エプソンのプリンタ PM-770C を抱えて修理に向かうミステリ評論家で翻訳家の森英俊くん(左)と、フリーライターの野村宏平くん。どちらも大学のワセダミステリ・クラブの同期で20年来のつきあいになる。
 森くんのプリンタは買って数日でいきなり紙詰まりするようになってしまったとのことで、エプソンのサービスセンターへ持ち込んだのだが、原因はすぐに判明した。エプソンの人の話では「PM-700系は、本体下面中央部分が強く押されるとほぼ100% 紙詰まりを起こしてしまうんです」とのことで「本体は必ず水平面に置いてください」というアドバイスを受けた。何でも森くんの書斎はデスクスペースが狭いため、プリンタを机から半分はみ出した状態で置いていたらしい。もちろん保証期間のため無償修理になったけど「本体下面の歪みが大きいため修理には1週間くらい要する」と言われてしまった。
 ぼくが PM-700C ユーザーで、野村くんは PM-750C、森くんは PM-770C と、奇しくもこの3人で3代の PM シリーズを愛用しているわけで、ためになる話が聞けたと喜んだ。EPSON の PM シリーズをお使いの方はぜひ注意してくださいね。くれぐれも設置場所は水平に。
 その後、森くんが秋葉へつきあったお礼にぼくと野村くんに夕食をごちそうしてくれるというので、その時間まで神保町の古書店街を歩くことにする。神保町はもちろんぼくもしょっちゅう歩いているけれど、ふたりが行きつけの店とぼくのなじみの店は微妙に異なっていて、めったに入らない店で掘り出し物を見つけたり、新しく巡回ルートに加えたい店を教えてもらったりと、まずまずの収穫が得られた。
 夕食は森くんの自宅に近い江戸川橋に戻り、インド料理をごちそうになった。そこでの話題は、先日、森くんが受賞した推理作家協会賞の話や、近々開かれる森くんの受賞パーティの話題がメイン。気の置けない仲間との会話に時間も仕事も忘れて(?)、帰宅したときには午後10時をまわっていた。


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