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2010年11月13日
馬車馬のように働く、とは
「馬車馬のように働く」って言葉、最近はあまり聞かないかも。
ばしゃ‐うま【馬車馬】_馬車をひく馬。_《馬車馬が目の両側におおいをつけて前方以外は見えないようにしてあるところから》わき目もふらずに、いちずに物事をすることのたとえ。「―のように働く」※『大辞泉』より
これを見ると馬車馬ってのは、昔は過酷に働かされていたんだなーと思います。
だけど最近は馬車馬なんて、観光地で観光客を乗せてポックリポックリとのんびり歩いているくらいだと思うから、現代の「馬車馬のように働く」の語義は、「観光地でのんびり働く」ってことになるんじゃないかと。
で、ぼくも現在、出版不況の中で低賃金にあえぎながら明日をも知れず馬車馬のように働いているわけですが、この場合の馬車馬は過酷な馬車馬なのか、観光地ののんびりした馬車馬なのか......。
10/18
手塚治虫公式サイトのコラム『手塚マンガあの日あの時』第13回の原稿を執筆。今回のテーマは「もうひとつのW3」。手塚治虫の1960年代の代表作でアニメ化もされた『W3(ワンダースリー)』には、実はもうひとつ、未完となった幻のバージョンがあった。それはいったいなぜなのか!? その背景を振り返ったコラムです。すでに下記のリンクで公開されていますので、よろしければ読んでみてください。
手塚治虫公式サイトコラム
『手塚マンガあの日あの時』第13回:もうひとつのW3(ワンダースリー)
※新しいウインドウが1枚だけ開きます。
10/22
14:00、電車で神保町へ。小学館で学習図鑑の編集会議に出席。内容が小学生のお勉強ネタなので、何となく学生時代のゼミで研究発表をしているような雰囲気でちょっぴり懐かしい。
10/25-27
小学館のWebサイト「ブックピープル」の歴史家vs漫画家対談記事第4回のテープ起こしをする。今回は平安時代の人名や書物名が話の中にバンバン出てくるので聞き取りにくくて大変だ。超子(ちょうし)と彰子(しょうし)とか、道長(みちなが)と道隆(みちたか)とか、聞き分けられねー(泣)。結果、いつもの倍の手間がかかってしまい、予定より遅れまくっている。焦るぜぇぇっ!!
10/28
15:30、電車で神保町へ。小学館で学習図鑑のコンテ打ち合わせ。帰りに中野のまんだらけに資料本を探しに行く予定だったんだけどなんだかぐったりしてしまったのでそのまま帰宅する。はぁ......休みたい。
10/30
小学館のWebサイト「ブックピープル」で公開中の『歴漫対談卍漫史(MANJI)』第4回の原稿を執筆。16:30、完成した原稿をe-mailで編集部へ送る。
10/31
雑誌「G-Diary」の連載コラム『あの日の僕に帰りたい』第45回の原稿を執筆。夜までかかって9割くらいまで書いたところで集中力が尽きたので、翌朝早く起きて仕上げをすることにした。
11/1
朝9時に起きて「G-Diary」のコラムの仕上げ。11:49、完成した原稿をe-mailで編集部へ送る。
16:00、電車で高田馬場へ。手塚プロでプロデューサーのI藤さんと手塚治虫公式サイトのコラム企画打ち合わせ。今回は企画内容もすでに決まっていたので、細部の打ち合わせのみ。あとはスケジュールに合わせて執筆するだけだ。
18:00、高田馬場から西武新宿線で久米川へ。集英社編集のI澤くんと待ち合わせ、某マンガ家と打ち合わせ。すでにいい時間なので居酒屋での打ち合わせとなり、この日はちょっと寒かったのでちゃんこ鍋を注文した。
そこでI澤くんがウンチクをひとくさり。「ちゃんこ鍋には、力士が土俵に手をつくことを嫌う縁起担ぎで、豚とか牛とか四足動物の肉は入れないんですよ」
「へー」と感心するぼくとマンガ家さん。
そしてやってきた店の人に「ここのちゃんこ鍋の具は何ですか?」と聞いたら「はい、鶏と豚です!(キリッ)」だと。ガクーッ!!
11/2-4
いそっぷ社単行本の原稿を執筆。前回の単行本は執筆に1年以上かかってしまったが、今回は雑誌で連載したコラムを改稿する仕事なので、なるべく早く書き上げたいなぁ。
11/5
16:00、電車で東銀座へ。いつもの昭和通り沿いの喫茶室ルノアールで、いそっぷ社社長S藤さんと待ち合わせ。単行本企画打ち合わせ。書きかけた原稿の一部をお見せする。
11/6
所用があり、午後から車で長野県の小淵沢へ出かける。本当は朝から出る予定だったんだけど、ネットで渋滞情報を調べたら、中央自動車道下り渋滞30km(!)と出ていたので出発を遅らせたのだ。その後、昼過ぎにに調べたら渋滞が9kmまで減っていたのですぐに出発。天気も良く快適なドライブが楽しめた。余裕があったらドライブレポート書きますね。
11/10
14:00、電車で神保町へ。小学館で学習図鑑の全体会議。年末から来年春にかけて編集・執筆作業が本格化するので、その進行の打ち合わせだ。すでにかなり作業が進んでいる人もいて焦る焦る。ぼくも明日からがんばろう。
東西線で中野へ。先日行けなかったまんだらけへ行き、資料探し。値段は若干高めだったけど目指す資料マンガをゲットできたのでラッキー!!
ちょっと早いけど夕食を済ませてしまうかと思い、ブロードウェイの中の食べ物屋を見て回っていたら、山頭火というつけ麺屋さんが「ただいますべてのメニューにミニチャーシュー丼をサービスしています」と呼び込みをやっていたのでここに決めた。
ところがこのミニチャーシュー丼、ミニどころかかなりのボリュームがあり、麺もたっぷりで、おまけに煮卵まで追加してしまったので残すわけにもいかず、目を白黒しながら何とか食べ切った。帰りはマンガ本でふくれたカバンと、もたれたお腹をかかえながら、やっとのことで帰宅。ふー。
11/11
終日自宅で集英社の単行本のコンテを作成する。
11/12
17:00、電車で神保町へ。集英社で編集のI澤くんと単行本企画の打ち合わせ。50%くらい進行したラフコンテをお見せする。基本OKという返事をいただいたが、これから追加取材なども必要でこちらも年末に向けてかなり忙しくなりそうだ。
19:00、同じ神保町の裏通りにある焼き肉屋三幸園へ。今日はここで小学館の学習図鑑に関わるスタッフ全員が集まり、キックオフミーティングが開催されるのだ。これから忙しくなる仕事をチームワーク良く団結してやりましょう、という趣旨だそうで、編集長のK原さんが企画してくださったのだ。映画界では良くこういうパーティがあったりするらしいけど、出版では珍しい。ましてやこんな不況のときにそんなことをしていただいたら、プレッシャーがかかるじゃないか!! しかしまぁ、この日はそんなことを忘れて美味しい焼き肉をたっぷりいただいたのでした。
この日、小学館のWebサイト「ブックピープル」で歴史家と漫画家の対談企画『歴漫対談卍漫史(MANJI)』の第4回が公開されました。
今回は和泉式部を主人公にした平安絵巻マンガ『恋ひうた』の作者江平洋巳氏と、古代史研究家で平安時代の儀式研究の第一人者・藤森健太郎氏の対談です。
下記のリンクから無料で見られますのでぜひ読んでみてください。
小学館ブックピープル Jr.日本の歴史刊行記念特別企画
『歴漫対談卍漫史(MANJI)』第4回:男女の仲は、いとわりなきもの
※新しいウィンドウが1枚だけ開きます
投稿者 黒沢哲哉 : 2010年11月13日 12:55
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