さっそく匡体を開けて、まずは簡単なCD−ROMの交換から。DECのPCは、匡体のカバーがワンタッチで開けられるようになっていてメンテナンスが楽なのだ。
そしてCD−ROMの交換は問題なく完了。手近かなソフトを入れての動作テストもあっさりクリア。
続いて買ってきた5.1GBのHDDへの換装だが、こちらはちとやっかいだ。起動ドライブの内容をそっくり新しいHDDに入れ替えなければならないからだ。
それと、OSが Win95 であるため、FAT16でフォーマットすると、2GBごとにパーティションを切らなければならない。そこで、ドライブ構成は下記のようにするしかないという結論に達した。
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■旧ドライブ構成■
- C:ドライブ(1.2GB)
D:ドライブ(1.6GB)
- ■新ドライブ構成■
- C:ドライブ(2GB)
D:ドライブ(1.6GB)
E:ドライブ(2GB)
F:ドライブ(1GB)
- 緑色が新たに購入したドライブで、D:ドライブはそのまま流用。
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しかしトラブルはこれからだった。以下、青い文字が順調に進んだ部分、赤い文字がトラブった部分である。
- 旧C:ドライブ&D:ドライブの内容を640MBのMO5枚に全てバックアップする。
- 本体からD:ドライブを取り出し、入れ替わりに新しいHDDを装着する。
- 新HDDを領域確保してフォーマットする。
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しかしなぜか1.6MBにしか認識してくれない。
- しばらく悩んだあと、BIOSの設定変更をし忘れていたことに気付き、設定変更をして立ち上げなおす。
- 今度は領域確保もフォーマットも順調に終わった。
- C:ドライブの内容を、DriveImageというソフトを使って丸ごと新HDDのD:ドライブにコピーする。
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ところが、せっかく2GBに増えたはずのD:ドライブが1.2GBのままである。ぼくがDriveImageの操作を誤って、ドライブのサイズまで同じにコピーするという操作を行ってしまったのだ。
- 再び領域解放→フォーマットを行って、今度こそC:ドライブの内容を丸ごとコピーした2GBのD:ドライブができ上がった。
- 旧C:ドライブ(1.2GB)を取り外し、そこへ旧D:ドライブ(1.6GB)を装着する。
- 新HDDも一度取り外し、ジャンパピンを動かして、新HDDを起動ドライブに設定して再起動。めでたく立ち上がった…
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が、音がでない。コントロールパネルでドライバ設定を調べてみると、サウンドカードのドライバにエラーマークが出ている。
- ドライバを一度削除してインストールしなおそうとしたが、サウンドカードが認識されていない。
- サウンドカードを一度取り外して差し込みなおすと、ようやく認識してくれた。うっかり触れて外れかけていたようだ。
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いいかげん何度も匡体を開けたり閉めたりしてたら、うっかりパネルに指をはさんで血豆を作ってしまった。
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でもって再起動したら、Windowsの起動音が最大ボリュームで鳴り響いて飛び上がる。すでにこの時点で深夜の2時を過ぎてるぞ。
- D:ドライブにギッシリ詰まっていたデータを半分くらい新しくできたE:ドライブに移動する。あー広々した。
- データを移動した各ソフトの設定を一つ一つ変更する。各ソフトの環境設定の他に、ショートカットの「作業フォルダ」の変更、バッチファイルの書き換え、マクロの書き換えと、けっこういじる場所は多い。しかしこれでようやく完成だ。
- 匡体を閉じてテーブルの下へ入れ、元通りに周辺機器を並べなおして、空き箱やマニュアルも片付けて…。
- コーヒーを飲みながら、新しいCD−ROMドライブで尾崎豊のエクストラCDでも見るか。
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と思ってCD−ROMドライブに尾崎を入れてみたのだが、動かない。CD−ROMドライブがそのものが認識されていないのだ。
- 再び、痛む血豆をかばいながら匡体を開け、各コネクタをチェックする。
- そして、原因はわからなかったものの、何度か再起動したら、なぜかようやく認識してくれるようになったのだった。あーよかった。
というわけで、ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
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