2008年7月 8日
オレンジングな初夏
11:00、電車で神保町へ。小学館クリエイティブのW辺氏と企画打ち合わせ。
その後、W辺氏にインドカレーの店でランチをごちそうになり、電車で京橋へ移動。
14:00、近代美術館フィルムセンターで開催中の「ぴあフィルムフェスティバルの軌跡vol.1」から、プログラムNo.4『ORANGING'79』(1979年8mm、監督/今関あきよし)と『スバルの夜』(1979年8mm、監督/山田勇男)を見る。
先日、guestbookで教えていただいたのですぐに前売券を購入していたのだ。レポートはしなかったけど、6/25に上映された同じプログラムも見ているので2回目だ。
観客は、今回も前回も満員とはいかなかったのが残念だった。今はフィルムセンターもあまり混雑しないのかなぁ。ぼくが学生だったころは、いつも1~2時間前に並ばないと入れなかったんだけど。
で、久々に見た『ORANGING'79』だけど、今回見て感じたのは、この映画、あの1979年という時代を実にビビッドに切り取った映画だったんだなぁ、というコト。
集英社文庫の看板の前で語り合う三留まゆみchanと田代クン。早朝は牛乳屋さんの自転車が配達に走り回り、江ノ島にはジャパニーズローカルテイストたっぷりの「マイアミ海岸ステージ」が建てられている……。まるであのころの空気がそのまま封印されているようだ。
残念だったのは、今回上映したフィルムはデュープだったということで、当時の鮮烈なカラーがかなり色あせていたことだ。現代のデジタル技術をもってしても、これをオリジナルの色に戻すことはできないのかなぁ。でもいいや、ぼくの記憶の中では、あの鮮やかなオレンジ色の風景に変換して再生しちゃうから。
さて、今度はいつこの映画と再開することができるんだろうか。
ちなみに、会場にはいそっぷ社社長のS藤さんもいらっしゃっていて、その後、喫茶店でお茶をした。実は先日の単行本の取材の際にこの上映のことを話してお誘いしていたのだ。S藤さんも映画好きだから、こんど映画の本の企画でもプッシュしちゃおうかしらん。
17:00、S藤さんと別れて九段下へ。ミリオン出版ロビーで『ナックルズ撃』編集長のT根さんと読み切りの原作打ち合わせ。16ページものなのでそれほど大変ではないが、ほかの仕事との兼ね合いが心配。
投稿者 黒沢哲哉 : 2008年7月 8日 00:43
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