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2009年12月11日
展覧会めぐりとバングラデッシュ料理
11/25-26
ミリオン出版の原作第1稿を執筆。メールで編集部へ原稿を送ると、折り返し、T根編集長から電話があり、全体に情報が整理されていかなった部分を鋭く指摘されてしまった。それで数日時間をいただき、第2稿を書くことになった。
11/30
雑誌「G-Diary」のコラム『あの日の僕に帰りたい』第34回の原稿を執筆。しかし物置にあるハズの資料がまたまた見つからず、途中、仕事を中断して大捜索を行なう。結局、2時間の捜索の末、探していた資料とともに、別の探し物も見つかった(汗)。
昔は、物をなくして探すなんてことはめったになかったんだけど、最近は、つい先日買ったばかりの本が見つからずにあちこち探したりすることもあって情けない。
12/01
ミリオン出版の原作第2稿を執筆。本当は月曜締め切りだったんだけど、1日遅れてようやく第2稿が完成。メールで編集部へ送る。
編集長T根さんから電話があり、これでOKとのこと。何とか間に合った。
12/05
12:00、電車で本郷三丁目へ。学生時代の友人で出版社編集のI沢くんと待ち合わせ。文京ふるさと歴史館で明日まで開催の『実録!"漫画少年"誌 -昭和の名編集者・加藤謙一伝- 』展を見学する。本当は仕事が忙しかったので「行けないかな~」と思っていたんだけど、I沢くんから電話をもらい、その話の流れで行くことになったのだ。
初めて来たけど、こじんまりとしていて静かでなかなかいい建物だった。
展示の方は、テーマである漫画少年とその編集長・加藤謙一のみでなく、文京区の出版社の系譜とか、現在に続くマンガブームの流れなども概観されていて興味深かった。
展示品には「当館蔵」とクレジットされているものも多く、マンガ関連の資料の収集にも力を入れていることが分かる。
その後、I沢くんと一緒に電車で池袋へ移動。イタリアンレストランでピザとパスタの遅い昼食を食べて、今度は豊島区立郷土資料館へ。こちらも明日まで開催の『トキワ荘のヒーローたち』展を見る。ぼくはオープニングの日にすでに見ていたが、あのときはあわただしくてじっくり見られなかったので、こちらも落ち着いて見られてよかった。
14:00過ぎ、郷土資料館を出て徒歩で椎名町へ向かう。このあたりまでは曇り空だったのだが、歩いているうちに天気予報どおり雨が降り出し、椎名町駅に着いたころには本降りの雨となっていた。
雨の中、南長崎の元トキワ荘周辺を散策する。元トキワ荘の斜め前には赤塚不二夫がトキワ荘を出て新たに借りたという紫雲荘というアパートが当時のままに残されている。
そしてここも、今回のトキワ荘展と連動して、かつて赤塚不二夫が暮らした部屋が、事前予約制で一般公開されていたのだ。ぼくとI沢くんは予約していなかったんだけど、前を通りかかってもの欲しそうな顔をしていたら(?)、紫雲荘前に立っていた案内の人が「いま予約された方が遅れていて空いてますので、よろしかったらどうぞ」といって特別に入らせてくれた。ぼくは取材のときも入っているんだけど、今回は人が少なくてゆっくり見られたし、I沢くんは初めてだったのでラッキーでした。
そして南長崎花咲公園にある「トキワ荘のヒーローたち」記念碑へ。あれ? 何だか雰囲気が変わっているゾ、と思ったら記念碑の横に街灯が建っていた。後日、以前、取材の際にお世話になった地元商店街のK出さんに電話でお聞きしたら、今回のイベントに合わせて10月に新たに建てたのだそうだ。
しかしただ照明を付けても面白くないので、ということで、ご覧のとおり、トキワ荘の住所看板の付いた裸電球の街灯になった。これはgoodアイデアですね!!
別の角度から。電柱の追加で、トキワ荘の記念碑にもリアリティが増したような気がします。
その後、雨の中、ふたたび徒歩でこんどは目白まで歩く。目白駅前の紀子さまがよく通ったという喫茶店に入り、お茶をする。回りは山の手のおばさまたちばかりで、男二人のグループは何となく浮いているがまあ気にしない(笑)。
ここでI沢くんと別れて帰宅。
12/07
手塚治虫公式サイトのコラム『手塚マンガあの日あの時』第7回の原稿を執筆。
12/08
15:00、電車で神保町へ。小学館クリエイティブ編集のT森さんと学習図鑑打ち合わせ。こちらも何だかんだあって遅れぎみだ。T森さんから、「年末が近づいているので、なるべく巻きで資料集めお願いします」と言われた。はい......。
12/09
10:00、愛車ボンゴフレンディをいつもの関東マツダ葛飾青戸店へ持ち込み、車検をお願いする。こちらについては後日、整備手帳で詳述します。
12/10
15:00、電車で高田馬場へ。手塚プロでプロデューサーのI藤さんと手塚治虫公式ホームページの企画打ち合わせ。読者参加型の企画を強めたいということでアイデアを出し合う。
その打ち合わせの中で Twitter の話になり、I藤さんはTwitterにハマっているんだそうで、「黒沢さんもぜひやってみてくださいよ!」と薦められた。んー、でも mixi もそんなにハマてないしなぁ......と最初はあんまり乗り気じゃなかったんだけど、やってみないことには面白いかどうかも分からないから、とりあえずやってみることにする、と返事した。
手塚プロを出て電車で東銀座へ。昭和通沿いの喫茶室ルノアールで、いそっぷ社社長S藤さんと待ち合わせ。先日、電話で話をした際に、年の瀬のあいさつがてら食事でもしましょう、という約束をしていたのだ。
ルノアールで近況交換をした後、S藤さんの案内で行ったのはバングラデッシュ料理のお店。バングラデッシュ料理というのを食べたのは初めてかも知れないけど、だいたい皆さんが想像つくとおりインド料理に近い感じ。だけどナンのように窯で焼いた平たい円盤状のパンは韓国のチヂミのようにモチモチしていたり、カレーのスパイスもインド料理とは微妙に違っていて興味深かった。バングラデッシュ料理、なかなかイイです!!
そして、中でもとりわけ感動したのがこのシェマイという料理。そうめんのような細い麺を牛乳で煮たものなんだというが、な、なんとその風味が、昔給食で出た脱脂粉乳のミルクの香りそのままなのだ!! うわー、あの香りにこんなところで再会できるとは~~~っ!! 実は食べてるときは、すぐに何の香りに似てるのかが思い出せず、「この香り、どこかで嗅いだ気がするんですよ~」と言ってたんだけど、後から「そうだ! アレは脱脂粉乳ミルクの匂いだったんだ!!」と思い出したのだった。
シェマイ! 脱脂粉乳世代の皆さんバングラデッシュ料理を食べる機会があったときは、ぜひ注文してみてください。懐かしさで涙がちょちょぎれますょ!! シェマイ!!
投稿者 黒沢哲哉 : 2009年12月11日 18:14
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