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15:00、神保町の喫茶店グランブルーで、「漫画ゴラク」編集のK口さんと、昨日送っておいたプロットの打ち合わせ。アイデア、人物設定など、基本的な部分にOKが出て、K口さんの評判もすこぶるよかった。気合いを入れてさっそく第1稿を執筆することになる。
帰宅後、『マジック・マスター』次回プロット第6稿を執筆。
26:00、完成した漫画ゴラク用プロットを編集部へファックスで送る。
ドラクエのエニックスとFFのスクウェアが来春合併上記のニュースの要約にも書いてあるように、当面は現体制を維持するとのことだけど、我が『マジック・マスター』を連載中の「少年ガンガン」は今後どうなるのか、ちょっぴり気がかりではありますね。しかし本当に合併するんだろうか。セガ・バンダイの例もあるし……。
ゲームソフト大手のエニックスとスクウェアは、11月26日に開催されたそれぞれの取締役会で、来年4月1日に合併する事になったと発表した。
合併後の社名は「スクウェア・エニックス」を予定。スクウェアの株式1株に対して、エニックスの株式0.81株を割り当て、エニックスを存続会社としてスクウェアは解散する。
新会社の社長には現スクウェア社長和田洋一が就任。会長には、福嶋康博エニックス会長、副社長には、本多圭司エニックス社長が就任、3者とも代表権をもつ。また、鈴木尚スクウェア会長、千田幸信エニックス取締役が非常勤取締役に、スクウェアの社外取締役の成毛真インスパイア社長(マイクロソフト前社長)も取締役に就く。
ソフトの開発体制は、スクウェアが完全内製型であるのに対し、エニックスは外製型と全く異なる体制で行なわれている。
しかし和田社長は記者会見で「どう融合させるかは今後検討するが、現状の開発体制は当面そのままでいく」と語り、さらに「両者とも開発者の比率が高いことから、合併にともなう人員削減などは実行せず、稼働率向上、扱える素材、商材の増加などの効果で、利益率を高くできる」と述べている。
今回の合併の背景には、ゲーム機の高機能化やオンラインゲームへの対応による開発費の増大、需要の多様化による収益の悪化がある。そうした中でコンテンツ製作能力を結集し経営基盤を強化することで、生き残りを計るのが合併の狙いだという。
まだプロットもできてないうちから、あまりにも話が早いのでびっくりだけど、もちろん大変ありがたい話でもあるので、スケジュールも考えずに引き受けることにした。
午後、さっそく構成を練る。読み切りとはいえ、好評ならいずれは連載を狙いたいところだ。今回は特にキャラ立ての作業は念入りにおこなった。キャラを立てるというのは、たぶんマンガ業界の用語で、キャラクターの人物像をいかに存在感ある魅力的な人物に仕立てるかという、人間像の彫り込み作業のことである。
18:40、N川さんから携帯に電話が入り、待ち合わせ場所へ。いつもの談話室滝沢で『マジック・マスター』次回シナリオ第7稿打ち合わせを行なう。どうやらあと1回のディティール修正で決定稿になりそうだ。
その後、久々に神保町の書店を何軒か歩いたが、目ぼしい収穫はなく、すぐに次の打ち合わせのために新宿へ向かった。
17:30、新宿西口着。新しく出たdocomoのカメラ付き携帯P504iSが気になっていたので、ヨドバシカメラで在庫を尋ねてみたら、今、品切れで次回入荷も未定だという。ふう〜品切れでよかった……もし売ってたら買っていたかもしれない(笑)。ヨドバシカメラ前の喫茶室ルノアールへ入って、仕事をしながら「少年ガンガン」編集のN川さんからの連絡を待つことにした。
18:00過ぎ、N川さんから携帯に電話があり、前の打ち合わせが終わったという。すぐに店を出て待ち合わせ場所へ行き、N川さんと共に談話室滝沢へ入って、『マジック・マスター』次回シナリオ第6稿打ち合わせをする。今回もかなり稿を重ねたが、ようやく完成が近づいてきた。
13:00、起床。『マジック・マスター』次回シナリオ第6稿を執筆する。
15:00、帰宅後、眠くてたまらず仮眠。
21:00、ようやく起き出して夕食を取った後、護国寺の某出版社用の原作第2稿を執筆。深夜、完成したシナリオをファックスで編集部へ送る。
12:30、ロマンスカーから登山バスを乗り継いで、箱根桃源台の芦ノ湖畔にあるホテル箱根アカデミーに到着。食事を済ませて午後のマジック授業を1時間だけ受講して、後は夕食までホテルのロビーでN川さんと『マジック・マスター』次回シナリオ第4稿の打ち合わせを行なう。
夜、合宿参加者たちの酒盛りが始まったが、ぼくはひとり部屋へ戻って、先ほどの打ち合わせを元に『マジック・マスター』次回シナリオ第5稿を執筆。
夜、N川さんが「始まりましたよ」と呼びにきた。実は今日午後8時から放送される「USOジャパン」というTBS系の番組に、先日のアメリカ取材に参加し、今回のこの合宿にも参加している少年マジシャンの伊東広樹君が「天才少年マジシャン」として出演しているのだ。マジックのコーナーはおよそ15分ほど。全員が大部屋に集まってワイワイと感想をのべながら楽しく拝見した。なかなか楽しめるコーナーになっていたので、こうしてマジックがどんどん盛り上がっていくといいですね。
番組を見た後、ぼくはまた部屋へ戻ってシナリオの続きを執筆。23:00過ぎ、ようやくシナリオが書き上がったので、ファックスでホテルのロビーへ送り、コピーしてもらおうと思ったら、何とロビーには午後10:00までしか人がいないのだという。がーん、人件費削減も極まってますね。
ということで、本日の仕事はこれまで! みんなが集まっている大部屋へ行き、柳田さん自慢のトミーの玩具ロボットR2-D2と少し遊んだり(遊ばれたり)して楽しんだ後、早々に休ませてもらった。
夜、完成したシナリオを、ファックスでN川さん宅へ送る。明日からまた箱根でウイザードイン恒例のマジシャン合宿があり、それにぼくとN川さんも取材で参加する予定なので、何とかその前に間に合わせたかったので、何とか目的を果たせてホッとした。
16:00、急きょ、車でいつものオートバックス新小岩店へ行き、バルブを購入することにした。普通の純正タイプのH4バルブなら税別で1個1280円ほど。2倍長持ちタイプのバルブだと1個税別1980円。しかし、ふと反対側の棚を見ると、前から気になっていた高効率バルブがズラリと並んでいる。高効率バルブというのは、純正のハロゲンバルブと交換するだけで、2倍近い明るさが得られるというバルブの事である。ランプメーカー各社からそれこそ何十種類も発売されているんだけど、中でもトレンドはH.I.D.(ディスチャージ)ランプに近い5000K゜前後の色温度を出す、ブルーホワイト系のランプだ。
テスト照射のできる見本ランプがあったので試しに点灯して見ると、この人気のブルー系ランプは、本当に色が青い。青すぎる。ちょっとそれはぼくの趣味には合わないので(笑)、なるべくホワイト系のものを探し、スタンレー製ランプRAYBRIC ホワイトサンダーS(5,680円税別)をチョイスすることにした。これは、バルブ表面にわずかにブルーのコーティングがされているものの、点灯すればほとんど白色光となる。
しかしそんなこんなで選択に迷っている間に日が落ちて暗くなり出した。オートバックスの駐車場でバルブ交換しちゃおうと思っていたのだが、それも無理になってきたので、近所のコイン洗車場へ移動。そこで交換をすることにした。
と、そこでふと考えてみると、ぼくは最初、ただ切れたバルブを(もちろん片方)買って交換するだけのつもりだったのに、いつ高校率バルブを買うことに決めたのだ? ということに思い至った。ハッ、これぞ衝動買い! しまった!!
まあいいや。買ってしまったものは仕方ない。とにかく取り付けよう。バルブ交換はすでに何度もやってるから手順的には問題ないんだけど、問題は我がL型パジェロは、ヘッドランプの裏側に手が入るスペースがほとんどなく、バルブ交換がえらく面倒なことである。
本来、ハロゲンヘッドランプのバルブ交換は、ほとんどの場合、ランプハウジング全体を取り外さなくても、エンジンルーム内から手を入れてランプの裏側からバルブだけを外して交換できるんだけど、L型パジェロの場合、右のランプの後ろにはエアクリーナーのダクトがあり、左のランプの後ろにはヘッドランプウオッシャー液のタンクがデーンと居座っているのだ。しかし左はかろうじて手が入ったからそのまま交換ができたが、右はウインカー、ヘッドランプベゼル、ヘッドランプを全て外さなければ交換できない。
17:30、ということで、作業時間およそ20分で交換完了。点灯してみると、これは明るい!! 特に前方よりも左右の照射部分の明るさが際立った感じで、路肩が分かりやすく暗く狭い道などで効果的だ。こんなに変わるのならもっと早くに交換しておくんだった。最近のチューニングの中ではヒットでありました。ただ、本当は本物のH.I.D.ランプが欲しいんだけどねー。まだ安いものでも7〜8万円となるとちょっと二の足を踏んでしまいますね。
23:00、車で西新宿のエニックス編集部へ行き、電話でN川さんを呼び出す。車でいつもの梅里のジョナサンへ移動。『マジック・マスター』次回シナリオ第3稿の打ち合わせをする。この打ち合わせでようやくストーリーの全体像が固まってきた。
とか考えつつ、午後から『マジック・マスター』次回シナリオ第2稿を執筆する。
夕飯は、七五三のご祝儀のお返しにいただいたお赤飯でした。
18:00、ウイザードイン事務所で、ウイザードイン代表の柳田昌宏氏、ティーアイ東京社員でプロマジシャンの林敏明氏、編集のN川さんと合流し、東武ホテル地下のバーで『マジック・マスター』次回シナリオ第1稿打ち合わせ。ここで今回の話に使うマジックのネタはだいたい決まったのだが、それをストーリーとからめてどう展開していくか、それはぼくとN川さんとで詰めていかなければならない。
20:00、柳田さん、林さんと別れ、N川さんとふたりでセンター街の喫茶室ルノアールへ移動。おおまかなストーリーの流れについて細部を確認し合う。
18:30、ライブが終わり、I沢くんと一緒に同じビルの2階にあるのエチオピア料理の店で食事を取りながら、旧交を暖め合うと共に久々の近況交換をする。I沢くんは、以前はSF・ミステリの老舗出版社H書房から単行本を出したこともあるSF作家だったが、最近は本業の編集の仕事に専念していて、執筆活動の方は全くやっていないらしい。彼にそのことについて尋ねると、今は小説より音楽の方に興味があるのだという。『人間至る所青山あり』と言いますが、人生はいろんな寄り道がありますね。ぼく自身にしても、子どもの頃はロボット博士になるのが夢だったり、中学の一時期は「収入が安定しているから」(笑) という理由で銀行マンになろうと思ったり、高校時代は写真家を志したり、大学時代は映画監督を目指したり、でもって今はマンガ原作を書いている……と(笑)。
しかし、I沢くんの小説はぼくも何冊か読ませてもらったが、独特の感性を持っていてとても面白かったので、まだまだ書き続けていればさらなるブレイクの可能性もあったので、残念ではありますね。
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