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2012年10月31日

月イチ生存報告

 ここんとこほんとに月イチ更新になってしまって、こまめにお立ち寄りくださっている皆さまにはまことに申し訳ない限りです。

 前からそんなに頻繁に更新していたわけじゃありませんケド、今年の春からずーーーっと更新が大幅に滞っているのには理由がありまして......今年5月から月に3日ほど神保町の小学館クリエイティブに通って仕事をしているのです。それでこの週3日というのが予想以上にハードでして、ゆっくりブログを書いてる精神的余裕がナイんですよぉ~~~って、ここで締め切りが遅れる言い訳みたいなことをいっても仕方ないですね(笑)。

 気を取り直して、小クリでいったいナニをやってるかというと、ぼくは学習マンガ単行本のシナリオ執筆と編集を頼まれておりまして、来年夏前までに単行本3巻分のシナリオの執筆と編集のサポートなどをやらせていただいているわけです。
 ということで仕事場でのぼくの仕事風景は↓↓こんな感じ↓↓ 撮影はぼくの20代のころからの仕事仲間で現在は小クリの編集者となっているW邊くんです。

20121031a.jpg

 ぼくが社員として出版社に通っていたのは20代の最初の3年間だけで、後はずっとフリーなわけだけど、その間にも社員のように出版社へ毎日のように通っていた時期は何度かあった。1980年代の前半には、4年ほど東京ニュース通信社で「月刊ビデオコレクション」という雑誌の編集をやっていたし、80~90年代には8年ほど「週刊少年サンデー」と「週刊少年ジャンプ」で記事などを連載執筆し、ほぼ毎日編集部へ「出勤」していた。90年代の後半には5年ほど日本出版社の「コンバットコミック」で編集長をやっていたから、これまた週の大半は編集部に出ていた。
 だけどあのころはそんなにものすごく忙しかったような記憶がナイんだが、ただ忘れちゃっただけなのか、それともあのころはまだ若かったから気にならなかったのか......。

 まいっか! そんなわけで更新が月イチじゃブログの意味もあまりなくなってしまうので、今後は短文でもできるだけ更新頻度を上げていきたいと思っています。あくまでも希望的な展望でありますが(笑)。

 で、今回も先月から今月にかけての仕事の流れなどをざっと紹介。

9/1
 11:30、電車で自宅を出て埼玉県の川越駅へ。手塚プロ・プロデューサーI藤さんと待ち合わせ、手塚治虫公式サイトのコラム『手塚マンガあの日あの時』取材で講談社の元『週刊少年マガジン』編集長宮原照夫さんにお会いする。宮原さんはかつて『巨人の星』などで『少年マガジン』の黄金時代を築き上げた方で、講談社版手塚治虫漫画全集を立ち上げた人でもある。今回は宮原さんがこの手塚全集を発案したころの貴重なお話しをお聞きした。この取材の内容は今月松公開のコラムで!

4063646548実録!少年マガジン名作漫画編集奮闘記
宮原 照夫
講談社 2005-12-01

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9/30
 今日は丸一日スケジュールを空けてあった。というのは、銀座シネパトスにおいて、天地真理スペシャル2012というイベントが開かれたのだっっ!! ということで、下が当日いただいたチラシと天地真理ちゃんの直筆サイン入りのオリジナルポストカード。うおおっ!!

20120930.jpg

 ぼくはこのイベントをいそっぷ社社長のS藤さんから教えてもらい、前売り券発売当日にチケットぴあでチケットを購入。この日はふたりしてワクワクしながら会場に向かったのだった。ところがこの日はあいにく台風が東京を直撃する当日。朝から強い風が吹いており、夕方からは大荒れの天気と予報されていた。これは映画館の中も外も嵐の予感!
 そしてイベントが始まった。イベント内容は、まず真理ちゃんの主演映画第1作、1972年の松竹映画『虹をわたって』上映。続いて真理ちゃんの舞台挨拶。休憩に続いて1974年に九段会館で開催されたというコンサートの録音音声をイメージビデオに載せて放送。ふたたび休憩をはさんで1973年公開の真理ちゃん主演映画第2作、松竹映画『愛ってなんだろ』上映。んーーー、やっぱあのころの天地真理は輝いていましたね。映画の中に切り取られていたあのころの東京や横浜の風景も懐かしかったです。
 すべてのプログラムが終わって外へ出ると、横殴りの雨に! 本当はS藤さんと食事をしながら真理ちゃんの魅力について語り合いたかったんだけど中止して帰宅。その後、運行中止した電車もあったそうなので早々に帰宅して正解でした。

10/9
 11:00、車で家を出て、外環自動車道→常磐自動車道と経由して所沢インターで下車。手塚治虫公式サイトの連載コラム『虫さんぽ』取材のため狭山ヶ丘へ。駅前で講談社『少女クラブ』の名編集者だった丸山昭さんと待ち合わせ、喫茶店で取材する。その後、大急ぎで手塚プロ新座スタジオへ行き、続いて手塚治虫公式サイトのもうひとつの連載コラム『手塚マンガあの日あの時』の取材で、手塚プロ資料室長森晴路さんにお会いする。
 森さんの取材内容は今月末公開のコラムで、丸山さんの取材の内容は来月末公開のコラムに掲載される予定です。

4094034412トキワ荘実録―手塚治虫と漫画家たちの青春 (小学館文庫)
丸山 昭
小学館 1999-07

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10/11
 小クリで仕事をしたあと、電車で東中野へ。今夜、21:00からここで黒坂圭太監督の鉛筆画アニメーション映画『緑子/MIDORI-KO』のレイトショーが上映されるのだ。そして映画上映後のトークショウに友人の映画監督小中和哉くんが出演されると聞いて、はせ参じた次第である。
 映画はシュールでちょっとグロテスクでイタリアのブルーノ・ボシェット監督のアニメ『ネオ・ファンタジア』を彷彿させるテイストがなかなかグッとくるものがあった。
 黒坂監督と小中監督の対談では、おふたりとも怪獣好きということで、マニアックな特撮話で盛り上がった。いやー、楽しいひとときでありました。

B005JTHPIW「緑子 MIDORI-KO」 オリジナルサウンドトラック
坂本弘道(音楽)
ヒバナレコード 2011-10-02

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10/20
 夕方まで自宅で仕事をしたあと、電車で世田谷区の池尻大橋へ。ここの画廊でマンガ家でイラストレーターでグラフィックデザイナーの奥平イラさんが『Technoicon2012』という作品展を開催されているので観覧に行ってきたのだ。下はその案内状である。

20121020.jpg

 会場に到着すると、さっそくイラさんと奥さまが笑顔で出迎えてくださった。展示されている作品はパソコンで仕上げたCGのような味わいと、ペンで描かれたマンガのような味わいと水墨画のような味わいがミックスされたSFチックでレトロで近未来的なじつに不思議なイラストたちだった。また、この日はサプライズで、ミニコンサートまで用意されていて、わずか2時間ほどだったけど濃密な時間を過ごさせていただきました! ありがとうイラさん!!

10/23
 低気圧の通過で東京が大荒れとなった夕方、神保町でパズル作家の中久木成一さんと待ち合わせ。以前から今度ぜひいっしょに仕事でコラボしたいですね! と話していたので、お会いしていろいろと密談をさせていただいた。ムフフ。
 中久木さんは元はゲーム会社のタイトーでディレクター・プロデューサーをされており、現在は独立してパズル作家として活躍されている。ちなみにタイトー時代の代表作には誰もが知っているアクションパズルゲームの傑作『パズル・ボブル』がある。
 お会いしたときに中久木さんから最新作のトリックアート絵本を2冊いただいたのでご紹介させていただきます。
 イラストの中に隠された漢字や言葉を見つけ出すというクイズ形式の絵本だ。こういう本は何度見ても飽きないですよね。

4811388917びっくり!!トリックアート〈7〉わーい!みえた!!
中久木 成一
汐文社 2012-08

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4811388925びっくり!!トリックアート〈8〉ほらっ!よめた!!
中久木 成一
汐文社 2012-10

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10/25
 小学館クリエイティブから月イチで刊行が続いていた『カラー版 鉄腕アトム 限定BOX』シリーズの最終「BOX5」が刊行されました。全巻の解題を書かせていただいていたこのシリーズもこれでおしまい。ひさびさに鉄腕アトムを深く読み返す機会をえてなかなか楽しい仕事でありました。
 このシリーズは、モノクロ版のテレビアニメ『鉄腕アトム』を見た世代にとっては懐かしい、光文社のカッパ・コミクス版『鉄腕アトム』全32巻を、カラーや2色ページも当時のままに復刻した限定版シリーズです。
 この第5BOXには「ロビオとロビエット」「青騎士」など、アトム後期の代表作を収録。全BOX購入者にはスペシャル冊子がプレゼントされますよ!! そちらの冊子にもぼくの解題付きです。

4778032349カラー版 鉄腕アトム 限定BOX5 (復刻名作漫画シリーズ)
手塚 治虫
小学館クリエイティブ 2012-10-26

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10/31
 手塚治虫公式サイトのコラム『手塚マンガあの日あの時』第25回が公開となりました。今回は講談社版手塚治虫漫画全集全400巻が刊行された当時のあの日あの時をお送りいたします。1977年から7年がかりで全300巻でいったん完結、手塚治虫先生の死後に追加で100巻が刊行され空前の大全集が完結しました。その裏にはいったいどんなドラマがあったのか、興味のあるかたは無料で読めますのでぜひ!

tezuka_column25.jpg ※新しいウィンドウが1枚だけ開きます。

投稿者 黒沢哲哉 : 2012年10月31日 22:20

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