『インデペンデンス・デイ』(1996年アメリカ作品)

原題/INDEPENDENCE DAY
監督/ローランド・エメリッヒ
主演/ウィル・スミス、ビル・ブルマン
カラーシネマスコープサイズ 146分
 実はこの映画も劇場で見てなかったから今回が初見だった。そして今日やっと、劇場公開当時、見た人の評価が賛否両論だった意味がわかりました。特撮の出来やスケール感の表現には文句のつけようがないんだけど、いかんせんストーリーが乱暴で強引すぎるんだよね。

※以下、この映画をまだ見てない人で、余計な予備知識を入れたくない人は読まないように
 例えば、(1)人間側の推論と偶然で話がどんどん進んでいくこと(異星人侵略物にありがち)。(2)異星人は50年前にも1度地球へ来ていることになっているが、その時は何をしにきたのか不明なこと(ここが不明だと、今回なぜ来たのかがもっとわからなくなる)。(3)異星人の宇宙船にノートパソコンでコネクトするのに、ぶっつけ本番で、いったいどんなインターフェイスで接続したのか謎なこと、などなど…。

 気になり出したもー止まらない(笑)。つまりは、このあたりを許せる人と許せない人で評価が分かれてしまうわけですな。でもってぼくとしてはシラケた部分が7で、素直に感動した部分が3といったところでしょうか。もう少しディティールを煮詰めて欲しかった気がするな。それと、展開上死ななくてもいい人が死んでしまうのも後味が悪い。

(1999/06/08)


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