ぼくがよく遊んであげている近所の小学2年生の男の子が、常々「ヘリコプターに乗りたいーっ!!」と言っていた。そこで、クリスマスプレゼントとして遊覧飛行に連れていってあげることにした。といっても、ぼくもヘリコプターなど乗ったことがないので、どこから手をつけていいものやら……。
そこで12月の初めごろ、インターネットで検索すると、東京で個人向けに遊覧飛行をやっている航空会社が数社あることがわかった。
▲子どもは操縦席にも乗せてもらった。いいなァ。
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その中で、会社概要、値段、サービス、ホームページの作りこみ具合(笑)などから総合的に判断して、中日本航空という会社を選び、電話で問い合わせてみると、23日の午後、大人2名子ども3名で予約OKだという。
値段は都心部を1周約10分で周回するAコースが大人10,000円、子ども7,000円、それよりちょっと長くて新宿副都心あたりまで回る1周約15分のBコースが、大人15,000円、子ども10,000円である(各税込み)。Aコースで十分かと思ったが、23日はクリスマスなのでBコースしかないと言われ、そちらを指定した。
価格は、比較した他社のサービスとほぼ同等で、だいたいこれが相場らしい。しかし、他社では7人乗りヘリコプターに他の乗客と相乗りだったりしたのだが、こちらは予約したグループのみで乗れるという。つまり貸し切り状態なのである。これはいい。
▲これがぼくらが乗ったヘリ。
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そしていよいよ当日。13:00に新木場にある東京へリポートに到着。前日までの天気予報では午後から小雨だったはずが、快晴・無風。気温もそれほど低くなく、絶好の遊覧飛行日和となった。
控え室にはぼくらのほかにも、20代後半のカップルや、家族連れなどが待機しており、順次、ヘリポートに案内される。
数機のヘリが駐機している格納庫で待つこと数分、ぼくらの前の客を乗せたヘリが返ってきた。
ヘリコプターの形式とかは分からないけれど、左の写真の5人乗りヘリの前席にぼくが乗り、後席に子ども3人(ひとりは膝乗せ)とお母さんが乗った。前席に乗ったぼくにはヘッドセットを貸してくれたので、パイロットと直接会話ができるし、地上管制塔との交信内容も聞ける(何を言ってるかわらかないけど・笑)。
▲高度は、東京タワーの少し上を飛んでいたから、地上500メートルくらいかな。
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シートベルトをして地上係員が外からドアを閉めると、パイロットの「離陸しますよー」の声と同時に、即座に離陸。心の準備をする余裕もない(笑)。そしてヘリコプターは、東京湾沿いに西へと飛び立った。
離陸は、もちろんゆっくりだったからだと思うけど、旅客機の離陸の時のようなスーッと胸に隙間が空くような感覚はまったくなく、いとも簡単に浮き上がった感じ。そのまま都心へと向かった。東京タワー、東京ドーム、不忍池など東京にはランドマークが多く、説明がなくてもどのあたりを飛んでいるかすぐにわかる。
地上から見る印象とはかなり違って不忍池が驚くほど小さく、反対に明治神宮がものすごく広大に感じたのが面白かった。
そうこうしているうちに新宿副都心上空でUターンし、新木場へ戻る。15分はアッという間で、Bコースで正解でしたね。Aコースじゃ物足りないと感じたことでしょう。
でもって着陸後、子どもたちに感想を聞いてみたら、男の子は大喜びだったんだけど、女の子の方は「きもちわる〜い」と言っていて、大した感動もなさそうだった(笑)。
他社と比較したわけじゃないけど対応もサービスも良かったし、昭和28年の創業以来、死亡事故ゼロだというから安全面からもおすすめできると思います。乗ったヘリコプターはちょっと古かった感じだけどネ(笑)。