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2011年7月 3日
お仕事ダイジェストと勝川先生最新単行本など
5月末ごろは仕事の締め切りがカナリ立て込んでいて、「ああ、これが終われば楽になる。いや、それどころか6月上旬は大きな締め切りもないから超ヒマになってしまうかもしれないぞ。むしろ仕事をくれ~と営業に回らなければならないのではないか!?」と考えていたら甘かった。
5月末に予定通りに仕事が終わるどころか、どの仕事もズルズルと遅れてしまい、ついには7月に入ったのにまだ終わっていない仕事が山ほど!! う~ん、バタッ(卒倒)。
ということで6月のお仕事ダイジェストと、その間に刊行された新刊情報などを、今回もあわただしくまとめてお送りいたします。
6/01-07
5月末締め切り予定で書いていた集英社の単行本のシナリオが予定より遅れ、ずーーっと執筆。1週間遅れでようやく第1稿が完成したっ!
6/8-10
すぐさまミリオン出版「漫画実話ナックルズ」の原作執筆に取りかかる。こちらは予定より2日遅れで完成。エッヘン、どんなもんでえっ!!(自慢できない)
6/13
10:30、電車で神保町へ。小学館出版局で、小学館編集T成氏、小学館クリエイティブ編集M形氏と学習図鑑の構成打ち合わせ。この仕事ももう半年くらい続いてるんで早く解放されたいんですけど......まー、残るはあと2見開き(4ページ)分を残すのみだからラストスパートがんばるぜえっ。
11:30、打ち合わせが予定より早く終わったので、昼時で混雑する前にマックに入って席を確保し、昼食がてら資料本を読む。
13:00、集英社へ行き、児童書編集のI沢氏と単行本打ち合わせ。
17:00、ミリオン出版へ行き、「漫画実話ナックルズ」編集N島さんと次回マンガのネタ打ち合わせ。
18:00、電車で高田馬場へ。手塚プロでプロデューサーI藤さんと公式ホームページコラム『手塚マンガあの日あの時』の次回企画打ち合わせ。
6/15
手塚治虫公式サイトのコラム『虫さんぽ』第17回の原稿を執筆。
6/17
小学館クリエイティブ編集K村さんからの頼まれ仕事で、図書館などへ行き、資料調べ。
6/20
この日、ぼくも巻末コラムを執筆させていただいた、小学館クリエイティブの『少年サンデー版0マン 限定版BOX』が発売になりました~。
『0マン』は手塚治虫が「週刊少年サンデー」で1959年から1960年にかけて連載した大河SF作品です。すでに講談社版『手塚治虫全集』などで読むことができますが、これら近年の単行本は全て原稿が失われてしまっているためトレースなのです。ですのでオリジナル発表当時のの手塚先生の筆致を味わうことはできなかったわけですが、今回、それが連載当時のまま(2色刷りや扉なども全て)完全復刻されました。近年の手塚マンガ復刻ラッシュの中でもけっこうな価値のある復刻版だと思います。ちょっと高いですが興味のある方はぜひ手に取って見てください。
少年サンデー版 0マン 限定版BOX (復刻名作漫画シリーズ) 手塚 治虫 小学館 2011-06-20 by G-Tools |
6/21-22
いそっぷ社単行本の原稿を執筆。
6/23
電車で東銀座へ。いつもの昭和通り沿いの喫茶室ルノアールで、いそっぷ社社長S藤さんと単行本企画打ち合わせ。こちらも登山で言えばいまだ5合目付近といったところ。頂上は遠い。
打ち合わせ後、S藤さんと一緒に丸の内TOEIで、『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』を鑑賞。
いや~正直、手塚の中でも長編で難しい内容の『ブッダ』の映画化はどうなのかな~と思っていたんだけど、予想以上に楽しめました。いや、やはりあれを料理するのは難しかったらしくて、シナリオも映像も突っ込みどころは多かったけど、けっこうドラマチックで良かったと思います。
6/27
13:00、電車で神保町へ。集英社児童書編集のI澤氏と企画打ち合わせ。
またこの日、マンガ家の勝川克志先生からご本を送っていただいた。タイトルは『まんが落語ものがたり事典』。
昨年末、勝川先生とお会いしたとき、ちょうど締め切りが迫っていたころで「大変なんですよ~」とおっしゃっていて、執筆にはかなり苦労されたという労作だ。全352ページの分厚い本の中に、勝川さんが描いた41本の落語のマンガが収録されている。この分厚さで描き下ろしで1600円(税別)は安い! 勝川さんも出版社もちゃんと利益を得ているんだろうかと心配になってしまうほどである。勝川先生のファンと落語ファンは必買ですっ!!
まんが 落語ものがたり事典 勝川 克志 矢野 誠一 くもん出版 2011-03 by G-Tools |
それともう1冊、こちらは昨年、奇跡の帰還を果たして話題になった小惑星探査機はやぶさの冒険をマンガで描いた子ども向けの本です。実はこちらの本でも勝川克志先生が解説ページのカットを描いておられますので、勝川先生のファンの方はこちらもお見逃しなく。ついでに言うと、こちらのマンガの原作はぼくの従弟の黒沢翔が書いておりますf(^^;) 。
小惑星探査機はやぶさくんの冒険 (学習漫画) 黒沢 翔 柊 ゆたか 集英社 2011-06-24 by G-Tools |
6/27-29
小学館の学習図鑑の原稿を執筆。その間に画像の検索をしたり、電話で資料の借用依頼をしたりと、家にいてずっと机に向かっていながらも何となくあわただしい。
この日、ミリオン出版からコンビニ向けの単行本『実録死刑囚』が刊行された。活字とマンガで読む死刑囚の真実。ぼくが原作を書いたマンガも4話収録されています。
実録死刑囚―誰も書けなかった"13階段"の真実 (ナックルズBOOKS 27) ミリオン出版 2011-06-27 by G-Tools |
6/30
18:00、電車で九段下へ。ミリオン出版ロビーで「漫画実話ナックルズ」編集のN島さんと次回マンガ原作打ち合わせ。締め切りまであまり日数もないのに資料本を山ほど渡される。ヒー。
それからこの日、手塚治虫公式サイトにおいて、5月に取材に行った『虫さんぽ:関西編』の後編『宝塚編』が公開されました。無料で読めますので、お時間のある方はぜひ読んでみてください。
外部リンク:
手塚治虫公式サイトコラム
「虫さんぽ 第17回:兵庫県宝塚市:手塚治虫記念館周辺を歩く」
手塚治虫公式サイト・トップページ
※新しいウィンドウが1枚だけ開きます。
7/1
18:00、電車で神保町へ。小学館クリエイティブで学習図鑑のレイアウト打ち合わせ。この仕事もいよいよ大詰めだ。
しかしレイアウトの打ち合わせといっても、デザイナーさんにラフを渡して注意点を説明するだけだったので、所要時間はわずか10分。
せっかく神保町まで出てきたので、今日の夕食は神保町名物のカレーにすることにした。いつもだったら書泉グランデの筋向かいにあるスマトラ式カレーの共栄堂へ行くところだが、今回は、集英社のI澤氏がよく行くというお店へ行ってみることにした。
行ったのは駿河台下交差点からお茶の水方向へ50mほど坂をのぼったところにあるインド風カリー専門店エチオピアだ。ここには確か、大昔に1度行った記憶があるけど味はすっかり忘れているので、今回お初みたいなものだ。さてどんな味かしらん。
店は1Fがカウンターで2Fがテーブル席になっており、まずは食券を購入する。ぼくは880円のビーフカレーにした。その後、ゆでたジャガイモ(バター付き)と水を持ってきてくれて、そこで辛さを指定する。辛さの段階は0から70倍まであり、0で一般的な中辛程度、3倍で辛口程度だという。今回は冒険せず3倍を注文した。
上がお店の入り口。ぼくが食べている間にちょうど夕食時間になったので、後から常連らしい人がどんどん入ってきて、「7倍」とか「10倍」とかサラッと頼んでいる。3倍でもそこそこ辛かったから10倍はけっこうクると思うぞ。
そしてこれがぼくの頼んだビーフカレー(これはショーウィンドウの中のサンプルです)。実際に出てきたカレーもこの見本と同様にけっこう大きな肉のかたまりが5~6個も入っていて、ライスもボリュームがあり、これで880円は、共栄堂のポークカレー900円と並ぶかなりお得な値段設定ではないだろうか。しかも何とじゃがいもはおかわり無料だった。味はサラッとしたルウが様々なスパイスで複雑な味になっていて実に美味、特に香りが非常に香ばしくて良かったです。
最後にもひとつ宣伝すみません。ぼくの従弟の黒沢翔が原作を書いた小学生向け学習漫画の新刊です。ツタンカーメン王の墓を発掘したハワード・カーターの伝記物語。歴史的偉業を成し遂げながらも、あまり評価されることのないハワード・カーターの生涯が分かりやすくマンガで描かれてます。
ハワード・カーター (学習漫画 世界の伝記NEXT) 黒沢 翔 西 公平 集英社 2011-07-05 by G-Tools |
投稿者 黒沢哲哉 : 2011年7月 3日 00:21
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