これが新たに購入したNTT-MEの高速ブロードバンドルーターBR8000Proである。カタログ値では、実効スループット FTP測定:90Mbps、Bフレッツ(PPPoE)測定:75Mbps。これならば現状では充分満足の行くスペックといえる。価格はヨドバシカメラ新宿西口本店で16,800円(税別)。事前にネットの掲示板で情報を収集し、安定性とスペックの兼ね合いから最も評判が良かったこれに決めたのだ。
ネット上の情報では、このBR8000Proは発熱量が大きいというので、他の機器とは離して、本棚の最下段に置くことにした。
それにしてもルーターも進歩しました。種類がものすごく増えているし、価格も安くなっている。3年前に初めてルーターを買ったときにはわずか3機種ほどしかなく、それもほとんどが海外製品で、それに日本語マニュアルを付けて売られていたのだ。
さて、実際に速度を計測してみると、思ったように速度が出ていない。これはMTUとRWIN値が最適化されていないからだ。MTUとRWINというのは、パソコンがインターネットを経由してデータを送受信する時のデータの分割サイズを決める設定のことらしい(実はよく分かっていない・笑)。これをそのパソコンの性能と回線の特性に合わせて最適化することで、最大のパフォーマンスが発揮できるというのである。
この設定は、Windowsのレジストリに記録されていて普通はいじれない部分だが、それを簡単にいじれるようにする便利なフリーソフトがいくつも公開されているので心配はいらない。さっそくそうしたフリーソフトのひとつEditMTUというソフトを入手して、あれこれと調整を行なってみた。
最適値を探るために設定を変更しては、パソコンをいちいち再起動させて、速度を計測する。これをひたすら繰り返す。作業そのものはそれほど難しくはないんだけど、とにかく時間がかかるし、パソコンにも負荷がかかる作業だから、けっこう気も使う。
ネットで調べても、TEPCO光インターネットに最適とされるMTU/RWIN値の参考情報はまだなかったので、Bフレッツやその他の情報を参考にあれこれやってみて、結局、MTU=1452、RWIN=64952が一番安定して速度が出るようなので、しばらくこれで様子を見ることにした。
speed.rbbtoday.com |
Date: 2003/05/21(Wed) 03:46:09
Download: 79.11Mbps
Upload: 18.11Mbps |
ところが、今日ネットスピード計測サイトで速度テストをしてみたら、なぜかUploadの速度が極端に落ちている!! うーむ、なぜだろう。再度調整の必要があるのかも知れませんね。成績が良かった他の設定値もメモしておくんだった……。
これがTEPCO光インターネットのMC(回線終端装置)である。NEC製で型番はME-001-RSと書いてある。右にループ状に巻いて置いてあるのが屋外から引き込まれてMCにつながっている光ケーブルだ。家庭用の電気コードより細く、電池式オモチャのコードくらいの太さしかない。工事の人に「光ケーブルは折れやすいので曲げないようにしてください」と注意されたので、うっかり触れないように本棚の上にこのままそっとしてある。空間の無駄づかいだけど、部屋の整理後、地震対策として高いところには重量物を置かない事にしたのでこれでいいのだ。