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2005年2月15日
江戸川乱歩の少年探偵団を特価で発見!
帰り際、グランデの並びの古書店の店頭を通ったら、視線の端で懐かしい空気を感じた。
「ん!?」と思って引き返すと、何と特価本の棚に昭和20~30年代に発行された少年向け推理小説が何冊も並んでいるではないか!!
焦って手に取ってみると、いちばん古かったのがエドガー・アラン・ポーの原作を江戸川亂歩が翻案した『世界名作 黄金虫』(昭和24年、光文社)で、あとは昭和30年代の光文社版とポプラ社版の江戸川乱歩の少年探偵シリーズや、ポプラ社のルパン全集など。どれも200円~300円の値札が付いている。中を見ると、名前が書き込んであったり、カバーの破れや綴じのゆるみがあったりして、程度は並下といったところだけど、それでもカバー付きでこの値段は珍しい。いや、あり得ない! ということで、まとめてガバッと抱えてレジへ向かった。
すると店主が、「お昼頃まで、『怪人二十面相』と『四十面相』も出てたんだけどねー、あなたより年配の人が喜んで買ってっちゃったよ」 と言うじゃないですか。
それでぼくが「えーっ、そ、そんなーっ(涙)」 とがっかりしたら、「カバーなしだけど、これ持ってってよ」 と言って、ポプラ社版の『呪いの指紋』を1冊おまけにくれた。
神保町の古本屋には高校時代から通ってるけど、特価本の棚でこんな掘り出し物を見つけたのは初めてです。
投稿者 黒沢哲哉 : 2005年2月15日 22:10
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