2007年12月18日
運転免許の更新
今年は運転免許の更新の年なのだ。誕生日が12月だから、毎回、忙しい年末の時期に更新することになるんだよねー。
しかしそれでも最近は簡単になった。昔は受け付けを始めてから免許が発行されるまでに3時間くらいかかったから、どこかで時間をつぶしたりしなければならず、半日がかりだったのだ。
それよりもっと昔は即日発行じゃなかったから、新しい免許証は更新したその日には受け取れず、古い免許証の裏に有効期間延長スタンプを押してもらって、後日試験場まで取りに行くか、郵送してもらわなければならなかった。
ま、そんな昔話はともかく、車でいつもの江東試験場へ向かった。ところが、駐車場が満車で置く場所がない。以前は試験場の隣が広い民間の駐車場だったんだけど、今はそこが意味不明なプロムナードになっていて、近くに20台くらいしか駐められないコインパーキングが1か所あるだけなのだ。
仕方なく目的地を変更。本所警察署へと向かう。最近は優良ドライバーは指定警察署でも免許の更新ができるのだ。しかしここも周辺の駐車場になかなか空きが見つからず、結局、ちょっと離れた路地裏の超狭いコインパーキングに駐めることになった。隣の車にぶつけられないか心配……。
ともかく、本所警察署で免許の更新を行い、講習ビデオを見て無事に新しい免許証を受け取った。
ところで、昔はこの講習ビデオもかなりイカした内容で、素人演劇かコントのようで、思わず笑っちゃうものだった。あるときなど、登場人物のデフォルメが恐ろしくひどくて、全員基地外じゃないかと思えるビデオがあって、あれはあれでぜひもう一度見たいものだと思っているのだが……。
それが最近は有名芸能人が出演していて、ドラマ部分にも手間とお金をかけ、プロが製作しているようで、なかなか見ごたえのある「作品」となっている。
今回は福留功男アナウンサーが司会と解説をつとめていて、再現ドラマもテレビの「警視庁24時」風な緊迫した展開で、フツーに楽しめたのだった。
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ちなみに手元に11年前の平成8年に取得した免許証があったので、今回の免許証の顔写真と並べてみた。けど、たいして面白くはなかったですね。もうちょっと激変してるとか、あるいは全く変わってないとかだったら面白かったんだけど。
投稿者 黒沢哲哉 : 03:29 | コメント (7) | トラックバック
2007年12月16日
マジックディナーショウin京王プラザホテル
17:30、車で新宿の京王プラザホテルへ。今夜はここでウイザードイン主催のマジックディナーショウドリームクリスマス オブ マジックが開催されるのだ。ぼくは柴又の幼なじみの友人Y子さんを誘って出席することにした。
ウイザードインには、以前ぼくが原作を書いたマジックマンガ『マジック・マスター』(作画/阿白宗可、「月刊少年ガンガン」連載)でマジックの監修をしていただき、現在もその縁で、ウイザードインの若手メンバーによって柴又のおもちゃ博物館で毎月マジックライブをやっていただいている。
しかし去年はこのディナーショウにも出席しなかったので、ウイザードインのイベントを見るのは実に2年ぶりのことである。
車だったので、少し早く会場に到着すると、かつてお世話になった懐かしい面々が受付をやっている。また、お客さんの中にも見知った人がいっぱい。皆さん、ぼくのことを覚えててくださって感激ですぅ。
間もなく、現地待ち合わせをしていたY子さんが仕事を追えて銀座から駆けつけて合流した。会場に入って席に着くと、何と中央最前列でした。ワーイ!!
そして始まったマジシャンの面々の演技。久々に見ると、金森駿くんや、遠藤大河くんら若手マジシャンの技術の上達が著しいことに驚いた。
会場でお会いした知り合いのマジシャンに聞いたところでは、マジシャン仲間の間では金森くんの評価が高かったが、ぼくは遠藤くんのパフォーマンス力の向上に目をみはった。かつて遠藤くんは基礎的な技術と熱心さは人一倍強かったけど、演技が硬くて損をしていたのを知っているから、そんな彼が今夜はステージを大きく使った演技をしていたのが実に気持ちよく頼もしく見えた。
何だかみんな成長してるんだなぁ……と思ったり、緒川集人さんや小林恵子さんの懐かしい定番の演技を見せてもらったりすると、かつて一緒に渋谷の事務所やハリウッドや箱根で熱い打ち合わせをしていたころのことなどが思い出されて、ステージとは別のところで熱いものがこみあげてきてジーンとなってしまうのだった。
それと、今回久々に一観客としてステージを見てあらためて思ったのは、ショービジネスの世界に生きる人って素敵だなー、って事だった。
観客の立場からすると今夜のディナーショウは現実を忘れて楽しむ一夜限りの夢なわけだけど、ステージの上に立つマジシャンたちにとってはそれが仕事だから、もちろん明日もあさっても続くのだ。当たり前だけど。でも、何だかそれって、いつまでも覚めない夢の中に生きているという感じがして、マジシャンって素敵な仕事だなぁ、と思ったわけなのです。
そんなドリーマーたちと過ごした『マジック・マスター』時代の5年間は、ぼくの人生にとっても、また今の仕事にとっても大切な栄養となっている。
そんな仲間たちとまたいつか仕事でもコラボレーションできたら最高ですね!
投稿者 黒沢哲哉 : 00:03 | コメント (6) | トラックバック
2007年12月 8日
手塚治虫ファン大会に参加
11:30、電車で九段下へ。今日は北の丸公園内の科学技術館で手塚治虫ファン大会が開催されるのだ。
かつて手塚治虫が健在だった頃には、毎年ファンクラブの主催でファン大会が開かれていて、ぼくもほぼ毎年出席していたんだけど、その後、ずっと中断されていて、去年からまた久々に再開されたのだ。
あいにく去年は参加できなかったけど、今年は早々に往復ハガキで申し込みをして、この日を待っていた。
地下鉄九段下駅から徒歩7分。開場時間の10分ほど前に到着すると、すでに行列が出来ていた。
座席は指定席だったので、焦らずに整然と入場。参加者400人全員にカレンダーとバッジとハンドタオルが配られた。太っ腹である。
プログラムは映画評論家の石上三登志、アニメーション作家の鈴木伸一、手塚プロアニメーターの小林準治らによるトークショーなど、多彩なゲストがステージに立ち、貴重な映像を見ながら楽しい話が聞けたり、クイズ大会があったりと、盛りだくさんで、何と13:00から始まって18:00までという長丁場!!
かなり疲れたけど、実に楽しい時間でありました。
ちなみにクイズ大会は全員参加で、○か×かの2択問題が次々と出題され、不正解だった人から脱落していき、最後に残った人に賞品が贈られるというもの。もちろん手塚ファン歴35年のぼくとしてはかなり意気込んでいたわけだが、何といきなり2問目で脱落。情けねーーー!!
その2問目の問題というのは「ヒョウタンツギは、手塚治虫の妹が考えたものである」というもの。ほぼ全員が○と答えたが、ぼくは×を選択。結果はもちろん……○!???? んなばかなーーーーーーー!!!!
ヒョウタンツギの仲間でブクツギキュとかママーというキャラクターがいて、それが手塚治虫の妹が考えたキャラだということは知っていたのだが、ぼくはヒョウタンツギは手塚治虫自身が考えたと記憶していたのだ。
「フフフ、いきなり2問目で引っかけ問題かよ! これはのっけからかなり減るな、かわいそうに」などとほくそ笑んでいたぼくだったが、かわいそうなのはぼくの方だった。うわぁぁぁん!!
後でちゃんと手塚治虫のエッセイを読んで確かめねば。
しかしその後もけっこう難しい問題が続き、結局、15問出題されて最後まで残ったのはわずかに3人。その3人でジャンケンをして優勝が決まった。優勝者には、来年1月金の星社から復刻版が発売される「鈴木出版版 手塚治虫全集」全10巻(3万3600円)が贈られるという。
会場運営には手塚プロのスタッフが総出で当たっており、旧知の人もたくさんいたからそれぞれ挨拶をすると「事前に連絡をくれたら招待したのに」と言われたが、やはり手塚ファンとしては正規の方法で参加することにも意義があるのだ。
![]() ©手塚プロダクション |
そして19:00からは、希望者のみ参加の懇親会(参加費3500円)が開かれたので、ぼくはもちろんこちらにも参加申し込み済み。
ここではたまたま隣に座った参加者の方から声を掛けていただいて、その方から前回のファン大会の様子をうかがったり、有名な手塚マンガのスーパーコレクターの方を紹介していただいたりして、またまた充実した時間を過ごせた。
ただし参加者100名に対して料理の量が少なく、あっという間になくなってしまったのだった。
それにしても、本人が亡くなってもう何年もたつというのに、こうしてたくさんの人が集まり、そこに素敵な人の輪ができるということだけでも、手塚治虫は偉大です。
ちなみに左の画像は、会場でファンサービスをしていた鉄腕アトムくんとのツーショット。
投稿者 黒沢哲哉 : 01:40 | コメント (2) | トラックバック
2007年12月 7日
俺「半額にまかんないスカ?」マツダ「だが断る!」
今週月曜日、愛車ボンゴフレンディの車検のため、いつもの関東マツダ葛飾青戸店へ持ち込む。
前もって電話をしておいたので、サービス担当のB場さんがすぐに応対に来てくれた。
そこで俺。
俺「こいつ(フレンディのこと)はサー、俺にとって大事な相棒じゃん。いつでもクレバーな走りであって欲しいわけよ。でも新車からもう5年だからサ、今回は少し丁寧にやってもらいたいわけよ。整備を。あとこれとこれを交換して、あれをこーして......」
B場「いいんですかー、お値段けっこういっちゃいますよー」
俺「バカにしちゃいけないよ。金はあるんだよ金は!」
(その時、俺は高くても20万ちょいだろうと踏んでいた。通常、車検にかかる費用はおおよそ12万くらい。さらにブレーキパッドなど消耗品の交換がいくつかあっても15~16万。万が一、もう少し交換部品が増えても22~23万というところだろう......)
マツダ「お見それしました。では徹底的に整備させていただきます!!」
黒沢「あ、いや、あの、そんなに思いっきり徹底的にやらなくてもいいんだけどね」
B場「いいえ、大切に乗るお客様のために関東マツダ葛飾青戸店が総力を結集して整備させていただきますので!!」
黒沢「あ、そうですか......あはは......(もしかして俺、余計な見栄張っちゃったカモ......不安)」
そして水曜日、B場さんから携帯に見積もりの電話がかかってきた。
B場「ご注文の整備はもちろんやらさせていただきますが、実はですね、エンジンのガスケットの部分からオイルが漏れてるようなんで、ガスケット交換した方がいいみたいなんですが」
黒沢「いいよ、悪いところあるならやっちゃってよ(うっ、いくらだろう)」
B場「その場合、エンジンを開けるんでついでにタイミングベルトも一緒にやった方がいいと思うんですが」
黒沢「タイミングベルトも......(ゴクリ)」
(タイミングベルトというのは、エンジンのカムシャフトなどを動かしているベルトの事で、これがゴム製の場合、およそ10万kmで交換する必要がある。現在、ぼくのフレンディは8万7千kmくらいだから、まだ少し先でいいと思っていたのだが)
B場「本当はまだタイミングベルトは後でもいいんですが、今まとめてやった方が工賃がお安くなりますが」
黒沢「じゃ......じゃあ......やっちゃってよ(うはー)」
(ぼくのフレンディはV型6気筒エンジンで、直列4気筒エンジンより構造が複雑なので、工賃も倍以上かかるのだ。この時点で背中をイヤな汗が流れ落ちる)
B場「あと、それとですね......」
黒沢「まだあるんですか!?」
B場「タイミングベルトやるならウォーターポンプも交換した方がいいと思いまして」
黒沢「そ......そうだよね......アハハ......じゃあやっちゃってよ(涙)」
B場「その場合、ラジエタークーラントも抜けちゃうので入れ替えになりますが」
黒沢「や......やっちゃってよ(号泣)」
B場「でもってその場合の合計金額ですが......大体33万ちょいになります」
黒沢「しゃしゃんじゅうしゃんみゃんえん!??? あのぉー、それってもしかして半額にまかっちゃったりしないスカね~なんちゃってアハハハハ!!」
B場「だが断る!!」
黒沢「(号泣)ひーーーーやっぱり!!!」
ということで、本日、整備が完了し、車を受け取りに行った。心なしか走りがシャキッとしたような気がするが、本当のところは腕も心も涙で曇ってよく分からない......。
ってことで、整備リスト。
法定2年定期点検 | 23,940 |
安心コース車検整備 | 12,600 |
エンジン・シャーシ、スチーム洗浄 | 8,820 |
スパークプラグ(イリジウム)交換 | 10,710 |
Vベルト、ラジエターキャップ、ラジエターホース等交換 | 15,538 |
エンジンオイル交換 | 4,200 |
ブレーキフルード交換 | 5,080 |
(中略): | |
(中略): | |
(中略): | |
タイミングベルト交換 | 126,298 |
諸費用(自賠責保険、重量税等)合計 | 92,620 |
合計 | 330,884 |
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投稿者 黒沢哲哉 : 19:55 | コメント (8) | トラックバック
2007年12月 5日
消費期限ブッチついに柴又でも!!
最近の食品業界の消費期限偽装や表示偽装はとどまるところを知らないわけですが、今日、ネットを巡回していたらこんな記事を発見。
オリジン弁当の、消費期限を過ぎた食材を使っていた店名リストの中に……何と柴又店があるじゃないですか。ここって、たまに買ってる店だよ。
■2007年12月5日:お詫びとお知らせ 平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 弊社「オリジン弁当芝浦店」におきまして、一部の商品において自社で設定した期限を超えて製造、販売していたことがわかり、全店一斉調査を行いましたところ、下記店舗におきましても同様の問題が発生していたことが判明いたしました。 品質管理の徹底が十分できておらず、お客さまには多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 弊社ではこの事実を真摯に受け止め、改めて品質管理基準と社内ルールの教育を徹底し、信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 2007年12月5日 オリジン東秀株式会社 代表取締役社長 加栗 章男 記 1.該当店舗(20店舗) ○東京都(17店舗) ・芝浦店・一之江店・柴又店・目白駅前通り店・白山店・東伏見店・東武練馬店・西荻窪店・ときわ台店・田無店・上板橋北口店・下赤塚店・蒲田東口店・蓮沼店・笹塚店・代田橋店・池尻大橋店 ○千葉県(2店舗) ・姉ヶ崎店・京成津田沼店 ○神奈川県(1店舗) ・日吉店 オリジン東秀 株式会社ホームページより
※文中の文字強調は黒沢による |
ぼくは基本的には夕食はおかずを買ってきて自宅で食べてるから、外食や出来合いのお弁当を買うのは仕事が忙しくて夕食の支度をする時間がない時くらいだけど、それでも消費期限切れの弁当を食べた可能性があるわけだ。
まー、それで病気になったとかはなかったわけだし、実際に、腐ったものを出したりしたわけじゃないんだろうけど、やっぱそこは守らなくちゃいけないルールだろうと思うよね。
このオリジン弁当柴又店は、およそ1年ほど前に出来たんだけど、それまでほんの2件隣に地元のお肉屋さんが経営する小さなお弁当屋さんがあった。
ところがオリジン弁当ができて、こっちは24時間営業だし、店も広くてメニューも多くて注文しても品物の出来上がりも早いし、で、小さなお弁当屋さんはアッという間につぶれちゃったのだ。
スーパー進出で商店街が脅かされるのと同じようなチェーン店の強みをまざまざと見せ付けられたわけだが、そうやって客から選択の余地を奪った後でこんなことやられちゃ、ホント「あのね、オッサンわしゃカナワンよ」なのだ。
お店の人たちはキビキビ働いているように見えて、掃除も行き届いていて、店自体の感じは悪くなかったんだけど、その人たちに裏切られたと思うのが何より悲しい。