『用心棒』 (1961年 東宝=黒澤プロ作品)

製作/田中友幸、菊島隆三
監督/黒澤明
脚本/黒澤明、菊島隆三
撮影/宮川一夫
音楽/佐藤勝
美術/村木与四郎
出演/三船敏郎、仲代達矢、司葉子、山田五十鈴、加東大介、河津清三郎、志村喬
モノクロ シネマスコープサイズ 111分
 ぼくが黒澤映画の“凄さ”を初めて意識したのがこの映画だった。
 とにかく、舞台は小さな村の中だけという、その閉じられた空間の使い方が最高にうまい。それとあらゆるセリフの力強さ。ひとことひとことが耳に残るんだよね。
 ともかく、黒澤映画について中途半端に感想を述べてもしょうがないから多くは語らないけれど、ぼくの黒澤映画ベスト5に入る傑作である。
 黒澤時代劇では、この続編的作品である『椿三十郎』の方を評価する人の方が多い気がするが、閉空間を生かしきった構成の妙で、ぼくはこの『用心棒』の方がまとまりがあって好きである。

(1999/12/14)


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