Topへ
一条寺開 ハイカラ事件帖 第1〜2話 <白い顔の死体 前・後編>
画/里見 桂、作/黒沢哲哉

 頃は明治末期。浅草近くの長屋で、巷を騒がせている偽札事件の容疑者が殺された。そこへ偶然関わることになってしまった長崎帰りの遊び人・一条寺開が、明晰な頭脳で事件のトリックを科学的に暴く!!

 ぼくのまんが原作のデビューは、里見桂さんの作品『スマイル for 美衣』の脚本で、それ以来、いくつかの作品でコンビを組ませていただきました。しかし今回、一緒に仕事をさせていただくのは『タイム アンド アゲイン』から実に6年ぶり。
 でも、里見さんとは毎年スキーに行ってるし(笑)、気心も知れててチームワークはバッチリ! 読み応えのある内容になったつもりです。(黒沢


「MANGA オールマン」(集英社)1998/12/16号(4色カラー1P、1色44P)、1999/01/06号(1色28P)掲載

『一条寺開 ハイカラ事件帖』第1話 の冒頭8ページを立ち読みする
※立ち読みするには、ブラウザに Adobe Acrobat Plug-in 3.0 がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、右のアイコンをクリックして Adobe社のHPからプログラムをダウンロードしてください。

一条寺開 HAIKARA事件帖 第3話 <魔の十二階>
漫画/里見 桂、原作/黒沢哲哉
「MANGA オールマン」の今年初めの号に掲載された明治物の第3回目です。明治から大正にかけての浅草名所・凌雲閣を舞台に主人公・一条寺開がテロリストと対決!! 凌雲閣というのは、当時東京一高かった十二階建ての高層タワーで竣工は明治23年です。しかしその後、関東大震災で上部が倒壊し、取り壊されました。
 この作品は、元々里見さんが暖めていたアイデアを打ち合せをしながらふくらませていったもので、里見さんの作画に対する力の入れようは半端ではありません。一条寺開のハイテクを駆使した活躍はもとより、この幻の東京名所がビジュアルとしてリアルに再現されているところにもぜひご注目ください。(黒沢



「MANGA オールマン」(集英社)1998/03/03号(4色カラー1P、1色34P)掲載


[Top] | [Back]