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柴又名画座
No.113
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『マンハッタン無宿』
(1968年 アメリカ作品)
原題/COOGAN'S BLUFF
製作・監督/ドン・シーゲル
脚本/ハーマン・ミラー、ディーン・ライズナー、ハワード・ロッドマン
撮影/バッド・サッカレー
音楽/ラロ・シフリン
出演/クリント・イーストウッド、リー・J・コップ、スーザン・クラーク、ドン・ストラウド
カラー シネマスコープサイズ 93分
※柴又名画座のテキストとしたのはトリミング、日本語吹替版
アリゾナの保安官補クーガン(イーストウッド)が、ニューヨークで逮捕された殺人犯を、マンハッタンへ引き取りに行く。ところが、ふとした油断から犯人に逃げられ、クーガンの執拗な追跡が始まる!!
この作品、名前だけはもちろんずっと前から知っていて、見たいと思っていたんだけど、なぜか見逃がしていた、現代版ウエスタン風アクションである。
ドン・シーゲルの、体臭がムンムン臭ってきそうな男臭いアクションの、まさに真骨頂だ。ともかく、これがかの『ダーティ・ハリー』につながったというのもうなづけますね。
都会ズレした女たちが、田舎者のクーガンをバカにしながらも、メロメロになっていくあたりの分かりやすさは、まさに60年代男映画の常道で気持ちがいいぞ。
80年代のアクション映画監督は、ほとんどこのドン・シーゲルの演出の影響を受けてるんじゃないかと思うのだが、みんなオシャレに都会的にアレンジしてしまうから線が細くなってしまうんだよね。
因みに、今回テキストにしたのは日本語吹替版なんだけど、イーストウッドの声はもちろん山田康夫でありました。
(2000/03/18)
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