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2008年10月 7日
締め切り4連チャンをクリア
9月26日、『龍のおんな』第2話の原作が完成、メールで編集部へ送って仕事がひと段落した。
夜は久々にテレビで映画などを見て過ごす。
来月6日までにあと2本の締め切りがあるけど、まだ時間もたっぷりあるし余裕で間に合うはずだった......。
が!
そう思っていたところへ、「別冊漫画ゴラク」編集のSさんからおよそ1年半ぶりに電話があった。実は2年ほど前にぼくがSさんに読んでもらったマンガのプロットがあったのだが、そのときは残念ながら作品にはならなかった。それが今回、その企画にぴったりのマンガ家さんがいたということで、急きょ日の目を見ることになったのだ。
翌日、Sさんが柴又まで来てくださり、柴又ジョナサンで打ち合わせ。その場で箱書きをつくり、さっそく原作を執筆することになった。
けど、10月6日までにはあと2本の締め切りが......。
とりあえず、大急ぎで1本目の締め切りである「G-Diary」の連載コラムに使用するおもちゃを集めてデジカメで撮影する。続いてすぐに原稿を執筆......しようと思っていたところへ、小学館クリエイティブのM村さんからメールが届いた。添付ファイルで小学館の学習図鑑のレイアウトが送られてきて、1週間くらいで本文を書いて欲しいという。
うわー、半月で締め切り4本になってしまった。これは完全にオーバーフローしちゃってるぞ。
ともかく、資料が揃っていてすぐに取りかかれる学習図鑑の本文を執筆。3見開き分を仕上げたところで、こちらを中断し、「G-Diary」のコラム原稿に取りかかる。
10月2日、「G-Diary」の原稿が完成。とりあえずこれは約束の日にメールで編集部へ送ることができた。
すぐに次のミリオン出版の読み切り作品の原作執筆に取りかかり、3分の1ほどを書き上げた。
10月3日、午後、電車で神保町へ。小学館出版局を訪ね、編集部で学習まんが人物館の企画打ち合わせ。編集のM山さんから、今回作画をしていただくマンガ家さんを紹介していただいた。初めて組ませていただく方だけど、ひじょうに意欲的でバイタリティのある方で、絵柄も楽しくて、一緒に仕事をさせていただくのが楽しみだ。こちらは年内いっぱいが締め切りなのでとりあえず打ち合わせだけ。
その後、「別冊漫画ゴラク」編集のSさんに電話を入れ、すずらん通りの喫茶店Folioで、昨夜練っておいた読み切りマンガのプロットの打ち合わせ。
帰宅後、ミリオン出版の読み切りの原作もまだ書きかけだけど、打ち合わせをしたばかりの「別ゴラ」の読み切りマンガの原作の方を先に書くことにする。こういう場合、テストの答案と同じで、すぐに進められる方を先にやるのが、複数の仕事を効率よくこなすコツなのだ。
10月5日、「別ゴラ」の読み切りの原作第1稿が完成。ファックスで編集部へ送る。
すぐにミリオン出版の読み切りの原作に取りかかる。
夜、「別ゴラ」のSさんから電話があり、基本はOKとのこと。一部修正を依頼されたが、そちらは8日まででいいという。
そこですぐに頭を切り替えて、再びミリオン出版の原作の続き執筆を再開した。
10月7日、ミリオン出版の読み切りの原作第1稿が完成。メールで編集部へ送る。
夜、編集部のW邉さんから電話があり、第1稿でOKとのこと。分量が少しオーバーしているが、それは編集部で調整してくれるという。
と、これが現在までの近況です。
まるでずーっと息を止めて潜水泳ぎをしていたような息苦しさの中で走り続けた10日間でした。まだ小学館の学習図鑑の原稿(残り半分)や、ミリオン出版の記事原稿なども残っているんだけど、大物が片付いたので、背中を火であぶられるようなジリジリした焦燥感や不安はなくなりました。ふーーーーー。
投稿者 黒沢哲哉 : 2008年10月 7日 20:29
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コメント
お疲れ様です。う~、読んでいるだけでコッチもお腹痛くなりそうです。
締め切りのプレッシャーは…イヤですねぇ…(;_; ))(( ;_;)
僕も何度か複数連載していた時期がありますが、なかなか頭の切り替えが出来なくて苦労しました。
そんな時、原案作家さんやライターさんの存在はものすっごくありがたかったです。
あらかじめプロット、叩き台を作っておいてもらえると本当に仕事しやすかったです。
そういいながら色々と直して描いてしまいましたが…。
投稿者 遠山 光 : 2008年10月 8日 01:30
>遠山 光さん
あー、やはりわかっていただけますか~(^_^;)。
ネームの段階も同じだと思いますが、最初から正解が決まって
いるわけではないので、そこがつらいんですよね。早く仕事を
進めたくても、アイデアが出なければ時間だけがジリジリと過ぎ
ていくという……(^_^;)。
行き詰まったときは、思い切って1日おくとポッといいアイデアが
出たりするんですが、時間がないとそれもできないし……。
で、実は6日締め切りだったのが、ひそかに7日に上がってたり
します。
遠山先生の作品のように、読んでてテンポがいいマンガほど
実はネームのときの苦しみは相当なものなんだろうとご推察
いたします(;一_一)。
お仕事がんばってくださいませ!!
投稿者 黒沢哲哉 : 2008年10月 9日 14:17
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