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2005年12月12日

6年前に引退したパソコンから......

PC120574.JPG
右がFM-V BIBLO 475NL/Tです。本体の分厚さと液晶画面の小ささが時代を感じさせますね。
PC120576.JPG
当時、原稿執筆に大いに活用した、管理工学研究所の日本語ワープロ「松」の最終バージョン「松 Ver.6」を立ち上げてみた。ちょっと使ってみたが、すでに今の環境に慣れているために使いにくいこと!(笑)。

 いそっぷ社の原稿を書くのに、大昔に書いた原稿を参照する必要ができた。
 だが昔の原稿データは、当時使っていた古いノートパソコンに入ったままなのだ。もう使うこともないと思ってそのまま放置しておいたのだ。
 そこでその古いノートパソコンを物置きから発掘し、データをサルベージすることにした。

 そのマシンとは、95年夏に発売された富士通のFM-V BIBLO 475NL/T。ノートパソコンは白黒16階調の液晶が一般的だった当時としては、超高級品のTFTカラー液晶(VGA)を搭載し、340MB(GBではない!)のHDDを内蔵。メモリ8MB、CPUは486/75MHz。OSはMS-DOS 6.2 & Windows3.1プリインストール。
 発売当初は40万円以上したモデルだったけど、ぼくは型落ちとなった96年暮れごろに、秋葉原で25万円の特価で購入した。
 電源を入れてみると無事にMS-DOS 6.2/Vが立ち上がった。しかしこのノートパソコンはLAN端子などは当然付いていないし、モデムすら内蔵していないため、インターネットに接続するにも別途モデムを用意しなければならない。
 つまり標準で内蔵されているフロッピードライブだけが唯一の出力装置なのである。
 久々に2HDのフロッピーディスクを数枚用意し、それをいちいち入れ替え差し替えしながら、ThinkPad s30へガーコ、ガーコとデータをコピーする。
 1.44MBのデータをコピーし終わるのにおよそ1分。まったりとした時間が流れる。
 あ゛~っ、年末進行で、こんなことしてる場合ぢゃないのにっっ!!
 結局、貴重な2時間あまりを費やして、データの完全移行は終わった。
 それにしても、この旧マシンもまだ健在でもったいないですね。メカ的には全く問題ないのに、現在では性能的に低すぎて全く使い道がありません。

投稿者 黒沢哲哉 : 2005年12月12日 02:15

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コメント

我が家もインターネットを始めたときは、FMV-BIBLOを使っていました。新聞や雑誌への投稿文や年賀状もよくこれで書いていました。今は、箱に入って眠っています。
私と違って黒沢さんはお仕事でパソコンを使われているので、色々と大変ですね〜。
SOTECのノートブックを買ったときに、フロッピーを入れるところがなくて、ボー然としました(苦笑)。
話は少し前のことになりますが、私もホットケーキが好きです。
鎌倉に行ったときに、文豪たちが食べたというホットケーキを喫茶店で食べました。

投稿者 ブルーベリー : 2005年12月13日 11:59

富士通のパソコンは、一時、メーカー製パソコンの中でもパッケージングのうまさで独走してた時期がありますよね。
95~96年ごろにパソコン始めた人は、みんな富士通買ってたという……。
それから鎌倉あたりは美味しい名店がいろいろありますよね。昔、オートバイに乗ってたころは、鎌倉在住の友だちに案内されて、逗子にある焼きたてパンとケーキの名店とか、江ノ電の何とか高校前駅にほど近い海の見えるテラスが有名なイタリアンレストランとか、ツーリングを兼ねていろいろ行きました。ああっ、しかしどっちも店の名前が思い出せないっ!!(^^;。

投稿者 黒沢哲哉 : 2005年12月14日 05:54

はじめまして。
私も富士通の475NL/Tを使用していました。懐かしいですね。
購入したのは1995年の12月、標準小売価格が418,000円だったものが
169,000円(!!)に下がっていたタイミングで購入しました。同じフロアには
AppleのPerforma588も展示されて、木星やらが写った美しいデモが
いまでも印象に残っています。

475NL/Tはすぐに一太郎6.3をフロッピーでインストールし、秀丸エディタや
チューチューマウスなどのシェアウェアを入れて活用していました。トラックポイントが
案外硬くてマウス支援ソフトはとても助かりました。

また時代はwindows95。フロッピー版でインストールした後、ポータブルCDを購入し
DOS/V PowerレポートなどのCD付録を楽しんだり、まあ、いい時代でした。

Windows95に付属していたパソコン通信、The Microsoft Networkにも
加入し、このマシンで夜な夜なチャットを楽しんだのもいい思い出です。
このMSNで海外のシェアウェアの世界を知ることができたのもいい経験でした。

最終的にメモリを24Mbyteまで増設したものの、IE4.0のリリースとともにマシンスペックが
絶対的に不足していることを痛感し、主役の座をThinkPad535xに譲り渡しました。

投稿者 通りすがり : 2019年4月21日 09:42

大昔に書いたエントリーでしたが、コメントしていただきありがとうございます。475/NL-Tが発売されたころは、ちょうどTFTカラー液晶ノートPCの価格が、新製品が出るたびにぐんぐん下がっていた時代でしたね。当時使っていたフリーソフトやシェアウェアで今のWindowsに対応しているものは、いまも現役で使っています。秀丸もWinFMも現役です。
当時としては、新しいPCに変えるたびに性能がぐんぐん上がって喜んでいましたが、今にして思うと、あの低スペックでよく仕事をしていたなと思います。PCの歴史にも「古き良き時代」があったんですね。

投稿者 ろっく : 2019年4月21日 18:28

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