壊れた SL-F11 について、ソニーのサービスセンターに電話してトラブルの症状を説明すると、同機は 1984年に製造中止されており、部品保有数も少ないため直る可能性は恐らく20パーセントくらいだという。運よく直ってもまた壊れないとも限らないので、ベータのビデオデッキも新規購入することにした。
ソニーは現在ハイバンドベータの機種を3タイプ販売し続けているが、その最下位モデルがこの SL-F205 だ。新宿ヨドバシカメラで 46,000円(税込)。デザインはすでに10年前のもの。機能も10年前に標準だった基本的なものしかついていない。そして最大のネックはモノラル録音であることで、SL-F11で2ヵ国語録音したテープを再生すると、主副音声が同時に再生されてしまう。こればかりはあきらめるしかなさそうだ。
同時にビデオセレクターも購入したので、ヒマを見て貴重なテープをベータから VHS へ少しずつダビングしていくことに決めた。
買ってから「同じソニーのビデオを2台買ってしまったが、もしかして1つのリモコンで両方動いてしまったらどうしよう!」と焦ったが、ちゃんと別々に動作した。ホッ。よかったー。
(QV-10Aで撮影)