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2012年6月

2012年6月24日

東京スカイツリー初のぼり!!

 ほとんど......というか完全に月イチ更新となってしまった当ブログです。
 今月も駆け足でお仕事報告をさせていただきます。

 先月から今月にかけては、いままで停滞していた仕事が急にスピードアップして動き出したり、新しいお仕事をいただいたり、提出していた企画に急にGOが出たりして、ゴールデンウィーク以来、土日も含めて1日も休めてません。

 まー、フリーの身としては仕事はナイよりあった方がいいのはもちろんなんですが、どうしてこう重なるんでしょうか。
 あっちこっちから矢の催促があるなかで呑気にブログを更新するわけにもいかず......書きたいことはいろいろあるんですが、落ち着くまでしばらく待ってくださいね。

05/31
 5月下旬、ある人がぼくの書庫を取材させて欲しいと連絡をしてきた。その方はノンフィクション作家の西牟田靖さんという。西牟田さんはこれまで尖閣諸島とか北方領土とか硫黄島とか日本の辺境を取材していたりするかなりとんがったジャーナリストの方なんだけど、なにゆえそんな人がぼくの書庫を!?
 じつはぼくが『アジアの雑誌』に連載しているコラムの中で「本の重みで書庫の床が抜けた」という記事を書いたところ、西牟田さんがそれを読まれて「ちょうどいま、Webマガジンで、本で床が抜けた人の取材をしているところなんです」ということで、人づてにぼくに連絡をしてきたというわけなのだった。
 現在、書籍が電子化へ向かおうかというときに、床が抜けるほど本を持っている人を取材したい。どのくらいの本があると床が抜けるのか、などなど、普段考えたこともないことを聞かれて戸惑ったりもしたが、なかなか面白い取材でありました。
 ということでこの日、下記でその記事が公開されましたので、お時間のある方はぜひご覧になってみてください。

「マガジン航」続・本で床は抜けるのか
posted by 西牟田靖(ノンフィクション作家)

 記事も興味深いですが、ご本人もなかなかユニークな方で、話がつきないとても面白い方でした。ぜひまたお会いして話をうかがいたいと思いました。

4795848920誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅
西牟田 靖
情報センター出版局 2008-09-26

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06/01
 手塚治虫公式サイトの連載コラム虫さんぽの最新記事が公開されました。今回は手塚治虫の祖先が登場する長編時代劇マンガ『陽だまりの樹』の舞台となった文京区から千代田区周辺を歩いています。無料で読めますのでお時間のある方はぜひ読んでみてください~~~~。

tezuka_sanpo22.jpg
※新しいウィンドウが1枚だけ開きます。

06/05
 この数日前のこと、仕事先に出ているときに柴又の友人さんから携帯に電話が入った。

Kさん「黒沢さん、6月5日ヒマですか?」
黒沢「いや......たぶん仕事だと思いますけど......」
Kさん「スカイツリーのチケットが当たったんで家族で行くんですけど、あと1枚あるから、いっしょに行きませんか?」
黒沢「えーーーっ、マジですか」
Kさん「午後6時の入場予約なので、昼間の景色から夜景まで見られますよ」
黒沢「行きます、仕事さぼってでも行きます!」

 ということで、この日、Kさんのご家族と一緒に行ってきましたスカイツリー。もともと予約しても取れないだろうし、と思ってぼくはこんな早い時期に行くつもりはまったくなかったんだけど、Kさんもダメモトで予約を入れたらあっさり当選してしまったんだとか。

 というわけでこの日、柴又駅でKさんと待ち合わせ、押上駅から徒歩でスカイツリーへ。そしてまずは天望デッキと呼ばれる地上350mのところまで登った。周りに高さを比較するものがないのでなかなかその高さを実感できないが、遠くに見えた東京タワーを上から見下ろしていたことで、ああ、これは高いとわずかに実感できた感じ。

20120605_02.jpg

 そして↑こちらはさらに高い地上450mの天望回廊からの眺めだ。ここまでくると、さっきの下のフロアからの眺めと比較してかなり高いのがわかる。みんなデジカメ撮りまくり。

20120605_01.jpg

 いちおう、証拠写真も撮ってもらいました(笑)。さー、帰ったら仕事先でみんなに自慢しまくるぞーと思ったんだけど、この忙しいさなかに仕事仲間にこんなことを話したら白い目で見られるのは必定なので、やっぱりひっそりと心に秘めておくことにしました。

20120605_03.jpg

 帰り際、ライトアップされたスカイツリーを下から見上げると、建設当時は「あんまりかっこよくないなー」と思っていたこの塔もなかなかいいんではないかなと。ただこの周辺の住民は、塔の風切り音や落氷などの問題もあると聞きますし、やっぱり文明開化はいいことばかりではないのかなとも思ったり。

06/13
 さてこちらは東京スカイツリーと同じく今年できた東京の新名所、東京ゲートブリッジである。この日は手塚治虫公式サイトのコラム「虫さんぽ」の取材で、ここを歩いてきた。じつは完成直後、車では渡ったことがあったんだけど、徒歩で渡るのは初めてだ。

20120613.jpg

 この橋を歩いて渡るには、橋のたもとの若洲海浜公園からエレベーターで橋の上へ登る。徒歩でも車でも利用は無料。しかし車が歩道のすぐ横を猛スピードで走っているのでけっこう騒音がすごく、風もあって恐かったです。
 でもあれだな。この日は曇りだったので、天気が良くて風のないさわやかな早春の季節にでもまたわたってみたいですね-っ!

06/19-20
 台風4号が接近する中、この2日間は、いそっぷ社から年内刊行予定の本のための、昭和レトログッズのスタジオ撮影があるのだ。もう1週間以上前から決めてあったので予定は動かせないのだ。
 ということで台風接近のニュースが流れる中、ぼくは台風が来る2日前に事前に車の中に撮影する品を満載しておいた。
 そして19日の撮影当日、ぼくは早めに家を出て10:00前には代々木のスタジオに到着した。このとき天気はまだ薄日がさすほどおだやかだったが、ときおり厚い雲がぐわっとおおいかぶさって暗くなることがあり、台風接近を予感させる。しかし何とか雨が降らない中で荷物を運び込むことができた。この日の撮影は、当初、夕食後も続ける予定だったんだけど、台風がひどくなってきたので夜7時に終了、荷物はスタジオに置いたまま、ぼくは車で帰宅した。しかし家が近づくにつれて風雨はどんどんと強まってゆき、家に着いたときには大嵐となっておりました。
 そして翌20日、お昼過ぎまでは風もかなり強かったものの、夜10:00、撮影が終わって荷物を車に積み込むころにはすっかり穏やかになっていた。

06/25
 今日発売の新刊のお知らせです。かつて光文社から刊行されていたカッパ・コミクス版鉄腕アトム全32巻が、新装丁の限定ボックスとして小学館クリエイティブから刊行されます。
 本日から毎月6巻ずつ全5BOXに分けて刊行される予定。今月は第1巻「アトム大使の巻」「アトラスの巻」から第6巻「人工太陽球の巻」「アトラスの巻」までの6冊を収録したBOX1が発売です。

 ぼくは各巻の巻末に作品解題を書かせていただいてます。懐かしいカラーや2色刷りページなどの味わいが、あのころを思い出させる本です。箱入りなので立ち読みはできません。興味のある方はぜひお買い求めください。お値段はちと張りますが......。

4778032179カラー版 鉄腕アトム 限定BOX(1) (復刻名作漫画シリーズ)
手塚治虫
小学館 2012-06-25

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投稿者 黒沢哲哉 : 23:23 | コメント (4) | トラックバック

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