパソコン歴はおよそ2年。ネットオークションなどもバリバリやっていてけっこうパソコンは日常的に使っているんだけど、そこから外れた使い方をしようとするともう全く分からなくなってしまうのだ。
 といことで、何かトラブルがあると、すぐさまぼくのところへヘルプコールがかかってくるのである。
 およそ10年ほど前、編集者やライターがパソコンを使い始めたばかりのころにも、ぼくが周囲のパソコンビギナーのパソコンを設定して回っていた時代があった。当時とくらべると今のパソコンは驚くほど初心者にやさしくなったけど、それでもやっぱりTさんのように操作や設定で迷っている人は多いんじゃないでしょうかね。

 20:00、コンビニ弁当の食事をしたあと、雨の中、徒歩でTさん宅へうかがい、およそ3時間。あれこれと設定をいじり、さんざん頭をひねり、何とかTさんの望む環境を構築することができた。めでたしめでたし。

 25:00、車で西新宿のスクウェア・エニックスへ。電話でN川さんを呼び出し、いつものジョナサンキッチン高井戸西店へ。先ほど送っておいた『マジック・マスター』次回シナリオ第1稿の打ち合わせをする。

04/06/08
 小学館の学習まんが人物館第6章の箱書きを作る。

04/06/07
 15:00、電車で神保町へ。日本文芸社1階にある喫茶店古瀬戸で、「週刊漫画ゴラク」編集のK口さんと待ち合わせ、『マル暴鑑識官』第13話のネタ打ち合わせをする。

 16:30、K口さんと別れて地下鉄で岩本町へ行き、秋葉原の電気街を歩いてパソコンのパーツを購入してまわる。

 以前から、デスクトップパソコンの方のモニターとキーボードのケーブル類を5mくらいに延長して、それを部屋の中で好きな場所へ動かしてパソコンを使えるようにしたいと思っていたのだ。ホントはそれより先に、昨日いきなり調子が悪くなって完全リカバリーをしてしまったノートパソコンの方の復旧作業だって急がないといけないんだけどね……。
 ま、デスクトップの方だってもう3ヶ月前から考えていたことなので、出来るときにやっておかないと、いつまでも使いずらいまま使うことになっちゃうしー。

 ということで最初は九十九電気に行って見たが、ここには5mの電源ケーブルはなかった。次にTゾーンへ。しかしここにも長いものはない。実は、パソコン用の3つの端子が付いたアース線入りの電源ケーブルって、長いやつがなかなか売ってないんですよ。新宿や渋谷のビックカメラとかで探しても見つからず、秋葉だったらあるかと思ってたんだけど
 結局、パソコンショップでは最長3mまでしか置いてなくて、いろいろ探した結果、ガード下にあった小さな電線とコンセントの専門店でやっと5mのものを見つけたのだった。
 その後、これも置いている店が少ないパソコン用のオーディオ切り替え機はLaOXザ・コンピュータ館で購入。コードを束ねてまとめるスパイラルチューブの10mのやつは電気工事の専門店で購入した。

 その途中Tゾーンで、前々から欲しかったLG電子製の8倍速DVD-RWドライブLG-4082B(箱入りのリテール品)が税込み9980円で売っていたので思わず衝動買いしそうになったが、すぐには取り付けするヒマがなさそうなので泣く泣くあきらめた。こういう精密機械は買ってすぐに動作確認をしないと、もしも初期不良品だった場合に面倒ですからねー。うう、しかし残念。何しろこのドライブ、ほんの数ヶ月前まではバルク品でも1万4〜5千円、リテール品だと1万7〜8千円もしてたんですからね。

 この日の買い物は、1時間ほどで終わるつもりが気がつけばもう午後7時半。駅前のベッカーズで、アメリカで食べたような、もろにジャンクフードっぽいチリバーガーを食べて帰宅する。

04/06/06
 それは平和な午後のひとときに起こった。今日は日曜日、いつもより遅く起きたぼくは、くだらないテレビ番組などを横目で見ながら、LANでつないだ自宅用パソコンThinkPad X20から、持ち歩き用パソコンThinkPad s30 にブリーフケースでデータを同期転送していた。と、そのとき何となくs30くんの動作が重いと感じたので、データの同期が終わったところで、すぐに再起動をしてみた。
 すると、なぜか再起動してくれないのだ。ウインドウズロゴに続いて現れるIBMマークのところで「なんちゃらが見つかりません」というエラーダイアログが出て、それ以上先へ進めないのである。セーフモードで起動してみても症状は同じ。フロッピーディスクからMS-DOSで起動してみるとパソコンは立ち上がるが、ハードディスクがNTFSフォーマットになっているため、MS-DOSからでは肝心のハードディスクを認識してくれない。
 さらにぼくの持っているCD-ROMドライブは、非純正品のUSB接続のタイプなのでWindowsをCD-ROMから起動することもできないのだ。これではどうしようもない
 本やネットで調べて見ても同じような症状の解決方法は見つからず、結局、思い切ってWindowsを工場出荷状態に戻す完全リカバリーを行うことを決断した。

 不幸中の幸いだったのは、このs30は持ち歩き用パソコンだから、ここにしか入っていない大切なデータというものはひとつもないことなんだけどね。つい半年ほど前にもNortonSystemWorksの調子が悪くなって、そのときもいろいろやってもダメで、あきらめて完全リカバリーをして、それからようやく環境が整ってきたばかりだったのに……。

04/06/02
 午後起きて、すぐに小学館の学習まんが人物館第5章のシナリオに取りかかる。本当は、1つシナリオを書き上げて、別の作品の執筆に入るときは、半日くらい気分転換する余裕があると楽なんだけどねー。そうも言ってられない…どころかまったく後がないのであった(涙)。頭をムリヤリ学習まんが人物館の方に切り替えて必死で書きはじめる。しかし『マル暴鑑識官』の原作に入る前に、こちらも7割方書き進めてあったので少しは楽だった。

 17:00、集中力が落ちてきたので、車でいつものマクドナルド6号線金町店へ行き、続きを書く。先月、うちの guestbook に書き込みをしてくださった、ここでアルバイトをされているというマックマンさんがいらっしゃるかも、と思って店内を見渡したけど、時間帯が違うためいらっしゃらないようだった。

 19:30、夕食のお弁当を買って帰宅し、続きを書く。

 27:05、ようやく第5章が書き上がった。完成したシナリオを e-mailで編集部へ送る。

 ところで今日の夜のニュースで、三菱自動車がまた過去に隠していたリコールを公表したという。三菱車オーナーとしては、最近は本当に肩身が狭いsnap photo

04/06/01
 仮眠のつもりがたっぷり6時間寝て起床する。まだ若干体が重いものの、咳はほとんど出なくなった。ちょうど医者でもらった薬も飲みきってしまったけど、もう薬も飲まなくて大丈夫そうだ。

 午後から、あと残り2割となった『マル暴鑑識官』13話原作第1稿の続きを、超集中力を発揮して書く。書く。書く!!

 おかげで夕方までには完成するかと思ったんだけど、一時中だるみがあって予定より若干ずれこみ、19:18にようやく完成した。その後、2時間ほどかけて全体の分量調整と細部の手直しをして、21:56、完成した原作第1稿をファックスでK口さん宅へ送る。

 しばらくしてK口さんから折り返し電話があり、ごくわずかな修正を依頼される。

 遅い夕食を食べた後、すぐに書き直しを始める。

 27:09、完成した改訂第2稿をファックスで編集部へ送る。作画の田中つかささんには、今回もかなりご迷惑をお掛けしてしまったが、K口さんの口調では何とか間に合ったようでホッとした。でも、どうしてこう締め切りギリギリにならないと仕事に本気になれないのでしょうか。最初から締め切り直前と同じ集中力で書いてれば、今の3倍は原稿が書けて3倍稼げると思うんですけどねー。


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