黒沢哲哉・村上和久両氏を囲む会
1998/12/19

デジタルカメラ撮影/根本直行氏

 このパーティは、上記の通り、ぼくの出版記念パーティと、ワセダミステリクラブのぼくの後輩で、先日早川書房を退社してフリーの翻訳家になった、元「ミステリマガジン」編集長・村上和久くんの独立記念パーティを兼ねていたのだ。画面左が村上くん。
 主催はワセダミステリクラブ(以下、WMC)で、ぼくや村上くんの同期前後の仲間たちが発起人となって企画してくれたものだ。

 司会は作家でWMC後輩の霞流一くん。彼の最近の著書、その名も『ミステリークラブ』(角川書店刊)は、レトロおもちゃがザクザク登場する江戸前お笑いミステリーの傑作で、懐かし玩具ファンは必見である。

 作家の秋月達郎さん(左)と、後ろ向きで残念、同じく作家の高瀬美恵さん。
 パーティは盛況で、年末の忙しい時期にもかかわらず1次会の参加者は約75人。WMCの先輩、後輩、出版社関係の方々、作家、翻訳家、評論家の皆さんにたくさん集まっていただきました。どうもありがとう!!

 現役の女性クラブ員から花束と記念品を贈呈していただいた。記念品は、幹事さんから事前にリクエストを聞かれていて、村上くんは英語の辞書を希望。ぼくは「応接間(ないけど・笑)に置ける名前入りの置き物がいい」とわがままを言い、それに合わせて高瀬美恵さんが選んでくださったのが、この時計であった。「黒沢哲哉様 鋼鉄都市アガルタ出版記念 1998年12月19日」と彫刻してあるのだ。

 そして、実は偶然ながらぼくは、この時計と同じものをもう1つ持っているのであった。それは、今年の1月23日に開かれた手塚治虫100年祭のときにいただいたもの。いつか応接間を持ったら、そこにこの手塚先生の時計とぼくの時計を2つ並べて飾るのだ(いつになるかわからないけどねっ!!)

 ということで、非常に楽しいパーティでありました。が、しかし、これはただ「初めて小説を書いた」ということで開いてくださっただけであって、決して作品の質的なレベルを評価されたわけではないことはぼく自身が肝に銘じておかなければならないことだろう。次はやっぱり何らかの社会的評価を得たことを祝ってのパーティを開いていただけるようにがんばらなければいけませんね。もうそんなことを言っていられるほど若くはないんですけどねー。
 ともかく、幹事の皆様、お疲れさまでした。そしておいでくださったゲストの皆様、ありがとうございました。
黒沢哲哉・村上和久両氏を囲む会

代表幹事:飯野文彦
司会進行:霞流一
幹事:清水賢治、野村宏平、森英俊、高瀬美恵、根本直行
パンフレット編集&デザイン:野村宏平


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