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2007年3月23日
ぼくがなぜおもちゃ博物館の店番をすることになったか(まとめ編その1)
うわー、1ヶ月以上も間を空けてしまった。
もう誰も読んでないかも、と思いつつ、ダイジェストで近況報告します。
複数の仕事が並行して進行していたので、内容ごとに分けて書きますね。
ということで、今回はまとめ編その1です。
2/19
19:00、柴又ジョナサンでWebショップ深夜倉庫の運営メンバーと定例会議を行う。
しかし今日はぼくが新たな提案を持ち出した。それは、現在運営中のWebショップだけでなく実際のお店を運営しないか、という話である。
といっても店舗スペースを借りて、そこに商品を並べて……と一からお店をやるわけではない。いまぼくがおもちゃを貸し出している柴又のおもちゃ博物館をお借りできたら、そこで何か面白い企画が展開できるんじゃないだろうか、というものである。
Webショップだと、実際にサイトを製作していないメンバーにとっては参加意識がいまいち薄かったため、みんなもこのアイデアに大いに乗ってくれた。
2/22
19:00、柴又の居酒屋で、柴又のおもちゃ博物館館長で、駄菓子屋柴又ハイカラ横丁の経営者でもあるKさんと会食をする。今日の主な話題は、おもちゃ博物館の展示品の並べ替えに関することだったんだけど、先日深夜倉庫のメンバーと相談したアイデアを話してみたところ、Kさんも大いに乗ってくださった。
そこで、展示品の再整理の話はそっちのけで、博物館のスペースを使って何ができるかという話で大いに盛り上がった。
2/26
19:00、再び柴又ジョナサンで深夜倉庫メンバーが集まり、Kさんの返事を仲間に伝える。
と、そこで、元ディスカウントショップ経営のK林くんから朗報がもたらされた。昔の仕事仲間からの情報で、倉庫整理のために新品のおもちゃの処分先を探している人がいるというのだ。欲しければそれを格安で譲ってもらえそうだという。これはおもちゃ博物館でのイベントにも使えそうだ。もちろんキープしてもらうことにした。
3/2
11:30、車でK林くんを拾って、埼玉県某所の倉庫へ行き、処分したいというおもちゃを見せてもらう。かなり高価なものから、時期はずれのものやほとんどガラクタ同然のものまで、ピンキリで2トントラック1台分くらいある。
そんな大量のおもちゃをどこへ置いたらいいか全くアテはないが、とりあえずまとめて譲ってもらうことにした。
3/4
11:00、柴又のおもちゃ博物館へ出勤。実は、今月からぼく自身がテスト的におもちゃ博物館の受け付けで店番に立つことにしたのだ。というのは、実際に博物館で接客をしてお客さんの動向や営業中の館内の雰囲気などを把握し、ここでできるイベントの可能性を模索する予定なのである。
とりあえずノーギャラだけど。
いやー、しかし、学生時代にアルバイトはいくつもやったけど、接客のバイトは一度もしたことがなく、ましてやレジスターなど触ったこともない。しかしまー、何とかなるでしょう(笑)。
結果、レジの打ち間違えが2回あったけど、何とかこなせました(笑)。とりあえず、初めてのお店屋さんごっこ(?)は、物珍しさであっという間に終了したのでした。
今後、暫定的に毎週日曜日は、ぼくが博物館で店番+学芸員として受け付けに立ってますので、皆さん、遊びに来てください。入場料は幼児から大人まで一律おひとり様200円でございます。
3/6
11:30、K林くんの車とぼくの車2台連ねて埼玉県の倉庫へ。おもちゃをこの2台に詰め込めるだけ詰め込んで、柴又まで2往復。とりあえずぼくの書庫になっているアパートと、K林くんの仕事場の事務所や実家の軒先などに押し込む。
結局、この日1日では終わらず、3/8に再度、ぼくの車で3往復して、残りのおもちゃをぼくの家とK林くんの家へ詰め込んだ。それでも入りきらない分はおもちゃ博物館で預かってもらうことにして、ようやく全てのにもつの行き先がきまったのだった。
3/10
K林くんの紹介で、アマチュア演芸グループのリーダーであるS賀さんという方を紹介していただく。S賀さんのグループは、落語や色物の演芸をやる人たちが30人以上集まっており、老人ホームなどで慰問を行ったりしているのだという。そこで、博物館に併設されたイベントスペースで何かやってもらえないだろうか、という提案をしていたのだ。
この日、博物館のイベントスペースを下見したS賀さんには大いに気に入っていただき、さっそく話を持ち帰ってメンバーと相談してくれることになった。
3/11
おもちゃ博物館で2度目の店番に立つ。さらにこの日から、アイデアを少しずつ投入し始めた。まずは博物館の一角を縁日風に仕立てるアイデアのひとつとして、カタヌキを始めた。1回200円でカタヌキをやってもらい、うまく抜けたらぬいぐるみをあげるというもの。そのぬいぐるみはもちろん、K林くんルートで仕入れてきたものである。しかしこの日はあいにくの雨でお客さんが少なかったのが残念。来週に期待しよう!! しかしそれでもふたりのお客さんがカタヌキをやってくれた。ふたりともかなり惜しいところまで抜けていたので、オープン記念ということで特別にぬいぐるみをプレゼントした。
3/18
おもちゃ博物館で3度目の店番。午前中は出足が悪かったが、午後2時を過ぎたころからお客さんがどんどん増え出した。館長のKさんの観測によると、昨夜のテレビ東京の番組「出没!アド街っく天国」で、同じ葛飾区の町お花茶屋を特集していたので、お花茶屋へ遊びに行った人たちが、その後、柴又へ流れてきたのではないかという。
結局かなりの人数でにぎわい、カタヌキもたくさんの人にやっていただいた。
3/19
19:00、柴又ジョナサンで深夜倉庫メンバーのK林くんと、ぼく、そして博物館館長のKさんをまじえて、本格的にビジネス展開をするための打ち合わせを行う。
ここでもさまざまなアイデアが出された。面白いアイデアでもお金がかかる場合もあり、全てをいっぺんに始めるのは不可能だけど、少しずつ柴又の名所として盛り上げられたらいいと思う。
3/21
新宿区にあるマジシャンの事務所・ウイザードインへ行く。この事務所の代表である柳田昌宏さんには、ぼくが原作を書いたマジックマンガ『マジック・マスター』で監修をしていただき、5年以上の長きにわたってお世話になった方だ。
今回、このウイザードインにも、おもちゃ博物館の企画にマジックで協力していただけないか、と相談にうかがったのだ。
柳田氏はとても乗り気になってくださって、ぼく自身が不安だった部分についても、逆に励まされてしまうほどだった。
柳田氏もさっそく所属マジシャンたちに話を振ってくれるということになった。
最初はちょっとした思いつきから始まったプロジェクトだったけど、いろんな人を巻き込んで、いよいよ後戻りはできない段階に入ってしまった。さて!
投稿者 黒沢哲哉 : 2007年3月23日 01:34
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コメント
いつもみてるんすけど更新がなーかなかされないんすよねぇ
こまった こまった ふはぁっ ふはっはぁー(爆)
投稿者 猫三郎 : 2007年3月23日 06:58
>猫三郎さん
すいませーん(^_^;)。
なるべくこまめに更新するようにいたしまする。
どうか今後もごひいきに!
投稿者 黒沢哲哉 : 2007年3月24日 02:23
あははー。中々更新されないですね。
でも更新されたら見てますよ。
私の夢はマンガ博物館の館長なので、
(出来たら展示する本にサインしてくださいね?)
後学の為にも、柴又のおもちゃ博物館行きたいです。
場所はどこですか?
過去ログに載ってたらすいません。
mixiのコミュも手塚治虫の本を書いてる方が入って、
盛り上がってますよ。
是非一度見にいらしてください。
投稿者 りぼん : 2007年3月24日 06:07
>りぼんさん
おもちゃ博物館は、帝釈天参道にあります。柴又駅から帝釈天へ向かうとすぐに見えますよ。ぜひいらしてください。
別項で書きましたが、久々にマンガ評を依頼されて手塚治虫の作品についても書くことになりました(1作品ごとの字数は寸評程度ですが)。やっぱ手塚マンガは読み返すと気持ちが高揚しますね!
ぜひまたコミュにも立ち寄らせていただきます!
投稿者 黒沢哲哉 : 2007年3月24日 23:42
※スパムコメント対策のため、しばらくの間、コメントを承認後公開設定とさせていただきます。
投稿いただきましたコメントは確認後に公開させていただきますので、しばらくお待ちくださいm(__)m。
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