とにかく1台は急きょ買わなければということで、ぼくにしては珍しく事前にカタログスペックを調べることもなく買った VHS の普及機 SONY SLV-BX11。おかじま電器で 29,800円(税別)。普及機と言っても HiFiステレオと S-VHS の簡易再生は当たり前。ジョグシャトル、G コード録画予約対応など、前の機種にくらべればほとんどフルスペックと言っていい。一応 BS チューナー内蔵を選んだが今のところ BS 加入の予定なし(涙)。
 問題は、匡体がプラ製でペコペコ軽量なこと。コストダウンはわかるが、本体の振動はそのまま画質に影響するはずだ。もう一つの欠点は、録画予約をテレビ画面でモニターするため、いちいちテレビをつけないと録画予約できないこと。今のビデオってみんなそうなんですか?

 壊れた SL-F11 について、ソニーのサービスセンターに電話してトラブルの症状を説明すると、同機は 1984年に製造中止されており、部品保有数も少ないため直る可能性は恐らく20パーセントくらいだという。運よく直ってもまた壊れないとも限らないので、ベータのビデオデッキも新規購入することにした。
 ソニーは現在ハイバンドベータの機種を3タイプ販売し続けているが、その最下位モデルがこの SL-F205 だ。新宿ヨドバシカメラで 46,000円(税込)。デザインはすでに10年前のもの。機能も10年前に標準だった基本的なものしかついていない。そして最大のネックはモノラル録音であることで、SL-F11で2ヵ国語録音したテープを再生すると、主副音声が同時に再生されてしまう。こればかりはあきらめるしかなさそうだ。
 同時にビデオセレクターも購入したので、ヒマを見て貴重なテープをベータから VHS へ少しずつダビングしていくことに決めた。
 買ってから「同じソニーのビデオを2台買ってしまったが、もしかして1つのリモコンで両方動いてしまったらどうしよう!」と焦ったが、ちゃんと別々に動作した。ホッ。よかったー。

(QV-10Aで撮影)



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