午後、新企画社で打ち合わせ…。
 といっても、いま書いている単行本の企画ではなく、さらに別の新しい企画のお話なのだった。
 ということで、編集の佐々木さん(左)と荒木さんのおふたりと打ち合わせ。おふたりと仕事をするのは初めてなので、自己紹介をすると、なんとおふたりとも早稲田の出身であることがわかった。

マキノノゾミ戯曲集
「東京原子核クラブ」「フユヒコ」
企画・編集 小学館グループ(株)新企画社
発行 小学館 定価1,700円(税別)
 でもって、荒木さんが手にしているのが、荒木さんが最近編集をされたマキノノゾミの戯曲集である。1冊いただいたので紹介しますね。
 以下、オビの丸谷才一氏の推薦分から…、
『東京原子核クラブ』は、戦前から戦後すぐにかけての本郷の下宿屋の住人たちをあつかった、グランド・ホテル形式の戯曲。奔放で多彩な筋のなかでわが国原子力研究の歴史が語られ、昭和史に寄り添いながら、日本人の生き方、あるいは人類の運命と科学について考えようとする。
 マキノノゾミさんは花やかな才能の持ち主。芝居づくりの柄が大きく、伝統的な作劇術をきれいに身につけている。
 こんなふうに、まだ世に知られていない有望な新人を紹介し推奨するのは、文学賞の選考委員にとって一番のしあわせである。
(第49回読売文学賞 戯曲・シナリオ部門受賞『東京原子核クラブ』の選評より)
 ところで、その打ち合わせた仕事の方であるが、10月いっぱいには全体の構成をまとめるようなスケジュールだという。うーむ、10月いっぱいというと…エニックスの締め切りと、スーパージャンプ増刊の締め切りと…どひー。


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