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< または日記 の・ようなもの >
2002.02


02/02/28
 仕事が激しく遅れてしまったため、やるべきことは山ほど貯まっているんだけど、今日は無理矢理オフに決めてしまった。先月、ネットオークションで購入して部屋に置かれたままになっていた日本ビクターの車載用ビデオデッキKZ-V10-Nを、パジェロに取り付けることにする。
 パジェロは車内がけっこう狭いので、いろいろと取り付け場所を検討した結果、後席のアームレストに縦置きで取り付けるのが最も良いと判断。取り付け場所の採寸をして、環七沿いのホームセンターへ取り付けステーを買いに行く。
 作業は、まず内張りを剥がして、電源線とオーディオケーブルをコンソール下から後席まで引っぱる。
 続いてアームレストのフタと中敷きを取り外し、その中に、デッキ本体を載せるためのステンレスプレートとショック吸収用のゴム板を敷いて本体を3cmほど浮かせる。デッキ本体の後ろ側(縦置きの場合は底部となる部分)にオーディオケーブルや電源線が差し込まれるために、底部に3cmほどのクリアランスが必要なのだ。
 ここまでは、オーディオケーブルがわずかに2cmほど届かなかったために配線の取り回しを再度工夫する必要があっただけで、ほぼ順調に進んだ。

 ところが、いざデッキ本体を固定しようとすると、何と、本体取り付け用のネジ径が合わないのだ!! 用意したオーディオ取り付け用の5mmネジでは太すぎ4mmネジでは細すぎる。そこで、急いで環七のドライバーズスタンドへ行ってみるが、ここにもオーディオ用のネジは前記の2種類しか置いてなかった。これはもしかしたらインチネジかも知れない。しかし今から秋葉原へ行くのもナァ……などと思い、試しに両面テープで仮留めしてみたら、これがなかなかしっかりしているじゃないか。ということで、あっさりネジ留めはあきらめ、デッキ本体とステーをあらためて強力両面テープで固定。そのステーをアームレストにネジ留めすることで取り付けが完了した。
 結果は、手で動かしたくらいではかなりの力を入れてもビクともしない。文句ない出来栄えとなった。さっそくの動作確認も問題なし。
 車用のパーツや、パソコン用周辺機器などを買うと、必ずといっていいほど取り付けに関してトラブルに見舞われるぼくとしては、たったこれだけのトラブルで取り付けが完了しちゃうとは、まったく自分でも恐いくらいである(笑)。

※その後、冷静に考えてみたら、パソコン用のネジがインチネジだったことを思い出した。車載デッキだったので、パソコン用のネジが流用できるかも知れないなんてことはすっぽり頭から抜けていたのだ。ま、いいや、もう付いちゃったから。

 しかし、まだ課題も残っている。それは、ビデオに付属するリモコンが小さくて非常に使いづらいことと、当然ながら、そのリモコンではナビやカーオーディオのコントロールができないことである。つまり、音量調節やビデオへの画面切り替えなどは、ナビのリモコンを使わなければならないのだ。
 そこで学習リモコンを探しに、再び環七へ向かい、大型家電店100萬ボルトへ行く。が、ここには自宅で使用している学習リモコン1機種しかなかった。この学習リモコンは、キー数が多く汎用性は高いのだが、ボタンが全部同じ形のため、タッチタイピング(?)が非常にやりにくいのだ。それに、車の中ではこんなにたくさんのキーはいらないので、もっとシンプルなリモコンが欲しい。
 と、隣を見ると、主なメーカー各社のリモコンコードがプリセットされた、汎用タイプのリモコンが安く売っているじゃないか。
「もしかしたらこれが使えるかもしれない」
 そう思ったぼくは、イチかバチかそれを買ってみることにした。
 会計後、自宅へ帰るのももどかしく、100萬ボルトの駐車場で開封し、さっそくビデオのリモコンコードをVictorに、テレビのリモコンコードをPioneerに設定、動作させて見た。が! ビデオデッキの方は問題なく動作したのだが、ナビとオーディオはウンともスンとも言ってくれない。ガーン、失敗だった……。車載テレビとカーオーディオは普通のテレビじゃないんだから当然と言えば当然かも知れないけど……。このリモコンは後でネットオークションで売ってしまおう……。

02/02/27
 終日、『マジック・マスター』の次回シナリオ第1稿を執筆。この回から新展開となるため、まだ未定のパラメーターが多く、本当に草稿といった段階である。今回もまだ先は長い。

 夜、完成した原稿をファックスでN川さんの自宅へ送る。

02/02/18
『HAIKARA事件帖』次回原作第2稿が完成。丸1日どころか4日もかかってしまった。疲れが蓄積されているため、集中力が続かないのだ。目も疲労度がピークになっていて、遠くの物にほとんどピントが合わない。車に乗った場合は、目を凝らさないと前方が見えないのだ。これは危ない。ということで、深夜にファミレスへ行くのも徒歩で行くしかいない。寒ッ!!

02/02/17
 13:00、三鷹駅で、ワセダミステリクラブの同期でフリーライターの野村宏平くんと待ち合わせ。駅前の劇場で友人の女性野崎絵美さんが主演する劇団爽の芝居『まつろわぬもの』を観る。

 ぼくや野村くんが野崎さんと知り合ったのはもう5〜6年くらい前なんだけど、彼女はそれ以来、公演の度に律儀にお誘いをくださっているのだ。

 15:00、駅前の喫茶店に入り、野村くんと久々に友人の消息等について情報交換をする。ぼくが「コンバットコミック」の編集をやっていた頃には、野村くんともしょっちゅう会っていたのだが、最近はごぶさたしているので、彼とも久しぶりである。

 16:00、喫茶店を出て、これからこの近辺の古書店を歩いてみるという野村くんと別れ、ぼくは電車で渋谷へ移動する。

 16:30、渋谷へ到着。いつもの東急ハンズ横の喫茶店ルノアールへ入り、持参したノートPCで、『HAIKARA事件帖』の原作の続きを執筆。

 17:00、センター街の奥にある、ライブハウスシアターD前で、小学館で仕事をしていた頃の仕事仲間だったフリーライターの早坂くんと待ち合わせ。本日は、ウイザードインが主催するマジックライブ「Wizzard's Night」があり、早坂くんもお誘いしてたのだ。

 21:30、ライブ後、早坂くんと一緒にファミリーレストラン不二家へ入り、久々に友人の消息等について情報交換をする。
 早坂くんとも、ぼくが小学館で仕事をしていた頃には、毎日のように会っていたのだが、ここ数年は全く会っていなかったので、実に久々だ。
また、早坂くんは、かつてネットオークションの達人として、雑誌で紹介されたこともある人物なので、今、ネットオークションにハマっているぼくとしては、いろいろと入札のコツなどをうかがった。

 帰宅後、『HAIKARA事件帖』の原作第2稿の続きを執筆。うーむ、現実は苦しい……。

02/02/14
 今日はバレンタイン〜♪ さてさて毎年恒例(?)今年の義理チョコの戦果は……!? snap photo

 それはともかくとして、午後、さっそく「オースーパージャンプ」編集のW邊さんから電話があり、修正箇所について電話で打ち合わせ。今回は前半部分だけをすでに先に送って読んでもらっているので大きなブレはなく、大筋はOK。だがそれでもディティールの修正には最低でも丸1日はかかりそうだ。

02/02/13
 深夜、『HAIKARA事件帖』の次回原作第1稿がようやく完成。e-mailでW邊さん宛てに送る。ふー、今回は長かった……。

02/02/10
 16:30、初台のファミリーレストラン・ロイヤルホストで「少年ガンガン」編集のN川さんと待ち合わせ。次回『マジック・マスター』シナリオ打ち合わせを行なう。
 内容に関する打ち合わせは比較的順調に進んだのだが、話の中に登場するマジックシーンに関して、監修者の助言が必要な部分が出てきた。そこでN川さんが携帯でウイザードインに連絡を入れると、柳田氏が、急きょ、打ち合わせに応じてくださることになった。

 18:00、バスでN川さんと共に、渋谷のウイザードイン事務所へ移動。『マジック・マスター』監修者の柳田昌宏氏を加えてマジックシーンの打ち合わせを行なう。
 ストーリーとしての面白さとマジックシーンのリアリティをどう調和させるかが重要なポイントだ。ぼく、N川さん、柳田氏、それに事務所のスタッフの意見もうかがいながら、マジックシーンのプロットを詰めて行き、およそ1時間半後、完璧なプロットが出来上がった。あとは、それを元に来週の中頃までに改訂版のシナリオを書き上げることになった。

 20:30、打ち合わせを終えたぼくは、ひと足早く事務所を辞した。が、N川さんは『マジック・マスター』の本誌記事ページを担当されているK合さんと電話でやり取りをしながら、まだ仕事は続くのだった。もちろんウイザードインの皆さんもまだまだ仕事たけなわといった様子。世間の3日連休なんて、ここでは全く関係がないのだった。
 ぼくも雑誌の編集やライターをメインに仕事をしていた頃は、そんな生活が当たり前だったから、別に珍しくもない風景だったんだけどね。最近はひとりで自宅やファミレスで原稿を書いていることが多いので、休日のこんな時間に会社で仕事をしている人たちがいるってことが、すごく不思議なことに思えてしまうのだ。皆様、ご苦労様です。

02/02/9
 午後、『HAIKARA事件帖』の原作が2/3を過ぎたあたりでどうにも筆が進まなくなってしまったので、書きかけたところまでをe-mailで編集のW邊さん宛てに送り、電話で打ち合わせをする。すると、ぼくがこだわっていてどうしても筆が進まなかった部分に関してW邊さんが適切なアドバイスをしてくださった。すると急に気持ちが軽くなり、同時にアイデアもふつふつと沸いてきて、それ以外の問題点も一気に解消してしまった。
 作家にとって編集者は、時にはこちらの都合も考えずに電話をかけまくってきて、安眠を妨げ、いままさに口へ運ぼうとしていた熱々のシチューを冷まし、ただ締め切りを催促するだけのうるさい存在となる。
 しかしこんな風に煮詰まってしまったときには、実にありがたい頼りになるかけがえのない無二の相棒、重要なブレーンとなるのだ(笑)。ありがとうW邊さん!!!

 夕方、そんなこんなでやっと筆が進み始めた『HAIKARA事件帖』の原作執筆中に、「少年ガンガン」編集のN川さんから、原稿督促の電話が入る。実は『マジック・マスター』の方も、今週明けまでに改訂稿をお渡しする約束になっていたのだ。
『マジック・マスター』の方も、これ以上遅らせるわけにはいかないというので、『HAIKARA事件帖』の執筆を一時中断し、『マジック・マスター』の次回シナリオ第3稿と、増刊号「ガンガンパワード」用のクイズコミックのシナリオ第2稿の執筆に取りかかることにする。

『HAIKARA事件帖』の方ももちろん遅れてはいるんだけど、筆が進まなかった原因が取り除かれさえすれれば、あとはひたすら書くだけのことなので完成時間の目途も立つ。W邊さんと里見さんにはご迷惑をおかけしてしまうが、しばしお待ちいただき、『マジック・マスター』に専念する。

 深夜、完成した『マジック・マスター』改訂第3稿と、増刊号用のクイズコミックのシナリオを、ファックスでN川さんの自宅へ送る。

02/02/8
 午後、先日ネットオークションで買ったノートパソコン用バッテリーがゆうパックで到着した。
 実は愛用しているノートPC IBM ThinkPad X20のバッテリーがそろそろ寿命に達してきたため、フル充電でも1時間半程度しか使えなくなっていたのである。さっそく充電を終えた新品バッテリーをX20に装着。ファミレスへ食事を兼ねて仕事をしに行く。

 15:00、いつものジョナサン柴又店で『HAIKARA事件帖』次回原作を執筆する。

 新品バッテリーは絶好調。いくら使っても残量メーターの目盛りが減らない。ファミレスのテーブルで同じ姿勢で原稿を書くのがとっくに飽きてきてもまだ30%以上残っている。ふー、新品のころはこんなに長持ちしたんだっけ……。結局、テキスト入力中心の使い方で4時間近く稼働させることができた。

 が……『HAIKARA事件帖』の原作はまだあまりはかどってはいない……。

02/02/04-7
『HAIKARA事件帖』の次回原作を執筆。ずーっと執筆。しかし今回はなかなか箱書きがまとまらず、四苦八苦している。終日パソコンに向かっているにもかかわらず、1日に10行くらいしか進まない日もあってけっこうヤバい感じである。うーむ。

02/02/01
『マジック・マスター』次回シナリオ第2稿を執筆。

 16:30、完成した原稿をファックスで編集部へ送る。

 22:30、車で西新宿のエニックスへ行き、「少年ガンガン」編集のN川さんと、いつものファミリーレストラン・ジョナサン中野弥生町店で、先ほど送っておいた第2稿について打ち合わせ。

 27:00、打ち合わせは4時間以上におよび、午前3:00過ぎにようやく終了。夏ならもう空が白み始めている時間である。しかし、この店は静かで気が散らずに打ち合わせができるため、ここで打ち合わせするといつもいいアイデアが出るのだ。今回も内容の濃い打ち合わせができ、ふたりとも充実した気持ちで帰路についた。


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